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今回は「若い世代の育成と個と組織」ということについて、
岡田ジャパンや反町ジャパンから考えたことを書きたいと思いますが、 しかし私の言いたいことは、 もう1年も2年も前にこのブログに書いており、 それは今でもバッチリ当てはまりますので、 それを掲載させて頂きたいと思います。 ぜひ御一読頂けると嬉しいです。 記事を読む前に、 ◎ サッカー人気blogランキング ◎ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ へのクリックをお願い致します。
まずは、
2007年8月27日にエントリーした、 「U−17日本代表 総括」 という記事からの抜粋です。 若い世代のチームにとって優先順位は「組織」と「個」どちらにあるのか? 私の答えは当然「個」ということになります。「人もボールも良く動くサッカー」ということで、全員が組織的に良く動いていることは解るのですが、育成段階の選手たちを集めたチームが、あまりに組織的なプレーを目指すのは間違いであるように思います。特にU−17というカテゴリーは、ほとんどが高校生の選手たちですから、今の段階で磨くべきは組織的なプレーではなく個のプレーであると思います。U−17代表がこの大会で試されるべきなのは、U−17日本代表というチームが強いか弱いかではなく、個々の選手が個の力でどこまでできるのか、ということではないでしょうか? そういう個の力をベースとせず、組織的なプレーに偏重した結果が、ナイジェリア戦やフランス戦の敗戦に出ることになり、予選敗退という結果を出してしまったのではないかと思います。ナイジェリアもフランスも組織的なサッカーはしていませんでした。とてもシンプルで個の力を見るようなチームでした。しかし、U−17代表というチームとしては、それが正しいように思います。このU−17日本代表から五輪代表に加えたいと思う選手がいたでしょうか? 残念ながら柿谷にも岡本にもそこまでの輝きは見られなかったと思います。「ユース」という名が付くカテゴリーは、その意義は「育成」にあるのですから、「個」よりも「組織」を重視してチームを作ることは、その意義からして間違いであると思います。良いサッカーをすることよりも、個を光らせること、それが「正しい若い世代の組織と個の関係」であるように思います。「組織」という土台に「個」を建てるのではなく、「個」という土台に「組織」を建てる、そういう発想で日本サッカーの構築と強化を考えなければならないと思います。 そして次が、 2007年8月20日にエントリーした、 「オシムインタビュー アジアカップについて」、 という記事からの抜粋です。 「(オシムが考える個の能力とは?)例えばタイミングを図る能力ですね。つまりチームプレーをしている時に、どのタイミングでドリブル突破するのか、どのタイミングでワンタッチパスを選択するのか、どのタイミングで周りを使うのか、その決断力が欠けていました。迷いがあったように見えました。私の指示にないものが、禁止されている雰囲気すらありました。日本の選手がこれまでいかに指導者に頼り切ってきたのかが分かります。そのため日本の選手は『自由』を理解しきれていない。当然チームには規律があります。その中で、どのタイミングで、どんなプレーをするのか、選手自ら決断することが『自由』です。例えば長い間監獄に入っていて突然釈放された人がいます。しかし、何をしたら良いのか分からない。そんな感じでしょうか(笑)」 大会中に俊輔が言っていたことと同じですね。「私の指示にないものが、禁止されている雰囲気すらありました」とオシムは言っていますが、これは、キリン杯の時にオシムが憲剛のプレーを怒ったことがありましたよね。ゴールを決めた後のパフォーマンスを考えていたとか、ヒーローになろうとしていたとか・・・。そういことが選手に影響を与えているような気がします。シュートするべきかパスするべきか迷った時に、やはりどうしても日本の選手は自分が監督から怒られないプレーを選択してしまいますから、結局パスが多くなってしまうわけですね。シュートを外して残念がられたくない。だからパスをする。「責任をパスする」わけです。それから『自由』ということに関してですが、100%自由という状況から最善のモノは生まれず、ある程度のルールや規律、制約と言い換えても良いですが、それが無ければ最善のモノは生まれてこないわけです。日本の選手は口々に「オシムは規律を何よりも重視する」というニュアンスのことを言いますが、そこに誤解があるのではないかと思います。つまり、規律というのはチームや組織がチームや組織として最低限成り立つ為に必要なものであり、その規律が100%であることは無いわけです。つまり、オシムは、個性を発揮してくれることを前提に厳しい規律を求めているわけですね。しかし、ここが外国人監督がカルチャーショックを受けるところだと思いますし、理解できないところだと思うのですが、日本人は本当に個性を発揮するのが苦手な民族なんですよね。個性の強い外国人選手の中で監督をやってきたトルシエにしてもオシムにしても、この日本人の「個性=我侭=協調性無し=悪」という考え方の根強さというものは理解に苦しむのではないかと思います。教育の場でも社会(会社・企業)でも、常に日本はダブルスタンダードで、建前では個性ある人材を求めているとアピールしながら、本音では個性の無い忠犬のような人材を求めているわけです。これはもう数年単位で解決できない日本文化の根本的な問題なので、例えオシムと言えども改善するのは難しいのではないかと思いますね。 「(日本が進むべき道とは?)総合的に考えると、個の能力における欠点を改善できれば、日本代表は更に進化するでしょう。そして、攻撃的なサッカーを維持しながら、どんな選手を選ぶべきかを考えなければなりません。もっとスピードのある選手やモダンなプレーをする選手を探す決断をするかもしれません」 そこでやはり生まれてくる考え方というのが「役割分担」という考え方だと思います。私はその支持者ですが、つまり、得点を取る選手はあなたですよ、と最初から決めてしまえば、もうその選手はそこから責任逃れできないですし、シュートを打って外しても周りから文句を言われない免罪符をその選手に与えることになり、それが日本人には適していると思います。「個の能力における欠点を改善」とは言っても、技術的なことだけでなく考え方の問題でもありますから、「役割分担」において与えられた役割だけを100%担ってもらい、余裕がある選手だけプラスαなことをやれば良い、という考え方が適しているように思います。攻撃的なサッカーを維持する為に、もっとスピードのある選手やモダンなプレーをする選手を探すかもしれない、ということですが、オシムの言うところのモダンなプレーというのが何を指しているのか分かりませんが、日本人はなぜ個性を発揮できないのか? オシムにはそこを理解してもらいたいと思いますね。それが理解できれば、日本人選手の活かし方や改善方法が自然と解ってくるように思います。 そして最後が、 2007年8月8日にエントリーした、 「育成:限界点を突破するには?」、 という記事からの抜粋です。 ワンポイント重視育成法:「スペシャリスト始点で能力を育成する」 これは、つまり、ある期間は1つのことだけを重点的に練習させ、他の事は一切やらせない、という育成方法のことです。スペシャリストの育成ということでもありますが、最終的にはそこだけに留まらない選手へと育成させていく第1段階とも言えます。例えばドリブル。ある選手にドリブルだけを練習させます。他のことは一切やらせません。とにかくあらゆる状況においてもドリブルだけで局面を打開するように練習させます。そこで磨かれていく技術やアイデアというものは、やがて他の技術にも応用できるようになります。吸い付くようなトラップはシュート体勢技術やパスの精度へ、相手の体重移動などを見抜く目は攻守のあらゆる局面で、スペースの見つけ方はオフザボールの動きへ、それぞれ応用が効くようになります。それはシュート技術、もっと特化してヘディングの技術であってもです。しかし、もちろんその技術を他の技術へと応用しようという意識が無ければ繋がっていきませんが、それは後々であっても指導することができます。つまり、1つの卓越した技術が他の技術を引っ張り上げる、という考え方ですね。また、そこから新しい技術やアイデアが生まれることもあります。応用とはそういうことでもありますからね。「使える」とはどういうことなのかと言えば、それは「使う目的が明確である」ということですから、まずスペシャリストであることが大前提であり、そこから派生的に他の能力を磨く、ということが段階的で有効的な育成方法であると考えています。 イメージトレーニング育成法:「智の育成」 これはその選手がある程度の能力を身につけた上での育成法となります。まだ技術や身体能力が未熟な選手にこれを課しても意味はありません。そういう選手にはとにかく実戦を積ませる方が意味があります。イメージトレーニングとは「真似」ということと「良いイメージ」という2つの面がありますが、育成の場合は「真似」という部分のことを指します。要するに、自分はどういう選手なのか、具体的にイメージを持つ、ということですね。どういう局面でどういうプレーをするのか、事前に具体的なイメージを持ち、判断の場面では迷いを無くす、ということでもあります。それができたときに、客観的に自分が見え、ゴールまでなどの具体的なイメージが自然と浮かんでくることになります。よく創造性とかアイデアとか言われますが、本当にその場の思い付きで、電球が点灯するようにパッとアイデアが浮かんでくるものではありません。それにはイメージが事前に浮かんでおり、それと状況がピタリと一致した時に浮かんでくるものであります。つまり、アイデアはイメージ(情報)の蓄積によって生まれてくる、という訳ですね。日本の選手にはこのイメージの蓄積が足らないと感じています。パターンは無限大ですが、よく現れるパターンというのは存在しています。一見無限のパターンに見えるものも、よく見ればあるパターンの派生でしかありません。日本の選手たちは、その対戦相手との試合で勝つイメージを具体的に描けているでしょうか? 得点を取るイメージを具体的に描けているでしょうか? 得点を奪われないイメージを具体的に描けているでしょうか? それが否だと思います。監督やコーチが具体的に描けていたとしても、選手が共通認識でそれを描けていなければ、ピッチで表現することはできません。育成段階において、常にそういうイメージを描かせながら練習させることで、その練習効果は2倍にも3倍にもなります。具体的なイメージを描かせながら練習なり試合をさせる、それが大切になります。 如何でしたでしょうか? 全て1年前に書いた記事の内容ですが、 今の方がしっくりきて頂けると言うのか、 理解して頂けることがあるのではないかと思います。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ への応援クリック投票をポチッと宜しくお願い致します。 |
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非常に考えさせられ、又、共感しております
はじめまして。おじゃまさせていただきます。
最近こちらを知りまして、少し読ませていただき、多くのことを 考えさせられたり、また、共感させていただいております。 全て拾うとキリがないので、かいつまんで書かせていただきます。 抜粋ばかりで非常に申し訳ないのですが、例えば、今回のテーマにおいては 以下のような箇所に、私は、特に興味を惹かれたり、共感できたりしました。 >「組織」という土台に「個」を建てるのではなく、 >「個」という土台に「組織」を建てる、そういう発想で >日本サッカーの構築と強化を考えなければならないと思います。 >決断力が欠けていました。迷いがあったように見えました。 >私の指示にないものが、禁止されている雰囲気すらありました。 >日本の選手がこれまでいかに指導者に頼り切ってきたのかが分かります。 >当然チームには規律があります。その中で、どのタイミングで、 >どんなプレーをするのか、選手自ら決断することが『自由』です。 >例えば長い間監獄に入っていて突然釈放された人がいます。 >しかし、何をしたら良いのか分からない。そんな感じでしょうか(笑) >シュートするべきかパスするべきか迷った時に、やはりどうしても >日本の選手は自分が監督から怒られないプレーを選択してしまいますから、 >結局パスが多くなってしまうわけですね。シュートを外して残念がられたくない。 >だからパスをする。「責任をパスする」わけです。 >シュートを打って外しても周りから文句を言われない免罪符を >その選手に与えることになり、それが日本人には適していると思います。 >つまり、ある期間は1つのことだけを重点的に練習させ、 >他の事は一切やらせない、という育成方法のことです。 >スペシャリストの育成ということでもありますが、最終的には >そこだけに留まらない選手へと育成させていく第1段階とも言えます。 >つまり、1つの卓越した技術が他の技術を引っ張り上げる、という考え方ですね。 >また、そこから新しい技術やアイデアが生まれることもあります。 >応用とはそういうことでもありますからね。「使える」とはどういうことなのかと言えば、 >それは「使う目的が明確である」ということですから、 >まずスペシャリストであることが大前提であり、そこから派生的に他の能力を磨く、 >ということが段階的で有効的な育成方法であると考えています。 >つまり、アイデアはイメージ(情報)の蓄積によって生まれてくる、という訳ですね。 >日本の選手にはこのイメージの蓄積が足らないと感じています。 >パターンは無限大ですが、よく現れるパターンというのは存在しています。 >一見無限のパターンに見えるものも、よく見ればあるパターンの派生でしかありません。 >監督やコーチが具体的に描けていたとしても、選手が共通認識でそれを描けていなければ、 >ピッチで表現することはできません。 >育成段階において、常にそういうイメージを描かせながら練習させることで、 >その練習効果は2倍にも3倍にもなります。 >具体的なイメージを描かせながら練習なり試合をさせる、それが大切になります。 何だか、ほとんど抜粋してしまいましたが、やはり、このような部分が、日本の課題であると 私も日頃からずっと思っておりましたし、少なくとも、このようなことを、特に強く意識的に 日本全体として見直して取り組んでいかなければ、あるいは、そのような文化や風潮を 少しずつでも作っていけなければ、やみくもに騒いだり嘆いたりあせったり無理に盛り上げようと したりしても、本当の意味で向かうべき方向に近づいていくことは難しいと思います。 余談ですが、私自身も子どもの頃は、学校の先生や親にほめられたがりな、いわゆる大人目線の 「おりこうさん?」でした(笑)。 まぁそれはそれで必ずしも悪いこととは思いませんし、 そういう中で、今の私として(いい意味で?)培われたかもしれない部分も、少しはあるのかも しれないかなとは思います(笑)。ただ、それでも、私自身、思春期頃から、それなりに 自分らしさ(自分自身への正直さ)というものもなるべく失わないように意識してきた部分も あるとは思っています(良し悪しは別の問題ですが)。 少し、私の話をしてしまい、主旨がそれてしまったかもしれませんが、上記のようなことを 日頃から意識してやっていけなければ、日本サッカーも、いつまでたっても、本当の意味で、 世界へ日本をアピールできたり、認めてもらえたり、本当の力がついて行ったりはしないと思います。 管理者の方も書かれてますように、まずは、こういったことに対して、国全体レベルで、 誤解に気づくこと、また、真実や効果的な成功方法を知ったり気づいたりすること、そして、 未来(長期・中期・短期)を見据えて、実際に土壌作りを進めていけること、 こういったことが、私のような末端のファンにまで伝わってきたり感じることができるくらいに 進んでいかなければ、現在のように迷走?したままで、思うようには強くなっていけない のではないかと思います。 長くなりまして、誠に申し訳ございません。 ただ、私としては、このようなしっかりとした意見や価値観をお持ちの方が一人でも多く いらっしゃっていることを知ることができたことは、大いに励みになりますし大変嬉しい限りです。 これからも、管理者様のペースで、日本サッカー界(など?)のために、直接・間接を問わず、 働きかけをされていただけましたら、私も一人の日本人サッカーファンとして、心強いことです。 素敵な考え方に触れることができ、私にとって、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。 本当にどうもありがとうございました。これからも、また、私なりのペースでぼちぼちと 楽しませて頂けましたら幸いです。それでは大変失礼いたしました。 客観者さん、コメントありがとうございます。
そうですね、自信が無い、ガッカリされたくない、能力の未熟さを露呈したくない、そういうことも含めて、責任をパスしてしまう。身に付いた習慣による無意識の行動であるように思います。 こんにちわ
真っ直ぐに事実を述べられておられて読んでいる僕もスッキリな心境です。ならエリア近くでボールを受けた日本人FWが反転したりトラップ一発でコースを作って打つのではなく、すぐパスを選択(後ろからの飛び出しも重要ですが)してしまうのも責任をパスしたいからなのでしょうか?
カルユーさん、コメントありがとうございます。
結局そこは、方針を明確にする、ということが大切なのだと思います。個の力が足りなくてアジア予選すら突破できないのであれば、その先が望めるとは思えませんので、そこで見直す、そのような明確な方針があれば、問題無いのかなと思いますね。何となく勝ってしまい、現状の実力、その立ち位置がうやむやになってしまうよりは、その方が良いのかなと思います。 非常に難しい問題ですが、
まずU17代表の時点で個で勝負できる選手がいない日本特有の問題がありますね。 個で勝負するにはある程度の身体能力が必要になりますが、どうしても日本人の大型選手では早熟が出にくく、大器晩成になりやすい傾向があります。日本協会は大型選手のピックアップに熱心ではありますが、例年のU17代表はかなりチビッコ軍団ですね。となるとやはり密集して複数でそして動いてが最有力な手段になるのはある意味正しいのかなと。 城福さんのときのメンバーで個を全面に出していたらアジアも勝ち抜けないのでは? 例えば小学生チームなんかに多い、4−3−3にしてSBは前を追い越さず守備専門。ウイングは戻って守備をしないで攻撃専念にした形ならどうしても個でなんとかせざるを得ないシステムになりますね。ただそれでは勝負ということを考えると日本人の特性では難しいと思います。育成の段階であっても、経験を積むには大会で勝利しなければならない。ここが結論のでないところであります。 フランスリーグでの松井や中田浩二が1対1が生命線のリーグでプレーし続け、二人の個人能力は間違えなく上がっていると思いますが、トップチームならまだしもユースの段階でのああいう形は本来なら日本でも理想なんですけどね。 |
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