鹿島アントラーズ分析
先日、ジェフ千葉について分析しましたが、今回は、そのジェフ千葉とナビスコ杯決勝で対戦する鹿島アントラーズを分析したいと思います。
今季は長年指揮を取ってきたトニーニョ・セレーゾが去り、新たにアウトゥオリが監督に就任した。シーズン途中までは優勝争いに加わっていたが、終盤は失速して、上位にはいるが、かつての強さは戻ってきていない。そんな鹿島アントラーズを選手の分析で検討してみたいと思います。

アレックス・ミネイロ

鹿島の攻撃の中心はアレックス・ミネイロだろう。特に小笠原がいなくなってからは、さらにアレックス・ミネイロのポストプレーと得点力が重要になってきている。
しかし、今季はコンスタントにパフォーマンスを発揮出来ておらず、鹿島の攻撃の低調さそのものとなっている。かと言って他に日本人FWで軸になるような選手もおらず、今の現状ではアレックス・ミネイロの活躍に期待するしかない。

柳沢

セリエAから復帰し、ドイツW杯も経験した柳沢だが、相変わらずの得点力の低さ。柳沢の特徴と言えば「ボールを引き出す動きの良さ」だが、今季は存在感が薄く、効果的なプレーが出来ていない。司令塔の小笠原がいなくなったことで、さらに柳沢のようなタイプのFWは能力を発揮できなくなった。個人技で局面を打開したり得点するようなタイプではないので、周囲との連携が生命線だとも言えるが、古巣に復帰した割には上手く機能していない。

小笠原

W杯終了後、今季シーズン途中でセリエAへ移籍してしまった小笠原だが、いなくなってその存在感の大きさが実感できる。中盤で「ため」を作りボールをキープし、そこからパスを配給し展開でき、ゴール前にも顔を出し、セットプレーキッカーとしても優秀な小笠原の存在は、鹿島にとって大きな存在だった。それが優勝争いから脱落した一因にもなっている。今後鹿島は、小笠原の代わりとなる選手を補強したり発掘するか、または、小笠原のようなタイプを必要としないサッカースタイルに変更することが必要となるだろう。

本山

スピードを活かしたドリブルと高いテクニックが持味の本山だが、問題は活躍する試合と活躍しない試合が明暗ハッキリしているところだ。まさにワールドクラスと呼べるような活躍をしたかと思えば、次の試合では全く存在感が無くなる。そういう印象が強い。トニーニョ・セレーゾもアウトゥオリもシーズン前は本山をシーズンレギュラースタメンで期待し起用するが、結局途中で交代要員になってしまうことが多い。小笠原が移籍したことで今シーズンは大きな期待をされたかと思うが、期待外れにに終わったと言える。

野沢

派手な印象は無いが、基本的な技術力が高く、MFでもFWでも結果を残している。柳沢や本山のパフォーマンスが低調な中で、鹿島を牽引する日本人選手と一人と言える。彼一人でチームを勝利に導くような感じではないが、安定した実力を発揮できている貴重な戦力だろう。

深井

鹿島において貴重なレフティーであり、弾丸のようなスピードとシュート力を持っている。野沢と共に鹿島の新しい中心選手として期待出来ると思うが、結果を残してスタメンを確保してほしい。

増田

U-21日本代表で背番号10番を背負い、その番号に恥じない活躍をしているが、鹿島ではボランチ起用されることが多く、あまり能力を発揮出来ていない。アウトゥオリ監督は、増田の運動量とパスセンスを見込んでボランチ起用しているのだと思うが、この起用方法には疑問がある。攻撃的MFとして起用してあげてほしい。

フェルナンド

不動のボランチとして、ミドルシュートでの得点力は鹿島の大きな武器となっているが、守備力や運動量の面で物足りなさがある。チームとしてフェルナンドにどのような役割を与えるのか定まっていない感もあり、攻守に上手く噛み合ってない印象もある。

青木

ボランチとして運動量が豊富な選手だが、効果的な仕事が出来ているかと問われれば疑問符がつく。さらに、シーズン後半は大岩の代わりにセンターバックに入っているが、一対一や空中戦の強さがある選手ではないので、不安定だった鹿島の守備をさらに不安定なものにしている。また、右サイドバックで起用されることもあるが、そこでも効果的なプレーは出来ていない。守備的なポジションのユーティリティープレイヤーだが、まだまだ技術的にも精神的にも能力が不足しているように思う。アテネ五輪にも出場し期待の選手だが、これからさらなる成長が必要だろう。

新井場

不動の左サイドバックで、運動量は豊富だが、センタリングの精度には問題がある。右利きの選手なので、縦よりも中へ切り返すようなプレーが多いのも気になる。身体能力的には優れており、鹿島の強さを支えてはいるが、もう少しというところか・・・。

内田

19歳ながら、アウトゥオリ監督が今季開幕からスタメン起用したシンデレラボーイ。ドリブルにキレがあり、センタリングの精度も高いものを持っている。ユース代表としても活躍しているが、将来の日本代表や鹿島を背負って立つような片鱗も感じられる。

大岩

グランパス、ジュビロ、そしてアントラーズへ移籍してきたベテランセンターバックだが、安定感的にはもう少し。パートナーを組む岩政も同じようなタイプの選手なので、大岩にはDFリーダーとして、守備を統率したり、カバーリングを意識したプレーを求められると思うが、期待には応えられていないように思う。

岩政

ヘディングの強さと人に強い典型的なストッパータイプのセンターバック。ただ、パートナーの大岩も同じようなタイプで、それが鹿島DFの不安定さを生んでいる。

以上、鹿島アントラーズの分析でした。鹿島は上位にいるものの、色々と問題点の多いチーム状態である。小笠原が抜け、暗中模索状態とも言える。深井、野沢、増田、内田など期待の新戦力も多くいるだけに、FWとDFの外国籍選手も含めた選手補強を上手くして、黄金期の強さを取り戻してもらいたい。とにかくチームとしてのハーモニーを生み出すことが課題だろう。

「能力の高い選手を活かしきっておらず、優勝するにはチーム力が安定していない好不調の激しいチーム」

それが現状の鹿島アントラーズだろう。来季もアウトゥオリが続投すると思うが、フロントも含めた、方向性の統一された強化が必要だと思う。

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【2006/11/02 00:37】 | Jリーグ2006 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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