第13節までの各クラブの総評と私見。[前編]
J1リーグは中断期間に入りましたので、
簡単にではありますが、
ここまでの各クラブの総評と、
私見を書いてみたいと思います。

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1 鹿島A 試合数12 勝点29 9勝1敗2分 得点18 失点8 得失点+10

まあ、やはり、鹿島は1試合少なくて勝点29、首位を堅守していますが、その失点数の少なさですよね。その次に少ないのが浦和ですが、失点12でありますから、1試合平均の失点数が1点以下なのは鹿島と浦和だけということですよね。得点の18というのは、G大阪が26で最多、以下、広島の24、川崎の23、新潟と磐田の20、そして、横浜と大宮と鹿島が18、という感じになっていますので、平均より少し上回る程度でありますが、これは昨年優勝した時とほぼ同じような感じで、しかし今季この13節までで昨季と異なるのは、勝ちが増えているということですね。昨季は第13節までに同じく12試合で5勝3敗4分でしたから、比較してここまでは、更に勝負ということに強くなっていることが分かります。まだこの先、ACLが決勝Tに入ってきて、やはり現在でも勝負強さは見せていますが、疲労というのは確実に選手に影響を与えていますので、そこを乗り切れるのかどうかでしょうね。しかし、中田浩二も復帰してきたみたいですし、小笠原も復調していけば、大迫という若手もいますし、そうやって常に戦力を保っていけるならば、今季も優勝と言うものには、最も近いチームなのかなと思います。とにかく安定していますからね。完全に黄金期のサイクルに入ったという感じもありますから、これは、ACL優勝ということも、大いに期待したいところです。

2 浦和R 試合数13 勝点25 7勝2敗4分 得点17 失点12 得失点+5

第13節終了時点で第2位の浦和レッズ。フィンケサッカーに変貌して、原口や山田直輝という若手選手の活躍も目立ち、J1の中でも注目のクラブですが、実は、昨季の成績はと言うと、第13節終了時点で、8勝3敗2分、首位でありました。実際昨季のこの時期と言うのは、鹿島が少し低迷している状態で、エンゲルス監督に交代して、レッズが勝利を重ねていた時期だった訳ですね。しかし、最終的には、浦和は中断明けから終盤にかけて低迷し、第7位という成績に終わりました。従って、フィンケサッカーの真価が問われるのは、この中断明けから終盤にかけて、と言うことになりそうです。昨季と比較して、第13節終了時点で、失点が1つ多く、得点が7も少ないということで、データ上の数字では、その内容の良さとは裏腹に、昨季を上回ってはいません。つまり、「浦和レッズ フィンケサッカーの正体」「浦和レッズ 『4-2-3-1』から『4-1-2-3』が理想的」、という記事で考察したように、ここから先、現状の守備力を保ったまま、いかに攻撃力や得点力を上げていけるのか、そこが課題となってくる、と言う訳ですよね。もちろん、今季の浦和と言うのは、フィンケ監督になって、サッカーの質自体の大幅な改善、そして、若手選手の育成、そこに着手している段階であり、常勝クラブへとなるべく、その基礎作りをしている段階に、今季入ったばかりでありますから、そこまで高い成績や結果というものを求めなくても良い、と言うことはありますよね。従って、そのような段階でこの成績は上々であると思いますから、中断明けも、そのフィンケ監督のチーム作りに注目し、期待していきたいと思います。

3 A新潟 試合数13 勝点22 6勝3敗4分 得点20 失点14 得失点+6

実はまだ今季は1つも試合を観れていないので、詳しいことは書けない訳ですが、昨季と比較して何が良くなったのかと言えば、確実に得点力ですよね。昨季は第13節終了時点で12得点16失点でしたから、失点数は大きく変わっていませんが、得点力は確実に上がっていることが分かります。やはり、ペドロ・ジュニオールが加わったこと、そして、そのペドロ・ジュニオール、大島、矢野、で構成している3トップが、確実に機能している、もしくは、そこに得点力がある、と言うことなのだと思います。山形や磐田もそうですが、どのような戦い方をするにしても、2トップでも3トップでも、そこが機能すると、やはり、チームと言うのは得点力が上がりますから、勝利や引き分けを増やすことが出来て、成績と言うのは上がってきますよね。例えばここに、現状低迷しているチームにとって、その改善のポイントとなるヒントがあるのではないかと思います。急にではありますが、チームの形が出来上がりつつある新潟と言うのは、この先に、更に確実に戦力を積上げていければ、なかなか面白いチームになりそうな予感がありますね。

4 川崎F 試合数12 勝点21 6勝3敗3分 得点23 失点15 得失点+8

今季も昨季に引き続き、決して良い内容のサッカーをしているという訳では無いのですが、浦和戦やFC東京戦で逆転勝利したりと、その爆発的な攻撃力というのは健在で、スルスルと順位を上げてきますよね。1試合少ないですから、それがもし勝利であれば、現在は第3位ということになりますので、やはり個の力が高いということは強し、と言うことなのかなと思います。昨季は、13試合で、6勝5敗2分、22得点20失点、やや失点は少なくなっているのかなとは思いますが、やはり、データ上でも大きくは変わっていないようです。何かこう、現状の川崎と言うのは、少し前のG大阪のチーム状態を思わせますね。と言うことは、その更なる躍進の鍵を握るのは、明神のような選手の獲得や出現、と言うことになりそうな気がします。そして、ルーカスのような、守備も献身的にこなしてくれる、攻撃力も有した外国籍選手、それもポイントになりそうですね。実は、この川崎のようなチーム、高い個の能力による攻撃力で強いチームが、ACLという舞台で、どこまで勝ち進むことが出来るのか、そこには1つの興味があります。また、遠藤は昨年のACLで輝きましたが、その同じポジションで同じ役割を担う、同じ日本代表選手である中村憲剛が、どこまでACLという舞台で輝けるのか、そこにも興味がありますね。そういう意味では、現状の川崎というクラブの戦いは、チームとしても個としても、そこに何かしらのサッカーに関する面白いテーマを与えてくれているような気がします。

5 G大阪 試合数12 勝点21 6勝4敗2分 得点26 失点16 得失点+10

昨年も第13節までの12試合で第8位、5勝3敗4分、18得点17失点、と言うことで、ACLでの好調さに比べれば低迷している訳ですが、得点力と言うのは、昨季よりも上がっており、現状では、川崎を抑えて得点数第1位となっています。これはやはり、主にはレアンドロだと思いますが、それに加えて、チョ・ジェジンを補強し、FW2枚に実績のある外国籍選手を獲得したという事が、確実に結果となって出ているのかなと思います。しかし、そのレアンドロが第12節で長期離脱の怪我をしてしまい、第13節では鹿島に「0-1」の敗戦ということで、この先に関しての不安は1つ出てしまっている状態かなと思います。そういう意味では、播戸が輝きを取り戻し(関連記事:播戸竜二 「速さの前には丁寧さや正確さが必要不可欠」)、二川、加地、この辺りの選手の復帰が待ち望まれますね。他のACLを戦っているチームと同様に、やはり、主力選手の疲労感というのは色濃い感じなので、この先に向けて、戦力が整ってくるかどうか、それが成績を左右しそうです。川崎と同じく、その攻撃力や得点力を失ってしまうと、チームの強さというのが出ないチームですから、特に攻撃的な選手の戦線離脱は、これ以上増えないように祈りたいところです。

6 S広島 試合数13 勝点20 5勝3敗5分 得点24 失点17 得失点+7

第13節終了時点で、得点24は、G大阪に次ぐ第2位。1点ですが川崎をも上回っています。そして、失点の17ですが、これは全18クラブ中、横浜と並んで8位ということなので、決して多過ぎるという訳ではありませんが、やはりその戦い方のスタイルの問題でしょうかね、「2-2」「3-3」「1-1」「0-0」「0-0」、というスコアでの引き分けが5試合程あります。結局、得点力があるので、追い付いて引き分けるという力はある訳ですが、逆に言えば、リードしてから守り切るという無難で老獪な試合の進め方が出来なかったり、失点を少し抑えようとする戦い方をするとスコアレスドローの試合になってしまったりして、簡単に言えば、安定感に欠けているということですよね。広島の場合、攻撃的を貫くのか、守備に少し力を注ぐのか、現状の結果ということを求めるならば、攻撃的を貫いた方が良いのかなとは思いますが、しかし、「サンフレッチェ広島に欲しい、リスクを冒せない時の戦い方」、という記事でも書いたように、この先の強さを求めていくならば、恒常的な強さを求めていくならば、少し守備の方に力を注いで、その中でも1点2点を奪って勝っていけるようなチーム作りをした方が、未来には繋がっていくのかなとは思います。そしてそれは、「サンフレッチェ広島に欲しい、リスクを冒せない時の戦い方」、この中でも書きましたが、別に攻撃性を捨てて守備的なサッカーをしろとか、カウンターサッカーにしろとか、そういうことではなくて、守るべき時間帯には守れる守備の強さをチームとして持とう、と言うことであります。流れの悪い時に我慢のサッカーができる、それは強いチームの条件でもありますので、そこにぜひチャレンジして欲しいなと思いますね。

7 名古屋G 試合数12 勝点19 5勝3敗4分 得点16 失点14 得失点+2

名古屋の場合は、昨年の運動量を多く必要としたサッカーから、もう少し大人の戦い方と言うか、老獪なサッカーへと変わろうとしていて、その改変の真っ最中であると思うのですよね。昨年のサッカーと言うのは、躍動感があって、素晴らしく魅力的なサッカーではあった訳ですが、シーズンの終盤という意味でも、試合の終盤という意味でも、パフォーマンスが継続しないということがありましたし、今季はACLも戦うということがありますから、その改変への模索自体は良い判断だと個人的には思っています。やはり、名古屋にはタイトルが欲しいですからね、良いサッカーよりも勝てるサッカーに、と言うのは、理解出来るところがあります。従って、Jでは第13節終了時点で中位の成績となっていますが、ACLでは初出場ながら予選を突破している訳で、もう少し我慢して見守りたいところですね。但し、1つだけ気になっていることがあって、それは、少し運動量を抑えた老獪なサッカーを志向しようという部分で、しかしそれは、戦い方として効率性を高めようということである訳ですが、その意識が、プレーの緩慢さという部分に出てしまっているところがある、と言うことであります。効率的に、と言うのは、力をセーブしようと言うことだけではなく、攻守のポイントを見極めて、その見極めによってスタミナのロスを少なくしよう、無駄な疲労を生まないようにしよう、と言うことなので、例えば、バイタルエリアやチームとして設定した守備ゾーンでは100%、120%の力でプレーしなければなりませんし、また、ダヴィへの縦パス一本の攻撃であっても、それが決定的なチャンスになりそうな時には、後方からしっかりサポートに厚く押し上げていかなければならない、と言うことなので、そこは意識や考え方として、もう少し改善しないと、この先に向けて、悪い方向へ流れてしまう懸念はあるかなと感じています。

8 清水S 試合数13 勝点18 4勝3敗6分 得点13 失点14 得失点-1

引き分けが6と言うことで、これは下位に低迷している千葉や柏と同じな訳ですが、そこと比較して失点が14と少ないこと、これは第13節までで、新潟や名古屋と並んで第4位と言うことですから、また、最近ではヨンセンが復調してきたこともあって、攻撃も良くなってきましたから、これは完全にチームは上向き傾向にあるかなと思います。昨季との比較で言うと、昨季は第13節終了時点で、4勝6敗3分11得点18失点でありましたので、更に守備的に引き篭もる戦いをしている分、更に失点も減って、負けが引き分けとなって勝点を積上げられているという状態にあると思います。後は、ヨンセンが機能し始めたということもありますし、その引き分けを勝ちに持って行く為にも、守備ゾーンをもう1つ上に上げたり、後方からのリスクある速い攻撃参加を増やしていくこと、それが必要になってくるかなとは思います。ヨンセンを起点とした攻撃なり、サイドチェンジでサイドを活用していく攻撃なり、やろうとしている攻撃自体は良いと思いますから、この先は、その質を高めることと、やはり、攻撃的な守備、リスクを恐れない攻撃、それを全体として高め増やしていくこと、それが無いと、成績というのは思ったように伸びていかないかなと思いますね。

9 J磐田 試合数13 勝点18 5勝5敗3分 得点20 失点23 得失点-3

前半の躓きが響いて、現在はこの順位となっていますが、イ・グノが加入した第6節からは、5勝2敗1分ということで、結果が良い方向へ出るように変わりました。1人の優秀な選手の加入で、これだけ変わるのか、という驚きと共に、得点を取れると言うのは、やはり強いなぁと実感する次第であります。但し、失点というのは、まだまだ多くて、この失点の多さはどうにかしないと、いかに今はイ・グノの力で得点力があって良い結果が出ても、不安定さからは抜け出せないかなと思います。そのイ・グノにしても、いつまでジュビロというチームに留まってプレーしてくれるのか分からない状況ですから、その間に、守備を整備し再構築し、強さを増しておくことが必要不可欠であると思います。とは言っても、現状のジュビロの守備と言うのは、下位に低迷しているチームと同じく、個の能力ということに問題が大きくて、戦力ということに問題が大きいと強く感じますので、まずは補強ということが最優先になるかなと思いますね。ロドリゴという選手は、それほど高いパフォーマンスを見せているとは思いませんから、思い切って、この中断期間に、ボランチやCBの選手で、もっと攻守に能力の高い外国籍選手を2人補強する、それを実行した方が良いかなと思います。最低でも失点は、平均して1試合1.5点以下に抑えないと、上位には躍進していけないかなと思いますね。


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