第13節までの各クラブの総評と私見。[後編]
J1リーグは中断期間に入りましたので、
簡単にではありますが、
ここまでの各クラブの総評と、
私見を書いてみたいと思います。

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10 京都S 試合数13 勝点17 5勝6敗2分 得点12 失点14 得失点-2

第5節までは、勝ち、負け、勝ち、負け、勝ち、という感じできて、第6節からは4連敗、第10節からは、勝ち、引き分け、勝ち、引き分け、と言うことで、なかなか流れに乗れないなぁ、という感じでしょうかね。得点数12と言うのは、大分の9に次いで、18クラブ中2番目に少ないですから、そこにもう少し得点力が欲しいことは確かですが、しかし、失点は14と少ない訳で、と言うことは、手堅いサッカーをしている割には、手堅いサッカーになっていない、勝負弱い、と言うことがチームの低迷を招いているのかなと思います。特に第6節から第9節までの4試合で9失点、4連敗、このGW中の連戦で堅い守備が崩れてしまったのが痛かったですね。では、昨季はどうだったかと言うと、第13節終了時点で、5勝5敗2分(1試合少ない)11得点15失点でしたから、全く同じであると言えると思います。今季は、CB選手を更に獲得して、攻撃ではディエゴを獲得して、戦力的には、更なる攻守においての向上があると思っていましたが、今のところその上積みは結果として出ていないようです。とにかく現状の京都というチームは、手堅いカウンターサッカーをしている割には、安定性に欠けるところがあって、少ないにも関わらず、大事なところで失点してしまったり、大きくその守備が崩れてしまうところがあって、得点と言うのは、そのようなサッカーをしているので、少なくなって当然のところがあると思いますが、その得点とか失点とか、その数字には表れない部分での、勝負強さ、と言うところに脆弱さが大きいのかなと思います。従って、この先に強くなっていく為には、個としても組織としても、成熟が必要なのかなと思いますね。

11 V神戸 試合数13 勝点17 5勝6敗2分 得点17 失点20 得失点-3

まあ、神戸の場合、ハッキリしているのは、ホームで強く、アウェイで弱い、と言うことですよね。ホームでは5勝1敗1分、アウェイでは0勝5敗1分、なかなか分かり易い結果となっています。昨季は、3勝3敗7分、と言うことで、順位や勝点的には大きく変わっていませんが、引き分けが異常に多かったことが分かります。更に得点17失点17ということでしたので、ここもそれほど大きく変わっていません。この、ホームで強くアウェイで弱いという傾向が顕著に出る原因は、私にはよく分かりませんが、しかし、やはりどちらかと言えば、守備の方に問題が多いのかなとは思います。今季は、13試合で、まだ無失点の試合が1つも有りませんから、これは問題があるかなと思います。もしそのような戦いをするならば、もっと得点力が無いと、この成績になってしまうのは必然かなと思います。今季は、監督も代わり、主力選手も大幅に入れ替わりましたから、仕切り直しのシーズンと言えますので、だいたい五分の成績できていると言うのは、悪く無いと言えると思いますが、宮本が加わった守備と言うのは、もう少し安定性を見せて欲しいかなと思います。但し、私が感じる限りでは、少しづつ新外国籍選手もフィットしてきて、コンディションも上がってきているように感じますし、茂木という好調の選手も出ていますので、守備さえ安定感を出せれば、成績は上がってくるのではないかなと感じています。カイオ監督が、ホームとアウェイのパフォーマンスの差であるとか、守備の不安定さであるとか、それをこの先どのように改善していくのか、それは興味を持って見ていきたいですね。

12 M山形 試合数13 勝点16 4勝5敗4分 得点15 失点13 得失点+2

開幕から好調で、台風の目となっていた山形ですが、第9節から、長谷川と古橋の2トップが揃って出場できなくなったこと、それによって、ズルズルと後退してしまったかな、と言う感じですね。山形の場合には、その堅守が強さの訳ですが、しかし、その堅守を更に高め、チームを勝利に導いていたのは、長谷川と古橋の2トップ、その機能性が高かったからであると思いますから、それが結果的にも如実に反映されているかなと思います。後は、やはり、ここからでしょうね。その長谷川と古橋が揃って出場できなかったり、そのパフォーマンスが落ちたり、または、二順目に入ってきて、対戦相手も警戒を強めてきて、山形の戦い方が解かってくる、そして、シーズンの終盤にかけて運動量が落ちてくる、そうなってきた中で、いかにしぶとく勝点を積上げられていけるのか、そこが勝負になってくると思います。組織的な完成度というものは高くても、戦力的に厳しいチームであることは確かなので、何とか頑張ってJ1に残留して欲しいなぁと思います。

13 横浜FM 試合数13 勝点16 4勝5敗4分 得点18 失点17 得失点+1

東京ヴェルディ(ヴェルディ川崎)と共に日本のサッカー界を牽引してきたマリノスですが、なかなかこの2つのチーム共に厳しい状態にありますね。松田、中澤、という元代表や現代表のDFは健在で、攻撃には山瀬功治という選手もいますし、若手にも、狩野や兵藤を筆頭に多くの将来有望な選手が多くいる訳ですが、しかし、FC東京とか、ジュビロ磐田とか、そのような将来有望と言われている選手たちが軸となったチームと言うのは、どこも苦戦しているという印象が拭えません。もちろん、その前に存在した主力選手たちの衰えによって、チームのパフォーマンスが落ちてきていたことは確かですので、一概には、その世代交代をしたことが悪かったとは言えませんが、やはり、その時代に、世代交代の為の若手の能力を伸ばしきれなかった、と言うことは大きいかなと思います。但し、マリノスの場合は、よく考えてみれば、現状、1人もアジア枠以外の外国籍選手というのは存在していない訳ですよね。昨年の外国籍選手が不発に終ったし、良い若手選手がいるので、それでやっていけるという目算だったのかなと思いますが、結果的には、その見通しは、やはり甘かったということかなと思います。ルーキーの渡邊は頑張っていますし、攻撃陣のタレントと言うのは、日本人だけでも、それなりに揃っていると思いますが、問題は、その選手たちの能力をフルに発揮させるような組織作りが進んでいないと言うことと、ボランチの選手に人材を得ていないこと、そして、守備においても攻撃と同じで、組織作りが進んでいないと言うこと、これが痛いかなと思います。そういう意味では、外国籍選手の積極的な獲得に動いていないフロントや、やはり、残念ながら監督の能力ということに足りなさがあって、この成績になっているのかなと感じます。従って、まずは、しっかりと100%の戦力補強をフロントがすること、これは、監督の人選ということも含めてですね。そうしないと、現状のマリノスと言うのは、なかなか、どこが悪くて云々ということが言えない状態にありますので、名門チームとして、誇りを持ってチームを作って欲しいかなと思います。中村俊輔獲得の噂もありますが、果たしてそれでどれだけチームが躍進できるのかと言えば、そこには少し疑問もありますので、それでけでは満足しないようにして欲しいかなと思います。

14 F東京 試合数12 勝点16 5勝7敗1分 得点15 失点22 得失点-7

昨季はと言うと、第13節終了時点で、7勝4敗2分、得点20失点16、第3位という成績でした。そして、最終的には、得点50失点46、第6位という成績で終った訳ですね。と言うことで、昨季と今季の第13節までを、得点率と失点率で比較してみようと思う訳ですが、昨季の最終的な得点率は「1.470」、失点率は「1.352」、今季の第13節までの得点率は「1.153」、失点率は「1.692」ということですから、明らかに昨季と比べて今季の第13節までの数字は下回っていることが解かります。やはり、数字的には、得点率は「1.5」以上、失点率は「1.5」以下、そうでないと、成績的には厳しくなるのだと思います。攻撃面で言えば、昨季と比較して今季は、石川の活躍が目立つ訳ですが、一方で、カボレや赤嶺の活躍が昨季程では無いと言うことで、総合的には得点力が下がっているし、FC東京と言うのは、近年ずっとCBの人材不足、能力不足、それに悩まされていて、守備というのは不安定であった訳ですが、今季は更に昨季よりもその守備が弱くなっていることが解かります。最近では、今野をCBで起用したり、米本という選手をボランチに起用したりして、その守備は改善されている方向にあるみたいですが、それでどこまでシーズン終盤まで乗り切っていけるのか、また、守備の弱さを根本的に改善していけるのか、それは少し疑問に思うところもあります。ムービングフットボールをスローガンに、しかし、結果と言うのは、それとは裏腹に、堅守カウンターの放り込みサッカーによって出ることが多く、なかなか城福監督の理想とするサッカーには近づけない。また、期待の若手選手たちも、長友以外には大きな成長というものも見られず、チームとしては一進一退、同じところをグルグルと回って、足踏み状態にあるような気がします。やはり、これはマリノスも同じですが、若手選手の能力を過信せず、チームとして、威力のある外国籍選手をしっかり揃えること、それが必要であると私は思いますね。そして、そうやって外国籍選手の力によって成績を安定させていく中で、日本の若手選手の能力を伸ばす育成をしていく、そういうことが、フロントとしても監督としても、プランとして必要なのではないかと私は思います。

15 大宮A 試合数13 勝点14 3勝5敗5分 得点18 失点22 得失点-4

大宮の場合は、今季まだ1試合しか観ていないし、その時の試合も、主力選手を大幅に入れ替えて戦った試合でありましたので、詳しいことは書けない訳ですが、第13節までの昨季との比較で言うと、昨季は、5勝4敗4分、得点19失点17、と言うことでしたから、昨年よりも全体的に悪くなっていることが解かります。張外龍に監督が交代して、ラフリッチ、マト、という外国籍選手を有し、パク・ウォンジェという左サイドアタッカーを新に戦力に加えた中で、おそらく、堅守カウンターの、縦に速いサッカーというのをしているのだと思いますが、開幕の序盤は良かったですが、ズルズルと成績を下げていますね。得点18と失点22、失点は多いですが、得点力は低くない、この志向しているサッカーと結果との不整合性、これが大宮というチームの機能していなさを表しているかなと思います。それとも、私が想像しているよりは、攻撃的なサッカーをし、攻撃的なサッカーを志向している、と言うことなのでしょうか? まあ、とにかく、そのチーム状態というのは詳しく知りませんが、このままでは昨年並みか、それ以下に終ってしまうかもしれませんね。

16 ジェフ千葉 試合数13 勝点12 2勝5敗6分 得点13 失点19 得失点-6

千葉については、「第1節 J千葉vsG大阪 開幕前の不安を払拭するガンバの勝利」「第10節 清水SvsJ千葉 2つのチームの成績が向上してこない理由が見えた試合」「第13節 J千葉vs横浜FM どちらにも痛い内容と結果の試合」、この3試合の試合評と、「アレックス・ミラーの困難」「ジェフ千葉 見えている希望の光を消さずに1つ1つ積み重ねる」、という2つの考察で書いたことが、私の思うことの全てですね。ポイントとしては、「4-4-2」や「4-2-3-1」が良いということと、谷澤かミシェウを巻のパートナーとして組ませた方が良いということと、最終的には、全体的に個の能力として戦力が不足していることは確実なので、アレックス・ミラーの望むような攻守の威力を発揮させる為に、それは日本人選手も、もちろんそうなのですが、早々に、外国籍選手だけでも、戦力補強を行った方が良い、と言うことであります。

17 柏R 試合数13 勝点9 1勝6敗6分 得点16 失点27 得失点-11

とにかく、主力選手の怪我人が多く、更に、個々の選手の多くが、昨年並みのパフォーマンスを維持出来ていない、これに尽きるのではないでしょうか。フランサが不在であると攻撃の機能性や威力を著しく落とすレイソルですが、そのフランサは怪我が多く、パフォーマンスも上がらず、もはや現状では戦力と言い難いですよね。そして、個々のプレーでミスが多く、1対1で簡単に抜かれてしまう、粘り強さを大いに欠いた守備。このような状態で成績が良かったら、逆に不思議という感じです。レイソルと言えば、ハードワークと堅守によって、守備が堅いイメージがあったのですが、第13節終了時点で、ワーストの失点27であります。監督が交代し、その堅守カウンターから、もう少し攻撃に戦おう、守備の設定ゾーンを高くしていこう、それは特に間違いではないと思いますが、このような主力選手の怪我人が相次ぎ、個々の選手が昨年並みのパフォーマンスを維持できていない現状では、それをやることで、チームが崩れてしまったかなと思います。まずは、何にせよ、個々の選手が1つ1つのプレーの質を見直して、昨年並みのパフォーマンスを取り戻し、更にその能力を伸ばすしか無いかなと思います。そして、フロントとしては、外国籍選手を入れ替えること、これが必要かなと思いますね。そうしないと、この先、成績を向上させていくのは、なかなか難しいのではないかと思います。

18 大分T 試合数13 勝点4 1勝11敗1分 得点9 失点23 得失点-14

守備的な戦い方から、もう少し攻撃的な戦い方へ、というチャレンジの今シーズンでしたから、その低迷と言うのは、ある程度予想されたところもあった訳ですが、しかし、ここまでの低迷振りと言うのは、あまりにも意外でした。レイソルと同じく、主力選手の怪我人が続出して、まともに戦えるような状態では無いと言えます。そういう時にどう戦うべきなのか、これは、「大分トリニータ 戦力が整わない時にどうやって戦うのか?」、ここに書いたことが個人的な意見であります。とにかく、圧倒的な堅守で昨シーズン躍進した大分というチームが、1つの引き分けしかしておらず、11敗もしていること、ここが問題ですよね。もちろん、勝ちというのが最重要なことは言うまでも無い訳ですが、大分というチームにおいては、負け試合を引き分けにできていないということが、大いに痛いところだと思います。要するに、守備的な戦い方から、もう少し攻撃的な戦い方へ、というチャレンジの今シーズンではあった訳ですが、これもレイソルと同じく、主力選手が相次いで戦線を離脱するという状況では、そのことに少しストップをかけて、昨季よりも更に守備的な戦いをしないと、そのような耐えて耐えての我慢のサッカーをしないと、このような状態になってしまう、と言うことですよね。まともに戦えないなら、まともに戦わない、それは、1つの正しい戦略だと思いますので、その間に、戦力の復帰と充実を図ること、若手選手が多い大分にとっては、それも難しいと言うのはあるにしても、しかし、それをやらなければならない状況ですから、その任務を遂行して、少しでも自信を個としてもチームとしても取り戻すこと、これが最善の策なのではないかと思います。今は、昨年のような守備的過ぎる戦い方のままではいけない、そのようなことを言っている場合ではない、と言うことですよね。緊急事態には、緊急的回避策を、これが指揮官には求められてくると思います。


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