未来を輝かせる為の哲学。
私はある言葉を見つけ、
そこに未来を輝かせる為の哲学、
その存在を感じました。

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私がアヤックスに戻って最初に言ったのは、
「若い世代をうまく育てていないので、
フットボールが出口の無い行き止まりに足を踏み込んでしまった」
ということです。
もう路地でフットボール遊びをする子供たちはいませんでした。
私が子供の頃にはあった自然な習得の機会が失われていたのです。
何も昔に戻れと言うのではありません。
私が言いたいのは、
即興性、
迅速さ、
自由なプレー、
などをフィロソフィーとして、
子供たちを育てなければならないということです。

これはヨハン・クライフの言葉ですが、
サッカーということに限らず、
あらゆる組織、
そして社会が、
出口の無い行き止まりに足を踏み込んでしまう、
そのような閉塞感を生み出してしまうのは、

若い世代をうまく育てていないから。

そのことに尽きるのではないでしょうか?

社会にはフィロソフィー(哲学)が必要で、
そして、
その哲学とは、

自由を謳歌できる発想力、
迅速さを生む判断力、
即興性を生み出す基本力、

これを若者に身に付けてもらうこと、
そうであるように私は思います。

そのような哲学を有していない社会、
チーム(クラブ)というのは、
やがて必ず、
出口の無い行き止まりに足を踏み込んでしまう、
そのような閉塞感を生み出してしまう、
私はそう思います。

成熟した社会においては、
もはや自由に何でもできる場所というのは、
限りなくゼロに近くなっていきます。

道端でボールを蹴ることもできなければ、
公園でボールを蹴ることも禁じられ、
決められた組織の中でプレーしなければ、
その才能を見出してくれる目も、
そこにはありません。

現状の日本サッカーが抱える問題は、
日本社会の問題を、
そのまま映し出している、
私にはそう思えます。

エリートとして育成されてきた選手の、
基礎力の無さと、
発想力の乏しさ。

格差社会が生み出す、
才能を潰す行為。

この社会構造を抜本的に是正しなければ、
光溢れる輝かしい未来は、
見えて来ないのだと思います。

しかし、
クライフも言っているように、
だからと言って、
もう過去には戻れない訳であり、
また戻すことが良い事ではないはずであり、
今から日本を戦後の焼け野原の状態に戻すことなど、
ナンセンスであるとしか、
言い様がないところです。

そしてそれは、
日本サッカーにおいても、
同様であると思います。

ではいったいどうすれば良いのか?
ということでありますが、

私が考えるにそれは、

もはや人工的に、
自由なフィールドを作り出すしかない、

ということではないかと思います。

そこには何1つの垣根も無く、
出入りが自由で、
最低限の社会的規範しか存在しない、
そのようなフィールドを、
人工的に作り出す、
それが、
1つの解決策ではないかと思います。

そしてあらゆるスカウトの目が、
そこに注がれる、
それが重要ではないかと思います。

そしてその才能を、
個々のケースに応じて、
あらゆる手段をもって輝かせようとする仕組み、
それが最も必要ではないかと、
私は感じています。

日本サッカー、
そして、
日本の社会を見る時、
そこに最も相応しい、
素晴らしい才能を有した人材が、
全て集められているようには、
思えないところがあります。

「若い世代をうまく育てていないので、
フットボールが出口の無い行き止まりに足を踏み込んでしまった」

このクライフの言葉、
全てにおいて、
置き換えることができ、
全てにおいて、
真理であるように思います。

そこに必ず存在していなければならない、
輝く為の哲学、
それを忘れてしまっては、
絶対にいけないのだと、
私は思います。


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【2008/07/07 11:45】 | 育成・技術・練習論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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