東京ヴェルディをデータも使って分析。
最終節を残して現在16位。
ジュビロと勝点では37で並んでいますが、
入れ替え戦圏であり、
17位のジェフも勝点35でありますので、
自動降格も危ぶまれる状態となっています。

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○ データ

勝点37 33試合10勝16敗7分 38得48失 得失差-10

シュート:403
被シュート:394
CK:142
FK:575
PK:3(3)
被PK:3(3)
ファール:610
イエロー:77

得点率:1.151
失点率:1.454
シュート決定率:0.094
被シュート失点率:0.121

前後半別得点(得点率):前半:17(0.447) 後半:21(0.552)
前後半別失点(失点率):前半:18(0.391) 後半:28(0.608)

得点者:ディエゴ11(1)・フッキ7・福西3・レアンドロ2・平本2・飯尾2・大黒2
    河野2・富澤1・船越1・柴崎1・和田1・那須1・土屋1・OG1

2点以上得点した試合:9
2点以上失点した試合:14


○ 分析

シュート数が特別少ない訳でも無し、被シュート数が特別多い訳でもない。しかし、得点数は第10位、失点数は第16位、であり、シュート決定率も被シュート失点率も悪い、これはやはり、攻守における個々の精度や威力に問題があり、決めるところで決められない、失点はアッサリ決められてしまう、という、下位に低迷するチームを象徴するような感じになっていますね。更に、他チームと比較して、ファール数が多い、警告数も多い、ということも、そうであるように思います。

そして、得点者のところを見ると明確ですが、そのほとんどの得点を取っているのはディエゴとフッキということで、その7点を取っているフッキがいなくなりましたから、もはやヴェルディで得点を取れるのはディエゴしかいないことが分かります。
最近3試合ではディエゴが不在であり、結果、3試合で1得点しか取っていません。但し、最近10試合でも、ディエゴがいたとしても、5点しか取っていませんので、攻撃がいかに機能していないかが分かります。
ヴェルディの場合は、ほとんどの試合、システムは「4−3−1−2」であると思いますが、このシステムの場合、攻守の鍵を握るのは、SHとSBである、そのように私は考えている訳ですが、いくつかのヴェルディの試合を観た印象としては、そのSHとSBに運動量が少なく、攻守の切り替えが遅い、その印象を強く持ちました。
そして、更に個別の選手で言うと、アンカーの菅原、左SBの服部、CBの那須と土屋、この4人に関しては、素晴らしく良いという訳ではありませんが、それなりに良いパフォーマンスを見せていると感じます。しかし、右SBの和田、SHの福西と柴崎、この3人に関しては、前述しました運動量と攻守の切り替え、そして、守備の粘り強さ、これを著しく欠いているように感じます。
その中で、特にSHに起用されている福西と柴崎ですね。この2人の攻守におけるパフォーマンス、運動量と攻守の切り替え、そして、守備の粘り強さ、これが低いというのが、この「4−3−1−2」というシステムを採用する場合には、攻守において、致命的な機能不全になっていると、私は感じています。
そもそも福西という選手は、SH向きの選手ではありませんし、どちらかと言えば、ダブルボランチにおける攻撃的な役割、これで活躍してきた選手でありますから、この福西のSH的起用(3ボランチだとしても役割的にはダイヤモンド型のSHと大きく担わなければならない役割は変わらない)は、起用適性を欠いていると思いますし、柴崎に関しては、能力的に少し問題があるかなと思います。また、富澤や大野をそこに起用することもあると思いますが、それでも問題は同じであると感じます。

結局、ヴェルディというチームは、守備では、SHやSBというポジションに適性や能力を欠き、攻撃では、そのSHやSBというポジションの不適正や能力不足ということにプラスして、攻撃的な役割を担う日本人選手たちの能力が不足している、ということで、これが低迷の大きな原因であるように思いますね。実際のところ、攻撃は、ディエゴさえ封じてしまえば、ほとんど威力を失うことが、データからも、実際の試合を観ても、明白なところです。

この時点で、ヴェルディは、3人に1人を戦力外、その中には、土肥、服部、福西、という選手も含んでいるようですが、さて、どうでしょうかね? 服部と土肥という選手に関しては、特に大きな問題点を感じませんし、福西に関しても、まだ起用方法によっては、充分戦力になる、そのように思います。福西は、3点ではありますが、日本人選手の中で最も得点を取っている訳でもありますしね。
そう考えると、この今の低迷は、その戦力外通告をした選手たちにあるのではなく、監督のシステム的なことも含む組織作りのヘタさ、そして、本当に強化すべきポジションの選手を獲得しなかった、できなかった、フロントを含む運営側のヘタさ、これに最たる原因があるように思います。


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【2008/12/02 12:23】 | J1クラブ分析08 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<優勝の可能性がある3クラブを昨年と比較。 | ホーム | 第32節終了時点でのA新潟とJ千葉を比較>>
コメント
nozさん、コメントありがとうございます。

やはり、その選手の適性を正しく見抜いて起用する、それは大事ですよね。仮に、チーム事情から、その選手に適性を欠く仕事をやってもらわなければならないとしたら、まあ、そういうことも多々あると思いますが、それを説得して、納得してもらい、その役割を果たしてもらう、そのような起用の仕方が必要かなと思います。監督には、そのようなことも必要ということですよね。
日本人監督が海外へ出て活躍する、経験を積む、それも早く必要ですよね。それが無いと、日本サッカーの未来も明るくないかなと、私も思います。
【2008/12/02 22:17】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
 MFには持久型の選手が多い中、福西は俊発型の選手のように思います。
 もともとはFWで、リベロをやったこともありますが、やはりボランチが合う選手。
 得点力もありフィジカルもあるため、いろいろ試したくなるのでしょうが、フィジカルではじき返し、攻撃時はFWを追い越して空中戦、アクロバティックなことも可、しかし戻ってこない。「動かないボランチ」として活躍できる選手。他にいない個性的な魅力の選手だと思っています。
 若手なら、違うポジション・得意でないプレーを要求し、成長を促す手法や適性を確認するということもあると思うのですが、ベテラン選手には適正なポジションで能力を発揮させてやるのが、良いのかなぁ?と思っています。そして、適性を見極めるのは監督の重要な資質だと思います。
 日本もアジアではいいレベルまで来てるのだから、そろそろ、日本人指導者も海外に出てコーチからでもキャリアを積むような人がJの監督に出てきてほしいなぁと思います。給料がいいのか一度出ると戻れない縦社会なのか、輸入だけで輸出がない。チャレンジし、結果を出している人が見当たらないように思います。
 日本の指導者が海外でも通用するところが見たいです。
【2008/12/02 14:59】 URL | noz #-[ 編集] | page top↑
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