「なにか歴史に残ることをしよう」 オシムの言葉48
 2003年11月29日、市原vs東京V戦(2-0)。
試合前のミーティングにて。
 人生は100年も続かない。選手のサッカーキャリアなど短いものだ。
その短い選手生命の中で、なにか歴史に残ることをしよう。

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<一期一会の本当の意味、
そしてその大切さ>



一期一会という言葉は、
多くの人が知り得ている言葉であると思います。

もしかしたら、
1994年に公開されたアメリカ映画、
トム・ハンクス主演、
「フォレスト・ガンプ ~一期一会~」、
この映画でこの言葉を知った人もいるかもしれませんね。

そして、
多くの場合、
一期一会という言葉は、
人生の中で良き人と出会うこと、
またはその大切さ、
そのような意味で使われることが多いのかなと思いますが、
しかし、
その本来の意味は、
茶の湯で、
茶会は毎回、
一生に一度だという思いを込めて、
主客とも誠心誠意、
真剣に行うべきことを説いた言葉であり、
つまりは、
1つ1つの出会いを大切にしよう、
1つ1つの事柄をきちんと誠心誠意行おう、
という心構えを説いたものである、
ということであります。

例えば接客業のような仕事では、
毎日多くのお客さんと出会うし、
ほぼ毎日新しいお客さんと出会うことになりますが、
どうしても長い間そのような仕事をしていると、
1人1人のお客さんへの対応が流れ作業になってしまい、
時にはその対応が蔑ろになってしまう時があると思います。

しかし、
実際そのお客さんが再びその店に足を運んでくれるかどうか、
それはその最初の一度の出会いでの対応、
そこにも大きく関わってきて、
またそれは、
接客ということに限らず、
全ての、
人に関わる仕事というのは、
常に新しい人が訪れるということを意識して、
毎日毎回、
きちんとしたものを見せなければならない、
ということであります。

そしてこれは、
サッカーという職業でも同じで、
試合を観に来てくれるお客さんというのは、
毎試合毎試合同じではないし、
多くの人の場合は、
その時の試合が面白くなければ、
次も観ようという気が起こらない、
そのようなものであると思いますから、
選手にとっては、
1つ1つの試合は多くの試合の中の1つであっても、
なるべくならばそのような意識は捨てて、
今観に来ているお客さん、
初めてサッカーを観に来ているお客さん、
その人に魅力的なプレーを見せよう、
そのような意識を強く持ってプレーすること、
それが心構えとして大切であると私は思う訳です。

もちろん人というのは、
毎回毎回ベストな仕事が出来る訳ではないし、
プロの選手であっても、
毎試合毎試合魅力的なプレーが見せられる訳ではない、
そのようには思いますが、
しかし、
そうであろうと努力すること、
そうであろうと常に意識すること、
それだけでも将来においては、
全く違う結果が現れるであろうと、
私は思う訳であります。

そして、
仕事をするということは、
プロとしてプレーするということは、
そういうことであり、
よく言われるプロ意識とは何ぞや、
と言うのは、
そのような意識であると私は思う訳であります。

1つ1つの試合に魂を込めて、
1つ1つのプレーに魂を込めて、
それはつまり、
常に考えてプレーするということでもあり、
例え結果がどうあれ、
そのような姿勢でプレーすることが、
お客さんに対する最大のレスポンスである、
そのように私は思う訳であり、
更には、
結局そのような努力こそが、
自分を成長させ、
高いレベルへと昇華させる最大の方法でもある、
そのように私は思う訳であります。

人生は100年も続かない。
選手のサッカーキャリアなど短いものだ。

人生は長いようで短いし、
サッカー選手のキャリアというものは、
もっと短い訳ですから、
その中で行われる1つ1つの試合というものは、
もっと濃密であり、
選手にとってもお客さんにとっても、
もっと濃密であらなければならない、
そうであろうと努力しなければならない、
そのことは、
とても重要なことでありますよね。

その短い選手生命の中で、
なにか歴史に残ることをしよう。

歴史に残るような大きなこと、
毎試合毎試合の中で、
そこまで思い詰める必要はありませんが、
しかし、
1つだけでも自分のプレーで、
お客さんが驚いたり喜んだり感動できるようなことをしよう、
そのように意識して1つ1つの試合をすることで、
1つ1つのプレーをすることで、
それだけでも数ヶ月や数年後には、
自分が大きく変わっている、
成長出来ている、
そのように私は思いますから、
一期一会、
一生に一度だという思いを込めて、
全ての物事を誠心誠意、
真剣に行うこと、
それは大切なことであると、
私は思う訳であります。


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