岡田ジャパンの問題点についての具体的な改善策を個人的な見解で提案してみる。
岡田ジャパンの問題点について、
現状の岡田ジャパンのサッカー、
大木監督時代の甲府のサッカー、
そして、2009年の浦和におけるフィンケのサッカー、
その比較と共通点から分析し、
そこから具体的な改善策を個人的な見解で提案してみたいと思います。

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岡田ジャパンのサッカー、大木監督時代の甲府のサッカー、そして、2009年の浦和におけるフィンケのサッカー、この3つのサッカーには共通点と言うものがあって、それは、

① 小さな局面に多くの人数をかけていく。
② プレスを重視する。
③ ショートパスを多用する。

と言う事でありますよね。そして、このようなスタイルを採用する、その根拠となっているのが、「個の力が劣る場合には数でそれを補うべきだ」、と言う事で、まずは①が大前提となり、そこに②を加えていけば、必然的に③のようになる、と言う事ですよね。
但し、岡田ジャパンのサッカー、大木監督時代の甲府のサッカー、そして、2009年の浦和におけるフィンケのサッカー、この3つのサッカーには少しづつ違いがあって、大木監督時代の甲府のサッカーと言うのが最も攻撃的で、システムは「4-1-2-3」、SBもガンガン中盤でのプレスに参加し、極端に表現すれば、実質的には「2-5-3」もしくは「2-7-1」みたいな感じになっていたと思います。
そして、2009年の浦和におけるフィンケのサッカーの場合には、1ボランチではく2ボランチであると言う事(要するに「4-1-2-3」ではなく「4-2-3-1」もしくは「4-2-2-2」と言う事)と、SBは4枚のラインを基本的に保っていて、攻撃参加もそれ程多く無い、と言う事で、どちらかと言えば守備的でありますよね。そして、岡田ジャパンのサッカーと言うのは、その大木監督時代の甲府のサッカーと2009年の浦和におけるフィンケのサッカーのちょうど中間的な感じにある、と言う事ですよね。
まず、大木監督時代の甲府のサッカーの問題点と言うのは、守備面から言うと、5~7人もの大人数でかけている中盤でのプレスを掻い潜られたら、それで終わり、と言う事ですよね。または、ロングフィードによるカウンターに圧倒的に弱い、と言う事ですよね。実際の試合においても、簡単なカウンター攻撃一発であっさり失点を重ねる、と言う事が圧倒的に多く、それが降格を招いた最大の原因とも言えますよね。
そして、攻撃面の事を言うと、1つには、味方の選手が自ら自分たちが攻めるスペースを潰してしまっていた、人数をかけすぎてしまって、バイタルエリアで交通渋滞を起こしてしまう、つまり、バイタルエリアに敵の選手も味方の選手も鬼のように集まってしまい、それによって攻撃が上手く機能しなくなっていた、と言う事と、もう1つには、ショートパスで繋ぐことに拘り過ぎた為に、シュートの意識が希薄になって、またそのタイミングというものが分からなくなってしまい、結局バイタルエリアまで攻め込んでもシュートを撃たずに、撃てずに終ってしまう、と言う事でありました。
そして、2009年の浦和におけるフィンケのサッカーの問題点と言うのは、守備面においては、前述したように、DF4枚とダブルボランチがしっかり後ろに残っているという場合が多いので、あまり問題と言うのは無かったのですが、その中でも失点する場合と言うのは、個々の選手の1体1の対応、そこで悪いプレーやミスが出た場合、と言う事でありましたが、しかし、逆にその事が攻撃面では、当然ですがマイナスの要素になっていて、例えば左サイドから崩した場合に、右のボランチや右SBの選手が攻撃参加して行かない、もしくは、攻撃参加が遅いことによって、逆サイドには右のSH1枚しかいない、場合によっては、右SHも左の崩しに参加していて(実際多かった)、右のサイドの高い位置やゴール前に誰もいない、と言う事が起きていた為に、攻撃というのは機能していない、威力を持たない、と言う事になっていました。
それでは、岡田ジャパンはどうなのかと言うと、この大木監督時代の甲府のサッカーの問題点と2009年の浦和におけるフィンケのサッカーの問題点、この2つが同時に出てしまっている訳ですね。中盤でのプレスを掻い潜られたら大きなピンチになる。カウンター攻撃一発であっさり失点を重ねることが多い。逆サイドやゴール前に人数が足りない。と言う事である訳ですよね。
では、何でそういう問題点が発生してしまうのか? と言う事なんですが、その原因が実は、「① 小さな局面に多くの人数をかけていく」「② プレスを重視する」「③ ショートパスを多用する」と言うコンセプトにあって、しかし、ここが重要な部分なんですが、しかしこのコンセプトが悪い訳ではない、と言う事で、つまり、このコンセプトをどうやって実現していくのか、という部分に問題がある、と言う事だと私は考えている訳です。

と言う事で、ここからがやっと本題になってくる訳ですが、「このコンセプトをどうやって実現していくのか、という部分に問題がある」、とは、どのような事かと言うと、まず「① 小さな局面に多くの人数をかけていく」と言う事において、それは良いとしても、あまりに人数をかけ過ぎている、と言う事である訳ですよね。結局、小さな局面に多くの人数をかけ過ぎれば、当然、敵味方が密集してスペースが無くなってしまうし、逆サイドには人が足らなくなる、と言う事が起きてしまう訳で、それによって上手く崩せない、もし崩せても得点が決められない、という2009年の浦和におけるフィンケのサッカーの状態になってしまい、そして、そうならないように、逆サイドの人の足らなさの多くをボランチやSBが埋めていく、という方法を取れば、岡田ジャパンや大木監督時代の甲府のように、カウンターにとても弱いサッカーになってしまう、と言う訳ですよね。
そして「② プレスを重視する」と言う事においては、当然、プレスを重視する、というコンセプト自体は良い訳ですが、問題は、そのプレスの方法が、非常に非効率で、運動量に依存し過ぎてる、と言う事が問題である訳ですよね。岡田ジャパンでも、大木監督時代の甲府でも、2009年の浦和におけるフィンケのサッカーにおいても、試合終盤に必ず大きく運動量がダウンしてやられてしまう、と言う事が起きていて、またはクラブチームの場合には、シーズン終盤まで選手の体力がもたない、と言う事が起きてきて、つまり、仮に日本人選手の運動量が多くても(私は世界と比べて特別多いとは思っていませんが)、今のような運動量過多に依存した、非効率なプレスを続けて、プレス重視のコンセプトを実現しようと言うのは、高い確率で無理としか言い様が無いと思う訳です。
そして「③ ショートパスを多用する」と言う事においても、これも別にそれをコンセプトとすることは良いと思う訳ですが、問題は、それだけになってしまっては意味が無い、それだけでは相手を崩せないし、得点を奪うことも難しい、と言う事ですよね。結局、最も良い攻撃と言うのは、ショートパスとロングパスを上手く組み合わせていったものであり、もっと大枠で言えば、強いチームと言うのは、ポゼッションサッカーもカウンターサッカーもできる、遅攻でも速攻でも攻撃できて得点を奪える、そういうチームである訳で、例えば、ショートパス、ワンタッチパス、ダイレクトパス、で小さな局面を突破したら、今度はロングパスで一気に局面を変え、またそちらの局面では、ショートパス、ワンタッチパス、ダイレクトパス、でシュートまで至る、と言う事であったり、またその逆で、ロングパスで相手のプレスを一気に飛ばし、その次の局面では、ョートパス、ワンタッチパス、ダイレクトパス、で崩し、最後はファーを狙ったロングパス(センタリングなども含む)でシュートまで至る、そのような攻撃が最も効果的でありますよね。また当然そこには、ドリブル、と言う事も必要である事は、言うまでも無いし、ロングやミドルのシュートも必要だという事も、言うまでも無いですよね。

と言う事で、前回は、システムとか選手の配置において、個人的な提案として、改善策を書いた訳ですが、今回はそういう要素ではない部分からのアプローチで改善策を述べたい、という事なんですが、それは、

① 小さな局面に過剰に人数をかけすぎない。
② 運動量過多によるプレスではなく効率的なプレスを確立する。
③ 攻撃は長短を組み合わせる。

と言う事であります。つまり、小さな局面に人数をかけていくのは良いが、そこに4人も5人もいらない。結局それだけ人数をかけていっても、相手は中央に人数をかけて守る守備方法を採用しているところが多く、サイドには2~3人ぐらいの選手しか来ない場合が多いのだから、3人いれば数的優位や数的同数は作れる訳で、もっと言えば、サイドにおいて、3人ぐらいの人数でゲームを作ったり相手の守備を崩せるぐらいの個々の個人技やコンビネーションが無いならば、もうそれはどうにもならない、と言う事であると私は思う訳です。
そして、それはプレスにおいても同じで、1つの小さな局面に4人も5人もいかなければプレスがかからない、相手の攻撃を止められらない、相手からボールを奪えない、と言うのであれば、もうそれはどうにもならない、と言う事である訳で、更にプレスのかけ方において、運動量ということに多くを依存した方法と言うのは限界があるし無理がある訳ですから、日本のJリーグには鹿島と言う、オリヴェイラのやり方と言う、身近な手本となる成功例としてのプレスのかけ方(フィルター&トラップディフェンス)がある訳ですから、それを確立していく、と言う事が必要であると私は思う訳です。
最後には、攻撃は長短を組み合わせる、と言う事で、そのままの意味でありますが、テンポとかリズムを生み出す、という意味でもそうですし、テンポとかリズムに変化を生み出す、という意味でもそうですし、相手の守備を混乱させ揺さ振りギャップを作らせる、という意味でもそうですし、意外性や創造性を個ではなく組織として生み出す、という意味でも、長短を組み合わせる、と言う事が必要であると私は思う訳です。

そして、上記以外の要素において、岡田ジャパンがやるべき事と言えば、やはり「セットプレー」が岡田ジャパンの最大の武器であり、攻撃における最大にして唯一とも言える武器でありますから、と言う事は、「セットプレーを取るプレー」と「ファールを受けるプレー」、これを積極的に狙っていくべき、と言う事ですよね。
展開が遅くなって、相手の守備が整い、後はアーリークロスを入れるしかない、と言うシーンが岡田ジャパンでは多い訳ですが、そうなった時に、アーリークロスを入れるのではなく、サイドの高い位置、相手のゴールラインギリギリまでボールを運んで、流れの中から得点を取りにいこうとするのではなく、CKを取りにいくようなプレーをする、と言う事が1つと、それともう1つは、PA付近ではドリブルやボールキープから相手のファールを誘うようなプレーをする、と言う事であります。


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【2010/02/27 11:45】 | 岡田ジャパン考察 | トラックバック(1) | コメント(6) | page top↑
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コメント
プーアールさん、コメントありがとうございます。

結局、岡田ジャパンに欠けていると感じるのは、
ダイナミックさであると私は思う訳です。
とてもサッカーが小さく感じると言う事ですね。
やはりフィールドを広く使う、
と言う事が重要で、
そしてフィールドを広く使うと言うのは、
放り込みサッカーとも違う訳で、
そのダイナミックさを生むためにどうするのか、
それを改善策として挙げているという事で、
そこの部分に関しては、
守備的だとか攻撃的だとか、
カウンターだとかポゼッションだとか、
そういう事とは別の要素であると思っていますので、
そこを是非岡田監督には考えてもらいたいなと思う次第であります。


サムライ7さん、コメントありがとうございます。

そもそも私は、
運動量に頼ったサッカーというものに懐疑的でありましたし、
逆に言えば、
運動量があるように見せる、
と言う事が、
真なりと思う訳であります。
そしてチームと言うのは、
やはりその戦力に応じた戦い方をしなければならない、
と思う訳でして、
代表というチームには外国籍枠は無い訳ですから、
真に日本人選手たちだけで可能なサッカーを構築しなければならない、
と言う事ですよね。
また、本番で120%の力が出ることを望んではいけないし、
100%と言う事でさえも難しい訳で、
結局は80%ぐらいのデキでも戦えるようにするにはどうすれば良いのか、
そこを考える必要があると言う事ですよね。
【2010/02/28 20:01】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
jubeさんこんにちわ

①②③の指摘はどれも共感できました

①に関して、今回のWSDでシャビが「僕達の所で数的不利な状態を突破して、前に人数をかけれるようにしている」と話していました。結局ポゼッションサッカーとは無条件のポゼッションが出来れば出来るもんでは無く、制約を受けた中でもポゼッション出来て始めてやれるものですよね。制約を受けた中でのポゼッションを成立させるにはまだまだ頭の部分、動きの質の部分が足りないのではと思います。

何故、シャビやイニエスタがパスをフリーで受けれるか謎でしたが、今回のNumberの記事に答えの糸口みたいな物がありました。読んでやっぱりサッカー力の差に愕然としました。技術的な差も大きいですけど頭脳的な差はバルサのカンテラの選手でさえ日本代表より上にいるんだろうなと思わされました。

②に関しては東アジア選手権で今まで通りのプレスが間違いなのはわかった訳ですから、次は1.盗られたらすぐ全員がプレスの為に動くのかまず戻って陣系を整えるのか2.何処からプレスを始めてどこにラインを引くのか注目したいです。

③に関してはやはりポゼッションが目的になっているように見えます。狭い局面でポゼッション出来た後にどうしたいとかどうするのかが無い、もしくはあるがそれが有効では無い。それを有効的な物にする為に必要なのはロングパスでロングパスを使うと言うことは遠くに人がいないと行けないし、その人をフォローする人が近くに居ないといけない。となるとポゼッションにそんなに人数はかけられない。でもポゼッションの場面の人数を減らして果たしてポゼッション出来るかどうか。
これから3ヶ月はポゼッション後を整備しようとせず、そこからの得点は諦めて得点はカウンターに賭け、カウンターのトレーニングをする方が本選で得点を取る確率は高いと思います。

結局はおっしゃる通り1対1はまだしも数的同数とかこちらの+1人で負けていたら駄目だが、現実には数的有利でも駄目。だから守備の人数を削るのは非現実的。なら攻撃は例え数的不利でもスピードのあるカウンターで相手が退きながら対処せざるを得ない場面を作り、そういう時に体力を使って後ろからガンガン走りこんで行けば相手はテンパってチャンスは出来てくるんでは無いかと僕も思います。そういうサッカーもオシムは千葉でやっていたので僕はとっても期待していたし、そういう躍動感ある千葉のサッカーが好きでした。
【2010/02/28 12:17】 URL | サムライ7 #-[ 編集] | page top↑
jubeさん、相互リンクありがとうございました。
今回は記事内容へのコメを入れさせていただきます。^^

僕はjubeさんの提案には概ね賛成です。
特に①と②の部分については、ボールに群がる戦術からもう少しスペース分担の意識を持ったプレスに修正する必要があると想います。群れて確実にボール奪取ができればいいのですが、現状の日本はボールチェック1つ取っても不確実・非効率。すり抜けられる確率も高く、サッカーインテリジェンスの高いチームが相手なら簡単にミドルやロングでその危険地帯を回避されてしまうでしょう。せめて、Wチームに限定したボールチェックでいいのでは、と想います。また、ボール奪取後に近い距離感にいる現状では、ボールキープのために逃げる状況も上手く作れていませんね。つまり、ボール奪取時にボールキープなのか、速攻なのかを選択する余裕の無い陣容になっている、そんな感じです。

前回記事でjubeさんが提示したフォメですが、フィジカルが強くフィードに長けたアンカーにダイナモタイプのMFを左右に置く、いわゆる中盤が間延びした状況でもチーム機能を維持できるカウンタータイプや前線アタッカーが高い位置取りをするチームの中盤構成ですよね。これはW杯での1戦略としては賛成ですね。自陣左サイドに強力な相手アタッカーを迎えるようなパターンであれば、今野と長友の位置を代えてもいいと想うぐらいです。^^
ただし、長短の短の部分は少し捨てることになりそうですね。やはり、遠藤・俊輔を欠くという事はゲームの落ち着きに関しては捨てる部分が大きいでしょうから。本当は稲本と遠藤の能力を持った選手がアンカーに収まってくれるといいんですがね。^^;

また、寄らせていただきますので宜しくお願いします。
【2010/02/28 08:06】 URL | プーアール #-[ 編集] | page top↑
nozさん、コメントありがとうございます。

サッカーにおいて「数」という話をするならば、限定された範囲の局面においては、ほとんど「3枚」で良い訳ですよね。要するに、だいぶ以前にも書きましたが、「トライアングル」、と言う事がやはりサッカーにおける基本でありますよね。そして、その中で1つだけ例外な局面と言うのがあって、それは「自陣のゴール前」と言う事ですよね。自陣のゴール前、つまり、ゴール前の守備と言う事に関しては、「数」だけでの話で言えば、やはり最低でも4枚欲しいし、普通で5枚、守備的ならば6枚、と言う事になると私は思う訳です。
例えば「4-4-1-1」ならば、サイドに2枚守備に出ますから、ゴール前で守るのは6枚と言う事になりますし、「4-3-○ー○」ならば、同じくサイドに2枚出て、ゴール前で守るのは5枚になる、と言う事ですよね。もちろんこれは基本的にはと言う事でありますが。
そして、「3枚」、「トライアングル」、と言う事に話を戻せば、要するに3枚が普通で、2枚で局面を制する事が出来れば上々、1枚で局面を制することが出来たら最高、と言う事ですよね。
では、4枚とか5枚になった場合はどうなるのかと言えば、当然、別の局面では2枚とか1枚になっていると言う事で、つまり岡田ジャパンでは、逆サイドの枚数やゴール前の枚数が2枚とか1枚になっている、と言う事になっていて、そして、そこの枚数を2枚とか3枚に増やすために何をやっているのかと言えば、守備の枚数からそれを持ってきている、と言う事で、本来ならば最低でも4枚必要なところが3枚に、普通で5枚必要なところが4枚に、と言う事になっているために、特にカウンターからの攻撃に守備の弱さが出ている、と言う単純なことでありますよね。
そして、このような単純な事は当然岡田監督も解かっていて、じゃあその欠点を補うためにどうしようかと考えて出てきた答えが、「運動量を増やす。相手よりも1人1人が多く走って、まるで12人いるかのようにする。つまり攻守の切り替えを早くする」、と言う事である訳ですが、結局これが「攻守に」という両面に求めたこと、そこに無理があって、例えばカウンターサッカーならば、運動量と言うのは基本的に「攻」の時だけで良いし、ポゼッションサッカーならばそれは「守」の時だけで良い訳ですが、じゃあ結局どっちのサッカーが難しいのかと言えば、それは当然ポゼッションサッカーの方である訳で、岡田ジャパンは難しい方のサッカーをしようとしたけどそれが出来なかったために、攻守両面で運動量と言うのが必要とされてきてしまい、結局、今のままであれば、12人どころか13人も14人もいなければ出来ないサッカーとなってしまっていると私は感じる訳ですね。
しかしサッカーは絶対11人以上では出来ない訳で、仮に12人までは運動量と言う事で実現可能だとしても、それが13人とか14人とかになってくれば絶対無理で、当然そこまでの運動量を求めれば、30分しかできない、45分しかできない、と言う事になってくる訳ですから、結局カウンターサッカーにしよう、と言うのは、11人で出来るサッカーをしよう、今の日本の選手の実力を考えて、11人で出来るサッカーをしよう、と言う事である訳ですよね。
オシムのサッカーにしても、「走る」と言う事がその代名詞のように言われていますが、基本的にはカウンターサッカーである訳で、まずはしっかり後ろで守備をするところから入り、但しオシムの場合はそこからカウンター攻撃になった時に、守から攻へ切り替わった時には大きなリスクを背負ってでも攻撃に人数をかけていくべきだ、と言うのがポリシーでしたから、しかしそれをすると言う事は、攻撃参加する運動量も、そこから戻ってくる運動量も必要とされる訳で、だから「走る」と言う事を強く要求していた訳ですが、しかしそれはカウンターのチャンスが訪れた時だけ、と言う限定である訳で、今の岡田ジャパンのサッカーのように、いつ何時でも、90分間、攻守に走り回れ、というサッカーとは全く別物である訳ですよね。
要するに、オシムのやっていたサッカーが本当の意味での実現可能な12人いるように見せるサッカーで、岡田監督がやろうとしているサッカーは、12人ではなく13人とか14人とかいるように見せようとするサッカーになっている訳で、それはいくらなんでも実現不可能と言う事ですよね。
そしてもう1つは、走ると言う事、運動量と言う事において、オシムジャパンと岡田ジャパンとの違いは、nozさんが言われていますように「改善すべき能力は運動の量ではなく運動の質であるはずです」と言う事で、オシムの場合は「走る=運動の量+運動の質」であったのに対し、岡田監督の場合は「走る=運動の量+運動の量」と言う事になってしまっている、ここに決定的な違いがありますよね。
じゃあ「運動の質」とは何だ、と言う事になると、具体的にはロングランニングとかオフザボールの動きとかになってくる訳ですが、つまるところそれと言うのは、結局、全体の事を言っている訳ではなく、個々のプレーの事を言っている訳で、つまりは、nozさんが言われていますように「1対1に勝つことが求められる」と言う事になってくるという訳ですよね。
そしてそれが「オシムジャパンのサッカーにはそれなりに希望が持てたのに、岡田ジャパンのサッカーには全く希望を感じられないんだけど、なぜなんだろうか?」と言う事の答えであると私は思う訳です。要するに「質」に対する「向上」、それが感じられるのか、または、将来に感じさせるのか、そこにあるという事ですよね。
と言う事で、私の返信コメントも長文になってしまいましたが、読むの大変でしょうか?(苦笑) 私の場合は長文のコメントを頂いても特別苦に感じる事はないですよ。但し、長文のコメントを頂いたから私も長文で返そうとか、短いコメントを頂いたから私も短いコメントで返そうとか、そういうスタンスでやっている訳ではなく、自然に、書きたい事が多くあればいくらでも長い文の返信コメントを書きますし、そうでなければ短い返信コメントを書く、と言う事であるだけですね。ですから、長文のコメントを毎回頂いても全然構いませんよ~。


プーアールさん、コメントありがとうございます。

どうも、御無沙汰しております。
かなり更新頻度は落ちましたが、
いちおう復活しました(苦笑)
お暇な時は読んでみて下さいね。
こちらの方もプーアールさんのブログの方にリンクさせて頂きました。
是非御確認頂けると嬉しいです。
【2010/02/27 21:37】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
jubeさん、御無沙汰してます。^^
試合戦評だけでなく考察記事も復活されたようで、嬉しい限りです。

昨夏からjubeさんの記事が読めなくなったんで、僕も自分で記事を書き始めましたよ。(苦笑)
また、時間のある時にでも覘いていただき、気に入ってもらえれば相互リンクをお願いします。
http://roofguardian.blog9.fc2.com/

こちらはこの55の方をリンクさせていただきましたので、また今後もヨロシクお願いします。(いやぁー、過去にお話していた頃の岡田ジャパンと余り成長が無いんで、困ったもんですが。)^^
【2010/02/27 17:27】 URL | プーアール #-[ 編集] | page top↑
私はサッカーは、どこかの局面で「1対1に勝つ」ことが求められる競技だと思っています。(ここが違うと意見が違うと思いますが)
 特に攻撃の場合ですが、”小さな局面に多くの人数をかけていく”スタイルは、現代表が採用しているように「個の力が劣る場合には数でそれを補うべきだ」というネガティブな発想から行うべき戦術では無いと思っています。
 逆にどこかで「1対1に勝てる」要素がある場合に有効だと思っています。従って、W杯クラスでやるのであればカカ、トッティの様な選手が必要で、日本でいえば全盛期の中田英がいれば面白かったかも。また、本田が本格化すれば中田を超える要素がありますし、長谷部、個人的には山田直輝も起用法によっては面白い。
 甲府が一時期強さを発揮したのもバレーという突破力・高いシュートへの意識がある選手が居たからだと思いますし、フィンケの場合、その前がカウンター主体のチームでしたから、採用する価値はありますし、タレントも揃い、ショートパス・カウンターを織り交ぜて、今季に正念場・集大成がやってくるチームです。
 日本代表はと言うと、主力選手が生粋のパサーで、戦術と選手起用に矛盾があるように思えてなりません。
 ただ、Jubeさんの改善策の様に長短を織り交ぜて、人数の少ないサイドを有効利用して、1対1を2対1にするために走るのでは無く、1対1で勝てないなら、2対2で、ボールの受け方やワンツーの工夫、パスフェイクからドリブル・3人目の動き、といったプレーの質・動きの質という部分に工夫し磨きをかければ、日本人の良さ(アジリティー・接触のない足元のボール捌き、だと思っています)を生かせるように思います。要はカウンターと同じですよね。
 つまり、改善すべき能力は運動の量ではなく運動の質であるはずです。
 それと、やはり、アーリークロスは、速攻時(追いかけっこ)の方が有効だと思います。遅攻の時は、FWとDFの真正面勝負(目線的にDF有利)。同じ一か八かなら、ミドルを打つか、PA・ゴールラインへ仕掛ける約束事があるべきですよね(ファールもらえれば大チャンス)。
 また、長短のパスを使い分けるには、現在は相手プレスから逃げるためのパスに終始していますが、主力のパサーには「次はこういうプレーをしてね♡」という想いのこもったパスを出して欲しいですね。
 毎回長文ですみません。読むの大変でしょうか?
【2010/02/27 15:30】 URL | noz #-[ 編集] | page top↑
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