「私には理想のサッカーも、完璧なチームもない」 オシムの言葉21
 どんなチームを作りたいですか?
 私には理想のサッカーも、完璧なチームもない。
こういうチームをつくる、と決めてしまうと、それ以上にはならない。

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<自分がイメージしている自分は、
本当の自分ではないかもしれない>



おそらく、
多くの皆様が、
俺(私)はそういう人だから、
という自分に対する自分のイメージ、
それを持っているものだと思います。

何が得意で何が不得意か、
どこが長所でどこが短所か、
薄々であっても、
ある程度は把握していることだと思います。

自分のことを知り、
きちんとセルフプロデユースをする、
それは大切なことですよね。

それが上手くいっている人が、
成功しているのだと思います。

しかし、
その自分が把握している自分、
本当にその通りの人間なのか、
一度疑ってみるというのも、
何かのきっかけになるのではないでしょうか?

イビチャ・オシムは、
私には理想のサッカーも、
完璧なチームもない、
と言っていますが、
つまり、
理想的な姿など百万とあって、
完璧な姿など、
固定概念に過ぎない、
ということだと思います。

逆に言えば、
自分はこういう人間だと思い込んでいること、
それは、
ある種の理想や完璧の想像だと思うのですが、
それに固執し過ぎると、
可能性を次々に捨てることになるのではないか、
と私は感じています。

もしかしたら、
自分にはFWしか有り得ないと考えていても、
DFをやってみたら、
そちらの方がより成功するかもしれない。

もしかしたら、
日本のサッカーはこのようなものだ、
もしくは、
理想のサッカーや完璧なサッカーとはこのようなものだ、
と考えていても、
それはどのチームにも当てはまるとは限らない、
そのように思います。

そしてそれは、
戦力はもちろんのこと、
時代によっても、
変化するかもしれませんよね。

要するに、
固定化された理想や完璧な姿、
それを追うことだけが全てではなく、
その時その時によって、
与えられた課題に対し、
柔軟に対応してみる、
そのような考え方や生き方も、
大切なのではないかと、
私は考えています。

一本筋が通っている、
長所を伸ばし、
スペシャリストになる、
これは本当に大事なことですが、
しかし何か壁にぶち当たった時には、
少し寄り道をしてみる、
そのことによって、
新たな自分の発見、
新たな可能性の発見、
もしくは、
望む目的への新しい道、
それが見えてくることも、
あるのではないかと思います。

現状を良く認識し、
時には流されながら、
与えられた課題をポジティブに遂行してみる、
そうすることによって、
ガチガチになった自分を柔らかくして、
多角的に物事を見るようにする、
それは一見遠回りしているように見えるかもしれませんが、
実は近道になっている、
ということがあるのではないか、
と私は考えています。

ある意味、
理想を作らない、
完璧を求めない、
そうすることによって、
現実に柔軟に対応する力を身に付ける、
それが本当の理想であり、
求める完璧な姿である、
私はそのようにも思っています。

そしてそれは、
サッカーにおけるチーム作りでも同じで、
いかに柔軟にチームを作ることができるか、
固定化されたものに縛られないか、
枝葉末節の価値の落ちてしまった過去に縛られないか、
そこにいる人材に適合した、
千差万別の理想の姿を見つけることができるか、
それが重要であり、
有能な指揮官の能力である、
そのように私は考えています。


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【2008/07/19 11:45】 | オシムの言葉 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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