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U−21代表は、これで中国戦に2連勝したわけですが、選手や監督の反応が「どうかな〜」という表情だったのが示すように、手応えというのは薄かったのかな、という感じです。
特に象徴的だったのは平山がゴールした場面。平山が「腕」でゴールした瞬間、反町監督が、頭を抱えるように下を向いたのが印象的でした。
控えめながら投げキッスをして喜ぶ平山。しかし、駆け寄り喜ぶ味方選手の姿もなく、反町監督の「う〜ん・・・」という表情。このゴールの瞬間、私の脳裏に過ったことと、反町監督の脳裏に過ったことは同じだったのではないでしょうか。それは、 「今の平山のデキで、結果としてゴールを決めてしまったことは、今後の平山にとってマイナスになるのでないか」 ということです。肉体と精神というのは密接に関係し合っているもので、今の平山の不振は「サッカーをなめてる」という平山の心にあるわけです。 アテネ五輪にもU−19世代から飛び級して招集され、マスコミにも若手ナンバーワン選手として取り上げられています。大学サッカーでも活躍し、ジュビロの誘いも無断で断るような形でオランダリーグへ移籍。ヘラクレスでも一年目から8得点は結果を残した方でしょう。 そして、そのヘラクレスを解雇されても、Jリーグのクラブからは多数のオファー。オシムからも名指しで期待され、北京五輪代表にも歓迎されるような形で迎え入れられました。 「サッカーなんて、ちょろいもんだよ」 そう平山が慢心しても不思議ではありません。と言うか、今まさに慢心しているのだと思います。ですから反町監督は平山に試練が訪れて、それで成長してくれることを願っていると思います。 しかし、昨日の中国戦では、デキ自体は全くダメだったのにも関わらずゴールを決めてしまいました。あれがセンタリングにピタリと合わせた素晴らしいヘディングゴールだったら諸手を上げて喜べるのですが、これで平山が再び、 「サッカーなんて、ちょろいもんだよ。少しくらいサボっても俺ならゴール決めらるし」 と思ってしまったのではないか、と心配するわけです。それが平山のゴールに、反町監督が頭を抱えてうつむいてしまった状況だと思います。 FWの人材が慢性的に不足している日本にとって、平山の成長は喉から手が出るほど望んでいるわけで、現実というのは思うようにいかないものです。 もちろん、これが取り越し苦労で、心配し過ぎであるならば万事OKなのですが、今も昔も、この「慢心」という敵でダメになっていった才能ある若手が腐るほどいたことを考えると、心配せずにはいられないわけです。 「U−19でもU−21でも関係なくオシムジャパンで活躍する選手が多く出てきてほしい」 それが全てのサッカー関係者と応援する者の願いです。昨日の試合の平山を「やっぱり平山は凄い」とか「平山はチームメイトから絶大な信頼を得ている」とか評価している記事を何個か読みましたが、僕には信じられません。それはただ単に、平山批判が多くなっていることへのくだらない「アンチテーゼ」に過ぎないと思います。「誉めて育てる」的な安易な育成は、その人の精神性を大人にしません。誉めるところは誉める、ダメなものはダメ、そういう判断の正しい指導者や周囲の大人が若者を一人の人間として育てるものです。 フル代表と違い、若い世代の代表選手の育成は、まず一人の社会人として、一人のプロのサッカー選手として精神的に大人にすることが必要です。今の日本のサッカー選手で、この選手は人格的にも素晴らしいと呼べる選手がいますか? 私は残念ながらいないと思っています。もしジーコジャパンにそのような選手が一人でもいたら、あのように「空中分解」することは無かったと思います。 テクニックやフィジカル的な育成はもちろんのこと。今の日本選手に一番足りないのは「精神的な熟成」と「知性」だと思います。ダメになりそうな時、仲良し集団ではなく、みんなでそれを支え合えるような「精神性のレベルの高さ」と、フィールドで発揮されるような「知性」が必要だと思います。 昨日のU−21代表の中国戦を見て、そして試合後の反応を見て思ったことは、システムや戦術の云々、個々の選手の動き云々よりも上記のようなことでした。 記事に賛同してくださる方。 記事が面白かったと思ってくださる方。 このブログを応援してくださる方。 他のサッカーブログを閲覧したい方。 人気blogランキング を「ポチッ」とよろしくお願いします。 |
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