「100%の力を出さなくても勝てるようなそんなチームではありません」 オシムの言葉51
 2005年6月11日、千葉vsF東京戦(3-2)。
試合後、後半の逆転劇を振り返って。
 千葉は100%の力を出さなくても勝てるような、
そんなチームではありません。
それは千葉の皆さん、サポーターの皆さんに見てもらったと思います。
後半はいつもプレーしている、いつもやるべきプレーをやって、
そして運も少し手伝って3点入れることができました。
それで、このような結果になりました。

記事を読む前に、
◎ サッカー人気blogランキング ◎
○ にほんブログ村 サッカーブログ ○
○ サッカー FC2 Blog Ranking ○
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
<その選手の本当の実力は、
80%の力で発揮されるパフォーマンス>



私は以前に、
持論として120%育成法というものを書きましたが、
それは要するに、
育成や強化がメインの時には、
100%でもダメで、
かと言ってオーバーワーク気味な150%でもダメで、
適度な限界を超えた負荷である120%のトレーニングがベストである、
と言うことであった訳ですね。

そして今回の80%というのは、
育成や強化の時期がある程度終った年代、
要するに中堅からベテランと言われる年代のサッカー選手について、
毎回の試合でどの程度のパワーでプレーすべきなのか、
ということであります。

但しこれは試合ということ限定であって、
トレーニングも80%でやるべきだ、
ということではなく、
トレーニングに関しては、
肉体的な衰えを少しでも遅らせ、
全盛期の身体能力を維持するための100%の考えられたトレーニング、
それは絶対的に必要なことでありますので、
そこは勘違いしないで欲しいなとは思います。

と言うことで、
要するになぜ80%のパワーでやるべきか、
と言うことなのですが、
1つには、
前回の記事にも書きましたが、
チームの主力となっている選手に関しては、
その1試合のことだけを考えてプレーする訳にはいかない、
と言うことであります。

J1リーグならば全34試合。
その他にもカップ戦の大会が2つ。
クラブによってはそこにACLなどの大会も入ってくる。
選手によっては代表試合も入ってくる。
と言うことですから、
常に1試合毎に100%の力を使い果たしていたのでは、
年間を通じて良いパフォーマンスを維持できない、
場合によっては怪我がちの状態に陥る、
と言うことであります。

正直言って私は、
好調の時は鬼のような活躍を見せるけれども、
疲労の蓄積や怪我などによって、
ちょくちょく戦列を離脱してしまうような選手が好きではありません。

なぜならば、
そういう選手を主力として考えなければならない場合には、
チーム作りというのが難しくなるし、
その選手がいつ離脱してしまうのかという危機管理から、
もう1人そこに同じような実力を持つ選手を用意しておかなければならない、
という負担が生じるからであります。

従って、
主力となる選手には、
80%程度の力でプレーして、
疲労の蓄積をセーブし、
怪我などを繰り返さないようにして欲しい、
もしそれだと、
主力と成り得るようなパフォーマンスは見せられないというならば、
厳しいようですが、
それがその選手の本当の実力であるということだと私は思う訳です。

そして、
2つ目の理由としては、
実際プレーする上で、
本当に良いパフォーマンス、
本当に安定したパフォーマンスを発揮するには、
80%程度のパワーでプレーした方が良い、
そのように考えるということであります。

例えば、
元々その選手が備えているスピードや走力、
それは個々によって差があると思いますが、
実際プレーする上では、
その選手のMAXである100%のスピードや走力、
それでプレーしてしまうと、
視野が狭くなったり、
1つ1つのプレーの技術が雑になってしまったり、
ということが起きてきてしまい、
結局は良いパフォーマンスにならないことが多い、
と言うことであります。

そしてそれはスタミナにも同様のことが言えて、
前半ハイペースでプレーすれば、
ほとんどの選手は後半になればスタミナが切れてくる訳ですから、
そうなれば、
アベレージとしてのパフォーマンスは低くなる訳ですから、
そのパフォーマンスが落ちてきた時間帯に相手にやられてしまえば、
前半のハイペース時の高いパフォーマンスというのは、
あまり意味が無くなってしまう、
と言うことであります。

もちろん、
サッカーには3人の交代枠がありますし、
ポジションによっては多くの運動量が要求される、
システムやスタイルによっては他のポジションよりも多くの運動量が求められてくる、
と言う事はある訳ですが、
しかしそうであっても、
それは一部の選手だけであって、
全員の選手がそうである訳ではないし、
そうであっては困る訳ですから、
そこはきちんと選手が個々に判断しなければならないと私は思う訳です。

つまり、
育成や強化の年代を過ぎた、
そのチームの主力となるような、
中堅からベテランの年代の選手というのは、
80%の力でプレーすることが必要で、
そして、
その80%の力で、
どこまで高いパフォーマンスを発揮することができるのか、
それがその選手の真の実力であり、
更には、
常に安定した良いパフォーマンスを持続するには、
80%の力でプレーすることを覚えなければならない、
要するに、
80%の力で見せられるパフォーマンスの高さこそが、
その選手の真の実力として100%MAXの状態でもある、
と言う事であります。

80%の力で発揮されるパフォーマンスの高さ、
その選手の本当の実力は、
80%の力で発揮されるパフォーマンスであるということ、
そのことに注目して能力を鍛えること、
それは、
これからの日本サッカーの飛躍的な向上、
そして、
日本人選手の能力の飛躍的な向上、
その重要なポイントになるのではないかと、
私は強く考える次第であります。


このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、


◎ サッカー人気ブログランキング ◎

○ にほんブログ村 サッカーブログ ○

○ サッカー FC2 Blog Ranking ○

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。

【2009/08/11 11:45】 | オシムの言葉 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<「持ち合わせた自分たちの特性を、どう上手く伸ばせるかが重要なのだ」 オシムの言葉52 | ホーム | 浦和レッズ 選手の年間を通してのスタミナ強化もしくは回復力強化が課題。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/1430-c327544d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |