「持ち合わせた自分たちの特性を、どう上手く伸ばせるかが重要なのだ」 オシムの言葉52
 2004年11月16日、
チームの特性について語って。
 どんなチームでも長所と短所がある。
持ち合わせた自分たちの特性を、どう上手く伸ばせるかが重要なのだ。

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<分析の第一歩は長所と短所の発見からであり、
強化の第一歩はその分析から>



この世の中には完璧なものなどなくて、
特に単体として完璧なる存在というモノは皆無である、
そのように私は考えています。

またそれは別の言い方をすれば、
あらゆるモノは単体として完璧である必要は無く、
それぞれの単体が長所によって他の単体の短所を補う、
その相互補完の複合体や集合体が完璧に近くなる、
それは存在し得ると私は思う訳であります。

どのような選手にも長所と短所があって、
どのようなシステムにも長所と短所があって、
まず分析というのは、
そのような長所と短所を明確に見抜くこと、
それが第一歩であり、
ことさらその選手やシステムの長所や短所のみを見る分析は、
分析としては不十分なものである、
つまりそれは、
そのモノの有する特性の半分しか見ていない、
ということであると私は思う訳です。

そしてこのオシムの言葉は、
一見すると、
短所には目を瞑り長所だけを伸ばそう、
そう言っているように捉える人もいるかとは思いますが、
この言葉の二行目、
持ち合わせた自分たちの「特性」を、
という部分が、
「長所」ではなく「特性」という言葉になっていること、
ここがポイントであり、
要するに「特性」というのは、
長所も短所も含まれる、
と言う事であります。

結局、
1つのチームとして高い完成度を目指すためには、
そこにいる選手の長所と短所、
これを明確に正しく把握していなければ、
そこに組み合わせによる相互補完の関係性を築くことはできないし、
更には、
そこにあるシステムの長所と短所、
これを明確に正しく把握していなければ、
そこに組織としての機能性を生み出すことは不可能である、
そのように私は思う訳であります。

従って、
あらゆるモノの分析の第一歩は長所と短所の発見からであり、
その正しい選手やシステムの長所と短所の把握が大前提として存在していなければ、
個人にしても組織にしても、
強化というのは正しい方向性へと導かれない、
つまり、
正しい方向へ導かれないということは、
強化は失敗に終わる、
と言う事であります。

そして、
強化ということについて言えば、
まずは長所を伸ばすこと、
サッカー選手で言えば、
その長所たるモノがプロの世界で通用する武器にまで鍛え上げること、
これが第一の目的であり、
しかしそれは、
短所に目を瞑るということとは異なり、
要するに長所を更に長所たるものとして輝かせるためには、
必ず短所も補うことが不可欠で、
更に言えば、
ではその短所をどうやって補っていくのか、
その短所をどうやって強化していくのか、
という部分では、
その選手が有してる長所に添ったかたちで、
その長所を更に伸ばす過程の中に内包させて短所を補っていく、
それが理想的である、
と言う事であります。

そしてそれはシステムどうやって機能させるのか、
という部分でも同じで、
つまり、
そのシステムが有してる長所、
まずこれは決して消失させてはならない、
消失させてしまえば、
もはやそのシステムを採用する意味は無くなる訳ですから、
そのシステムが有する長所を最大限まで引き出そうとすること、
これが第一に重要なことであり、
しかし、
どのようなシステムにも必ず短所はある訳ですから、
今度はその長所を消失させず最大限にまで引き出す中で、
その短所を打ち消していかなければならない、
その作業こそが、
システムの機能性の成熟ということであると、
私は思う訳であります。

そのシステムを機能させるために、
個の能力が不十分であれば、
まずは個の能力を強化すること、
もしくは、
既にそのシステムを機能させるのに充分な個の能力を有している選手を補強すること、
それが実行された上で、
今度は組み合わせによって、
選手の長所と短所による相互補完を目指し完成させる、
それがそのチームの強化の基盤である、
そのように私は思う訳であります。

どんなチームでも長所と短所がある。
持ち合わせた自分たちの特性を、どう上手く伸ばせるかが重要なのだ。

またオシムは、

監督は常に誰がうまくいっていないかを探さないといけない。
私はホコリを払うブラシのような男だ。

このように言っている訳で、
この2つの言葉というのは相反している訳ではなく、
特性を伸ばすというのは、
長所と短所を上手く伸ばし補うことが必要であるということであり、
まずそのためには、
長所と短所を明確に正しく見抜くことからスタートしなければならない、
と言うことであると私は考える訳であります。


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