S広島vs川崎F 「結果内容共に広島が上回る」
試合 :08’天皇杯5回戦
開催日:2008年11月15日
結果 :サンフレッチェ広島勝利
スコア:「2−0」
得点者:青山 森崎浩

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○ サンフレッチェ広島 「天皇杯に強し」

FW:高萩 
MF:柏木 森崎浩
MF:服部 森崎和 青山 リ・ハンジェ
DF:槙野 ストヤノフ 森脇
GK:佐藤

J2に降格してからは、試合を全く観ていないので、この試合を見た限りの感想でありますが、昨年に比べて、かなり守備組織が整備強化されてきたなぁ、という印象ですね。中盤の人数の多さも活かして、どんどん前からプレスをかけ、押し込まれた場合でも、7枚かそれ以上の人数がゴール前にしっかり戻り、そこでのカバーリングの意識も高い。そして、そこからのカウンター攻撃という形が、明確に見て取れました。
昨季は、守備において、その個々のパフォーマンスも、組織としてのパフォーマンスも悪くて、充分な攻撃力がありながら、結果としてはJ2に降格してしまった訳ですが、昨年の天皇杯では決勝にまで進んでいますし、今季は既にJ1昇格を決めているということで、まあ、戦力的に見れば、どう見てもJ2で戦うようなチームではないこと、誰の目にも明らかだと思いますから、このように、現実的な戦い方、現実的なチーム作り、それをペトロビッチ監督が昨年もJ1リーグで実行していれば、ということかなと思います。
DFラインにおけるビルドアップ能力、これは確かに必要で、重要ではありますが、しかしそれも充分な守備力を有していることが前提とならなければ、その威力はチームの力にならない訳ですから、これは鉄則かなと思います。また、DFが攻撃参加する場合でも、まだリスクを背負って攻撃しなければならない状態ではないならば、何の保障も無く攻撃参加してはならない訳で、ただDFラインのビルドアップ能力を求めたり、多くの攻撃参加を求めても、一見、攻撃的でスペクタクルなサッカーに見えるだけで、実際は、自滅型のサッカーでしかない、そのように私は思います。
サンフレッチェ広島には、ぺトロビッチ監督には、このまま、この試合のようなサッカーを、J1リーグでも見せてくれること、期待したいですね。


○ 川崎フロンターレ 「全体的に守備組織不足」

FW:チョン・テセ
MF:ヴィトール・ジュニオール ジュニーニョ レナチーニョ
MF:谷口 田坂
DF:村上 伊藤 井川 森
GK:植草

川崎の場合は、攻撃では高い能力を持っているブラジル人トリオが、どれだけ守備でもチームの為に献身的にプレーできるのか、攻守の切り替えを早くプレーできるのか、それがポイントになっていると思いますが、それがこの試合では悪かったかなと思います。
憲剛、寺田、川島、このボランチ以下の主力選手たちが代表で抜けていますから、それによる苦しさというのはあったと思いますが、それでもこの試合のデキというのは、とても悪かったなぁと思います。
この試合では、ボランチのところの守備、もっと言えば、CBとそれを囲むボランチとSBの守備、ここが稚拙であった訳で、しかしそれは、前述の3選手が不在であることとは関係無く、彼らがいても、J1リーグで優勝争いをしていても、そこが川崎の不安要素であることには変わらなく、但し、その原因が、そのポジションの選手たちだけにある訳でも無く、やはり、中盤のブラジル人選手たちの守備への助けが無いので、そのような状態を引き起こしていると、私には感じます。
川崎のブラジルトリオは、もちろん、自分がそのボールに絡んでいれば、守備をすることもありますが、少し距離が遠かったり、そのボールに自分が絡んでいないと、タラタラと歩いているだけで、献身的に守備をしませんから、後ろの「4−2」と前の「3−1」の間に広大なスペースを作ってしまい、そうなってしまえば、後ろの「4−2」はズルズルとDFラインを下げるしかない訳で、いかに人数的には揃っていても、相手に主導権を握られながら攻撃され続ければ、この試合のような結果は当然であるように思います。
例え南米の選手でも、ブラジルの選手でも、一流の選手は守備をサボらないし上手い訳で、本当にチームとして、ブラジル人選手を3枚使うことがベストであるのか、それは考える必要があるのではないかと思います。それでも彼らが、この試合でもそうでしたが、2点取られても3点奪うだけの破壊的な攻撃力があるならば、そしてそれが、常に発揮されるならば、ある程度守備に関しては目をつぶることもできるのだとは思いますが、この試合のような結果に、結果として終わってしまうならば、監督としては、どちらの方向性に進むのか明確にした上で、それに向かってチームを作っていくということ、急務であるように思います。もしどうしてもブラジルトリオを起用していきたいのであれば、彼らに厳しく、守備意識を植え付けること、それが絶対的に必要であると思いますね。


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【2008/11/15 17:50】 | 天皇杯・ナビスコ杯 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
frontaさん、コメントありがとうございます。

やはり日本人監督には、外国籍選手に対して、甘やかすような傾向がありますよね。日本人選手には厳しいハードワークを要求するのに対して、外国籍選手には大きな自由を与えるところが、傾向としてあるように思います。
しかし、それならそれで、1つのチーム作りとしてはありますが、その場合には、守備を免除される選手というのは1人、多くても2人、であろうと思いますので、やはり現状の川崎は、どのようにチーム作りをするのか明確に方針を定め、それに添って形を作り上げていくこと、それが重要でありますよね。
【2008/11/16 01:53】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
川崎は全くその通りだと思います。
ブラジル人トリオの去就に気を遣ってか、守備意識への厳しき指導やサイドを使用する意識付けが不足しているように思います。例えそれがジュニーニョであっても厳しさを見せるべきだと考えます。または、ドイスボランチにして、前線を1枚外すことを考えるべきかもしれません。
代表3選手不在の戦力差は確かに感じましたが、憲剛を頼り過ぎる戦術が仇となっているように感じます。展開するパスがほとんど憲剛だけでは、勝ちきるのは難しいと思います。ミランのように憲剛を中盤の底に下げドイスボランチにするのか、ブラジル人トリオに守備をさせるのか、チームの方針を明確にする必要があると思います。
【2008/11/16 00:40】 URL | fronta #-[ 編集] | page top↑
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