コートジボワール戦 「戦っているのは選手だけじゃない、そういうみんなの気持を力に変えて、どうか本番では、良い戦いを見せて欲しい」
試合 :国際親善試合
場所 :シオン(スイス)
開催日:2010年6月4日
結果 :コートジボワール勝利
スコア:「0-2」
得点者:OG コロ・トゥーレ

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○ 戦評・雑感

FW:岡崎
MF:大久保 長谷部 本田
MF:阿部 遠藤
DF:長友 闘莉王 中澤 今野
GK:川島


前半1分。
中盤右ゾーンでボールを奪い、長谷部がボールを保持。
前に蹴らず、左後方の遠藤へパス。
遠藤から右の今野へパス。
今野から右前の本田にパスし、推し戻されて再び今野へパス。
今野から遠藤へパス。
遠藤が1対1で競り負けてボールを奪われる。
ドログバからの右へのパスがズレて、
それを長友が大きくクリア。

前半2分。
大久保が中盤の左でファールを受けてリスタート。
遠藤から右の阿部へパス。 阿部が後方からのチェックで簡単にボールを奪われ、
コートジボワールのボールへ。

前半3分。
楔のパスが入り、
ドログバがそのコントロールをミスして、
闘莉王がルーズボールを拾う。
闘莉王は右サイドの本田にボールを預け前へ。
しかし本田は前にボールが出せず、中澤へバックパス。
低い位置で、中澤から遠藤、遠藤から今野、今野から本田、本田から遠藤、とパスを繋ぐ。
遠藤から長谷部に縦のパスを入れたところで、相手に先にボールを触られラッチライン外へ。

前半4分。
阿部が高い位置で相手からボールを奪い、長谷部がボールを保持。
右からやや中の高い位置に入ってきた本田にパス。
しかし前には向かず、遠藤へバックパス。
遠藤→今野→遠藤、とパス。
遠藤から左へのサイドチェンジのボールがミスになり、
相手にボールを奪われる。
カウンターを受けて、速攻はなんとか防いだが、
センタリングまで持っていかれる。

前半6分。
右からのシュートを川島がキャッチ。
左SBの長友へボールを渡す。
長友から阿部へパス。
阿部から遠藤へパス。
遠藤から闘莉王へバックパス。
闘莉王から本田へ放り込む。
競り勝てず、こぼれ球はコートジボワールのボールへ。

前半7分。
阿部がプレスに出てかわされ、
左のバイタルエリアが空いたので、
そこに長友が移動してカバー。
しかしそれでも止めきれず、
スペースになっていた日本の左へパスを出される。
大久保がなんとか戻って守備をし防ぐ。

前半9分。
コートジボワールのDFラインからの縦パスがミスになり、遠藤がインターセプト。
長谷部に楔を入れて、長谷部が粘って右の今野へパス。
今野が中に少しドリブルでボールを運び、前の長谷部にパス。
長谷部から右サイドの本田にパス。
本田が縦に仕掛けて右足でセンタリングを蹴るが、
全く精度を欠き、ボールはあさっての方向へ。

前半10分。
GKからボールが出て、今野と中澤でパス交換。
中澤から中央の阿部にパス。
阿部が今野に横パスしようとして、
簡単にそのボールをインターセプトされる。
速攻は受けなかったが、ボールを回された挙句、
バイタルエリア右でファールを犯しコートジボワールのFK。
FKが闘莉王に当たって失点。

前半11~13分。
闘莉王がDFラインからボールを持って前に上がり、
前に上がった長友にパスを出そうとして、そのボールを奪われる。
コートジボワールが速攻の形にならなかったのでピンチにはならず、
左サイドでボールを奪い返す。
長友→大久保→長友→岡崎→大久保、とパスを回すが、
大久保が阿部に横パスをしたところでボールを奪われる。

前半14分。
本田と今野でプレスをかけて、右サイドでボールを奪う。
本田から前の長谷部にパスを入れ、
長谷部から阿部へバックパス。
阿部から低い位置にいた本田へ横パス。
本田が少しドリブルで持ち上がり、
しかし遠藤へバックパス。
遠藤から前に上がっていた今野にパス。
今野はダイレクトで近くにいた岡崎にパスを出そうとするが、
そのボールを奪われてコートジボワールの攻撃に。
ドログバが個人で突破していこうというところを、
闘莉王のジャンピングニーで止める。
ドログバはこのプレーで負傷し交代。

前半19分。
左サイド、高い位置のスローインから、 大久保→本田→長谷部とパスを繋ぎ、 前に入ってきた長友にパスを渡すが、
ボールをコントロールできずコートジボワールのスローインになる。

前半20分。
自陣低い位置で、
闘莉王から前の阿部にパス。
それを阿部がトラップミスしてボールを奪われる。
しかし素早く守備が戻って、
ボールを奪い返す。
長谷部から本田にパス。
本田から前に走った長谷部にパス。
長谷部が岡崎にスルーパスを出すも、
ボールが強すぎて全くチャンスにならず。

ボールを奪った阿部がチンタラ歩いて前に走らない。
本田もパスを出したあと前に走らない。
長谷部と岡崎が直線上に並んでいる。

前半21分。
闘莉王が左から右へサイドチェンジのボールを蹴るも、
全く精度を欠き、
誰もいないところに蹴ってしまい、
コートジボワールにボールを奪われる。
しかしコートジボワールが速攻に入らず、
のんびりボールを回しているところを、
本田が後ろからダッシュしてきてボールを奪う。
その本田がドリブルで少し前にボールを運んだが、
右SBの今野へバックパス。
今野がタッチライン沿いに縦パスを入れるが、
全く前の選手と合わずボールをインターセプトされる。

前半22分。
コートジボワールが縦パスを入れ、
それを闘莉王が簡単にカット。
前の長友にパスを渡すも、
1対1でプレスをかけられ、
危うくボールを奪われそうになる。
左のカバーにはいっていた遠藤がルーズボールを拾い、中央の阿部へパス。
阿部から前の本田にパス。
本田は右横にパスを出すも、
今野が上がってきておらずタッチラインを割ってしまう。

前半23分。
サイドチェンジのボールを長友がカット。
前の大久保にボールを預け、
その大久保から前に上がった長友へパス。
長友が左のタッチライン沿いの前にパスを出し、
そこに長谷部がボールを受けに走るが、
スライディングされてタッチラインを割る。

前半23~25分。
単純に長いボールをDFラインの裏に蹴られ、
それは川島が飛び出して、なんとか蹴り返して防ぎ、
そのクリアボールのコントロールをミスしたところを、
大久保がボールを拾う。
岡崎はDFラインの裏にボールを要求していたが、
大久保は後ろの長谷部にバックパス。
長谷部から右の本田に横パスするが、
パスが強かったのもあって、
本田がそのボールをコントロールできずボール奪われる。
しかし日本がプレスをかけてボールを奪い返し、
ボールを受けた本田がドリブルで縦に仕掛けるが、
簡単にボールを奪われる。
しかし再度日本が高い位置からプレスをかけ、
左サイドの低い位置に追い込んでボールを奪う。
左の遠藤から左中の大久保にパス。
シュートを撃てずに右の中央を上がってきた阿部に横パス。
阿部がシュートを撃つもブロックされる。
しかしそのセカンドボールも日本が拾い、
大久保から左サイドに残っていた長谷部にパス。
長谷部がセンタリングを入れるも、
ゴール前の選手には全く合わずクリアされる。

この攻撃は、日本の高い位置からのプレスが効き、
2度セカンドボールが拾えたので、
波状攻撃になって良かったが、
ダイレクトでのパスやシュートではなかったので、
相手に寄せられしまうし、
長谷部のセンタリングに対して誰も飛び込まない。
誰も反応して動き出していない。

前半26分。
左の低い位置で遠藤がボールを受け、前の阿部へパス。
阿部から左横の大久保にパス。
更に大久保から前の長谷部にパス。
長谷部が左サイドの前に走り込んだ長友にパスを出そうとするが、
相手DFにインターセプトされる。
そこからの速攻は、
日本が素早く戻ってブロックを作り防いだが、
再度単純にDFラインの裏にボールを蹴られ、
危ない場面を作る。

前半27分。
遠藤からの楔を長谷部が受け、
右サイドを駆け上がってきた今野へパス。
今野がアーリークロスを入れ、
そのボールに本田と岡崎が飛び込むも、
ニアで相手DFにクリアされてしまう。

この試合で、
日本の得点のチャンスを感じさせたシーン。
しかしピッタリ合わないとやはりシュートまでも持っていけない。
但し速攻でのこういう攻撃を繰り返していくことが必要。

前半28分。
左サイドの前に上がってきた闘莉王がパスを受け。
前の岡崎に速い縦パス。
岡崎は左に移動しながらボールを受けたが、
上手くコントロールできずボールを奪われ、
コートジボワールはクリア一本で日本のDFラインのところへフィード。
それをドゥンビアがマイボールにし、
強烈なシュートを撃つも枠を外れて助かる。

前半30分。
相手のスローインの展開から、
日本が右の低い位置で囲みボールを奪うが、
遠藤が後ろから競りかけられてボールを奪われる。
シュートまで持っていかれたが、
そのシュートが枠を逸れて助かる。

遠藤が低い位置でプレスを受け、
1対1で競り負けてボールを奪われるのは2回目。
これはとても危険。

前半33分。
前からプレスをかけるもボールを奪えず、
コートジボワールの速い攻撃を許す。
しかし守備ブロックを素早く作って防ぐ。

前半39分。
今野が低い位置から岡崎にアーリークロス。
岡崎が空中戦で競り合い、
そのセカンドボールが本田のところへ。
本田がダイレクトボレーを左足で放つも、
ゴールマウスに飛ばず。

このシーンも、
日本の得点チャンスを感じたシーン。
キーポイントは、
アーリークロスとシンプルに岡崎を使った事。
アーリークロスからチャンスになるのは2回目。

前半43分。
日本がブロックを作って守り。
長谷部がチェイスしてボールを奪い、岡崎にパス。
岡崎がドリブルで中央を縦に仕掛けていくが、
途中で横を上がってきた長谷部にパスを出して、
そのボールを奪われる。
それを遠藤が拾い返し岡崎にパスを出すも、
左サイドの裏に走り込んだ岡崎はオフサイド。

後半44分。
DFラインから中盤にパスが入ってきたところを、
日本がプレッシャーをかけてボールを奪う。
そこから長谷部に繋ぎ、
右横を上がってきた中澤にパスをするが、
中澤が今野にバックパス。
今野は前にボールが出せず、
中央後ろの阿部にパス。
阿部から前の遠藤にパスを出し、
再び阿部にバックパス。
そこから右サイドで阿部と遠藤と今野で数回のパス交換。
左を上がってきた闘莉王にパスを回し、
中央の前にいた大久保にパスを出すが、
最後はその大久保がロングシュートを撃って終了。

前半46分。
阿部がチェックにくもドゥンビアに競り負けてかわされ、
そのままドリブルで持ち込まれてシュートを撃たれる。
シュートは枠を外れる。

阿部がアタックに行った時の、
カバーがいない事が多いので、
阿部がかわされるとピンチになる。


と言う事で、前半の主なシーンやプレーを1つ1つ挙げていきましたが、これでこの試合がどういう試合だったのかというのは、だいたい解って頂けるんじゃないかと思います。基本的には、コートジボワールと日本は、同じような戦い方だったと思います。日本もコートジボワールも、まずは守備ブロックをしっかり作って、そこでボールを奪ってから攻撃していこう、という戦い方でした。但し、意外だったのは、コートジボワールの方も、日本と同じように、結構回してくるような攻撃の組み立てをしてきて、ガンガン速攻という攻撃ではなかった事ですね。
だから日本がボールを攻撃の途中でインターセプトされても、コートジボワールは速攻に入らず回してくることが多かったので、その間に日本も戻って守備ブロックを作る時間があり、結果は2失点でしたが、守備が崩されて失点する事はありませんでした。このことで判るのは、例えそれが日本であっても、守備ブロックをしっかり作れてしまえば、コートジボワールのような相手でも、そう簡単には良い攻撃をさせない事ができる、と言う事ですよね。これはこの試合で確かめられた、唯一の収穫ではあると思います。
但し、これがカメルーンを想定して、と言う事になると、少し話は違ってきて、カメルーンの攻撃は、この試合のコートジボワールのような攻撃ではないですね。もっと単純にカウンターを狙ってきます。従って、この試合のように、何度も何度もボールを攻撃の途中でインターセプトされ、低い位置でボールを奪われた場合には、守備ブロックを作る前に速い攻撃が来ると思いますので、そういう部分で、この試合は、カメルーン戦に、大きな不安を残す事になったかなと思います。

そして、やはり問題が大きかったのは、攻撃の方ですよね。上記を見てもらえば分かるように、日本の攻撃には無駄なパス交換が圧倒的に多く、前に少し行ったと思ったら、前にパスを入れたと思ったら、すぐにバックパス、と言う事ですよね。無駄なパス交換やバックパスを繰り返している間に、速攻のタイミングを逸して、相手は完全に守備ブロックを整えてしまう。そして、結局攻め切る事ができなくなって、寄せられてボールを奪われる、横パスをインターセプトされる、縦に楔を入れても通らないし奪われてしまう、どうにもならなくなってシュートを撃つ、と言う事ですよね。そして速攻になっても、横パスをしてボールをインターセプトされる、と言う事ですね。
結局、誰かが頑張って前を向いてプレーをしなければならないし、バックパスしないで前に前にパスを繋いでいかなければ、横パスではなく前にパスしていかなければ、相手に脅威を与えるような、威力のある攻撃など、絶対にできない訳ですよね。つまり、この試合の攻撃と言うのは、悪い日本の状態に逆戻りした、と言う事ですよね。小さな局面でパスを交換しあっているだけ、そしてそこでチェックを受けて、遠藤のように競り負けてボールを奪われてしまう、相手の位置とかを確認せずに横パスしてボールを奪われる、それを繰り返していただけでした。岡崎を裏に走らせるようなパスを出したのは2回、本田を裏に走らせるようなパスを出したのも2回、大久保を裏に走らせるようなパスを出したのは0回、どう考えても少な過ぎですよね。岡崎をシンプルに使っていこうという攻撃も、ほとんどなく、岡崎は消えていました。
日本の攻撃でチャンスになったのは2回で、どちらも今野のアーリークロスからでした。なぜアーリークロスがチャンスになったのか? 普通に考えると、高さの無い日本がアーリークロスでチャンスを作れるはずが無い、と考えてしまうかもしれませんが、理由は、相手が守備ブロックを作る前の速い攻撃になるから、と言う事ですよね。まだ相手がゴール前に引いて守備ブロックを作る前に、速い攻撃やタイミングでゴール前にボールを運んでしまえば、必ずチャンスにはなる、と言う事ですよね。従って日本が得点を奪うには、この攻撃方法しか無い訳で、こういう縦に速い攻撃を、日本は何度も何度も繰り返していくしかないと、私は思う訳です。そして、そういう速い攻撃で攻撃しきれなかったら、そこではじめて回していくような遅攻に入る、そういう優先順位が必要だと思う訳です。まずは遅攻有りきでやっているから、回していく攻撃を第一の選択肢としているから、速攻できるチャンスも逃してしまい、日本の攻撃は全く威力を持たない訳ですよね。
そして、そういう攻撃の中で、FWである岡崎を全く使っていかない、中盤とDFの選手でぐるぐるとパスを回しているだけで、逃げのポゼッションをしているだけで、結局はサイドに追い込まれて、後ろに押し戻されて、ほとんどの攻撃がシュートまでいかず、センタリングを上げるところまでさえも行かず、途中で防がれてしまう、と言う事ですよね。やはり、カウンター攻撃を磨き上げてこなかったツケが、FW主導の攻撃を作り上げてこなかったツケが、ハッキリ出てきているな、と思いますね。

但し、縦に速い攻撃ができなかった原因と言うのは、この「4-2-3-1」というシステムと、そこに配置する選手にもあると、私は思っている訳です。「4-2-3-1」で守備ブロックを作って守る、堅守カウンターサッカーをやるという事は、実質的に「4-4-1-1」になる訳ですよね。長谷部をトップ下の位置に使ったのは、カメルーン戦の、A・ソング対策、と言う事かなと思いますが、問題は、これだと前線の起点が1枚ないし2枚しかいない、と言う事なんですね。
そこに、トッティであるとか、カカであるとか、そういう選手がいれば良いですが、日本にはそういう選手はいない訳で、どう考えても、岡崎1枚や長谷部1枚で前線の高い位置で起点を作るというのは、厳しいですよね。そこにボールを入れても、多くの場合は潰されてしまう訳です。だから、いくら速攻をしようという意思があっても、それができないし、それができないとなれば、岡崎や長谷部に楔のボールを入れようとすることに、どうしても躊躇してしまい、結果、バックパスや横パスが多くなる、と言う事ですね。
そしてそうなってくると、まずはサイドの本田や大久保にボールを預けようという事になる。しかし、「4-4-1-1」で守備ブロックを作ってますから、当然、大久保と本田の位置は低い。だからそこにボールを預けても、SBとボランチとパス交換をするだけになる、と言う事ですよね。きっとこれは、そこに俊輔や松井を入れても、同じ事になると思います。ではそれを、「4-3-2-1」に変えたらどうなるのか? つまり後ろの「4-3」の守備ブロックでボールを奪ったら、嫌でも前の3枚に縦パスを入れなくちゃならなくなる訳ですね。そして、前が3枚ですから、2枚よりは確実に前で起点が作れる可能性が高まると私は思う訳です。
だから私は、堅守カウンターをやるという時に、「4-4-1-1」を推す人も少なくないですが、あくまでも「4-3-2-1」が良いと主張する訳ですね。カメルーン戦のA・ソング対策を考えた場合でも、トップ下の選手が1枚で潰しにいくよりは、トップ下の選手が2枚で潰しに行く方が良いですよね。また、A・ソングの左右の横のスペースが空く事を考えても、そこの左右のスペースに1枚づついた方が良いですよね。更には、前からプレスをかけていく場合でも、2トップに近い形の方が、相手のCBやボランチに強いプレスをかけていけますよね。個人的には、「4-1-2-3」に対して、なぜ岡田監督が「4-2-3-1」が良いと考えているのか、理解できないところです。攻守は表裏一体。攻撃に威力があってこそ、守備も威力が増してくる訳で、守備の部分の対応だけを考えて布陣を作っても、それでは守り切れないと思いますね。


FW:岡崎(森本)
MF:大久保(玉田) 憲剛 俊輔
MF:阿部 稲本
DF:長友 闘莉王 中澤 今野(駒野)
GK:川島


それで、後半はこのようなメンバーに変わった訳ですが、基本的には前半と同じですね。前半と同じような戦い方を、後半も繰り返していただけでした。但し後半は、攻撃的にいかなければならなかった訳ですね。1点ビハインドで負けていた訳ですから、とにかく早く同点にまで追い付く事、それをしなければならなかったと思う訳です。この試合は仮想オランダではなく、仮想カメルーンであった訳ですから、なおさらそうでありますよね。
じゃあどうするべきだったのかと言えば、この状況では、今まで岡田ジャパンがやってきたような、ハイプレスをガンガンしていくべきだった、と私は思う訳です。そこはリスクを冒して、勝負に行くしか、仕方ないですよね。相手は1点リードしている訳ですから、こちらが堅守カウンターを狙っていたって、出て来ないですからね。実際、後半のコートジボワールは、前半にも増して、攻撃に人数をかけてこなかったですよね。そして、急いで攻める事は絶対にしないで、ボールを回して時間を使っていくような戦い方をしていましたよね。だから積極的にボールを奪いに行かなければ、ただズルズルと時間を消費させられてしまうだけになってしまう訳です。
従って、そういう状況になる事を想定しても、「4-3-2-1」の方が良いですよね。「4-3-2-1」にしておけば、すぐにハイプレス向きな「4-1-2-3」へ変われますよね。「4-2-3-1」「4-4-1-1」にしたまま、選手だけ攻撃的な選手に変えても、あまり変化は望めないと思います。前でプレスがかかって、ボールが奪えなければ、いくら選手を攻撃的な選手に変えても、攻撃が始まらないし、攻撃する時間が増えないし、攻撃に威力が出ないですよね。
中村俊輔が入って、この試合では、俊輔のコンディションが上がってきたようで、本田よりもボールの配給役や収め役として良いパフォーマンスを見せていました。もちろん、前半よりも相手が引いてきたので、中盤でボールが持ち易くなった、と言うのはあると思います。しかし、理由はどうあれ、俊輔が前線にパスを配給しようというシーンは、結構ありました。しかし、俊輔の前に選手がいませんでしたよね。左サイドに選手がいませんでしたよね。俊輔のパスを受けようと裏に走り込む選手が、森本しかいませんでしたよね。森本がポストに入ってしまったら、裏に走り込む選手が、誰もいませんでしたよね。
こういう状況になった時に、苦しいとか言ってられない訳です。ここで頑張らなかったら、どこで頑張るんだ、と言う事だと私は思う訳です。もちろんこれも、この試合は本番ではなく、コンディションもここにピークを合わせていない、と言う事がありますから、また、涼しい所から暑い所に移動してきたばかり、と言う事がありますから、それは解りますが、でもこの試合は、勢いに乗っていくために重要な試合だった訳で、ここで結果を出しておく出しておかないは大きな影響を与える試合だったと思いますので、どうにか頑張って欲しかった、そのように強く思う訳です。
後半30分。駒野から質の高いロングフィードが森本に入って、それを森本がヘディングでゴール前に落とした、というシーンがありましたが、長谷部がそれに走り込んでいきませんでしたよね。苦しいのは解ります。それは解りますが、そこで行かなかったら、絶対に得点は取れない訳です。そしてもう1人、その長谷部と同じ位置に憲剛もいましたが、憲剛は後半から入った選手なのですから、絶対走り込まなくてはダメですよね。それともう1つには、「4-2-3-1」「4-4-1-1」でやっていたら、それで前半と同じような戦い方をしていたら、ゴール前までの距離が遠いですから、走り込んで行けないですよね。もしこれが「4-1-2-3」のハイプレスに変わっていれば、誰かが走り込んでいけたと思う訳です。

そして結局は、セットプレーから2失点目もしてしまったという事で、折角、イングランド戦でほんの少し見えていた光を、消してしまったような試合になってしまい、結果と内容になってしまい、かなり残念な気持であります。もうこれで、後は本番しかありません。正直、本番の3試合を迎えるのが、怖くて仕方ないですね。どんなに批判しようと、私は日本代表が惨めに敗れる姿は観たくない。私だけでなく、みんなそうだと思う訳です。批判は、そういう強い強い気持ちから出ている訳です。ホントに負けても良いと思っているなら、批判すらしません。みんなそうですよね? 戦っているのは選手だけじゃない、そういうみんなの気持を力に変えて、どうか本番では、良い戦いを見せて欲しいと思います。


* 長くなりましたので、選手評価は次のエントリーにしたいと思います。



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【2010/06/05 11:45】 | 岡田ジャパン試合 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
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コメント
アマチュア評論家さん、コメントありがとうございます。

しかし闘莉王以上のCBというのも、
現状では、いるとは思えないし、
岡崎から森本に代えても、
劇的に変われるとは思えない。
そもそも日本選手の個の力が世界レベルに無いというのは、
わかっている事なので、
それでもどう戦うのか、
という部分が今は重要ですよね。


pivoteさん、コメントありがとうございます。

攻守は表裏一体であり、
攻撃が機能しなければ守備は苦しくなるだけ、
と言う事、
これまでの結果として、
アジアレベルでも通用しなかったものは、
当然世界レベルには通用しないし、
更には、アジアレベルで通用していても、
それが世界レベル相手には通用しない、
つまり、
理想はとりあえず置いておいて、
できる事をやるしかない、
やれることをやるしかない、
その区別と判断をハッキリさせていけば、
「4-4」が良いとか、
ハイプレスが良いとか、
ポゼッションが良いとか、
そういう考え方には絶対ならないんだろうと思います。
結論が先で理由を付けるのではなく、
理由が先でそこから結論を出す、
そういう事が必要かなと思いますね。
【2010/06/07 21:51】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
4-1-4-1系で行くか4-2-3-1系で行くかの話があったので私の意見を少しコメントさせていただきます。

管理人さんはカウンターを仕掛けやすくする為に4-3-2-1を推してられてますが、4-3で守備ブロックを作っても崩される気がします。特にオランダとデンマーク相手だとサイドからボコられると思うので、4-3ではなくて4-4-以上は必要ではないかと。

というか日本は選手の質からしてロングカウンターは不得手だと思うので攻撃の事も考えるとなると(考えて当たり前なんだけど)前線からのプレスからショートカウンターが一番良いと思います。となってくるとオランダもデンマークも4-2-3-1で来ると思うので(カメルーンは知らん)、ポジションががっつり組合う4-1-4-1系で管理人さんも仰っているハイプレスが良いのかなって気もします。でもそれで前プレが機能しなくて後ろで守備ブロックを作ると全く攻められなくなりそうです。

なんで結論は4-2-3-1でトップ下を憲剛にして、サイドにしっかり上下動できる選手を入れるのが良いかなと思います。憲剛ならカウンターで一発のパスも出せますし、無理ならポゼッションで休憩する時間を作れるかなって。今更ですがカウンターの申し子、英さんが欲しいですね。


でも一番見たいのはサイドバックを上げて数的優位をつくってポゼッションする日本代表だったりします。笑
【2010/06/07 14:11】 URL | pivote #-[ 編集] | page top↑
最悪な状況ですね。
毎度お疲れさまです。とうとう4連敗ですか。最近代表について自虐的で、何か次に繋がるモノが見たいです。管理人さんが絶望してブログを閉鎖しないことを祈ります。早速試合雑感。闘莉王はCBとして守備が軽い。明確な穴です。俊輔と同じ部類の。対戦国を呪わなくても既に穴二つです。さらにはドログバ骨折させたし、メンタルに響かなきゃいいけど。次に岡崎を代えませんかそろそろ。前線から連動しない特攻プレスは体力の無駄だから止めろ。本番は森本に代われ。なぜに長谷部がトップ下?わけわかんね。俊輔は難しい。いらないと言うのは簡単だけど、このレベルで唯一攻撃の形を作れるし。けどコンディションがなあ。よくコネるしスピードがなあ。本田は代表で成長していないと思う。クラブでのプレースタイルをそのまま持ち込んでいる。それではまず機能しない。現状をよく考えろ。90分で見せ場が枠外ミドル一発なんて選手はいらん。やはり中村憲はこのレベルでは厳しいか。期待していたのだが。以上です。
【2010/06/06 22:07】 URL | アマチュア評論家 #-[ 編集] | page top↑
アルシンドさん、コメントありがとうございます。

W杯の試合を迎えるにあたって、
こんなに胃が痛むような経験をするのは、
初めてです。
「どこかで、カメルーン戦から急に見違えるチームに変身しないかと、願っている自分がいます」
と言われていますが、
私も全く同じ気持であります。
やっぱりどんな状態や状況になっても、
望みというのは捨て切れませんよね。
ハッキリ守る時は守る、
ハッキリ攻める時は攻める、
それだけでもやって欲しいなと思います。


antさん、コメントありがとうございます。

選手も我慢、
監督も我慢、
サポーターも我慢、
もうこれしかないですね。
気持ちが切れてしまったら、
弱気になってしまったら、
もうその時点で勝負有りですからね。
偉そうな事を言える人間ではありませんが、
最後まで我慢して応援しましょう。
キツイですけどね・・・(苦笑)


サムライ7さん、コメントありがとうございます。

望みは薄そうですが、
最後の最後まで、
最後には、
岡田監督や選手が最良の選択肢を選んでくれる事を、
願っておきたいと思います。
もし今野が使えないとなったら、
ちょっとキツイですね・・・。
ホントに、最後の最後まで、胃が痛いです(苦笑)


蒼龍さん、コメントありがとうございます。

ホントに、心底、
崩す気のないポゼッションサッカーほど性質の悪いものはありませんよね。
観ていてイライラするだけですからね。
俊輔に関しては、
なんとか間に合わせて欲しいなぁと強く思います。
トップパフォーマンスでさえあれば、
彼のたった1つのプレーが日本を救う、
と言う事もあるように思いますから、
ホントに頑張って欲しいです。
【2010/06/06 01:48】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
俊輔は少しずつよくなっていますね
ただ試合としては、いつもどおりポゼッションしてましたね。
あれだけ体格差があると楔をいれてもキープするのは、難しいですね。
だからといって周りがサポートしなければ崩せないのですから、あとは可能性の低いミドルしかなくなるわけでそれではゴールは期待できませんからね。
もうこうなると唯ボールが動くだけの退屈な試合にしかなりませんよね。
それにしても崩す気のないポゼッションサッカーほど性質の悪いものはありませんね。
【2010/06/05 17:53】 URL | 蒼龍 #-[ 編集] | page top↑
もう絶対4-3-2-1で望んで欲しい

4-2-3-1はある程度使って来たのに特に攻撃面で全く機能してませんでした

後、遠藤のミスが目立ちましたね。いつも通りの間合い、感覚でやってるとアフリカンにはやられますよね。パスの精度もありませんでした
阿部も間合い、感覚がずれてて抜かれる場面、タックルをかわされる場面が目立ちました

攻撃はなぜイングランド戦である程度通用した岡崎に単純に当てて、落として、二列目から飛び出すってやつをしなかったんでしょう?もう細かく繋いでとかポゼッションとか自己満足なプレーはいらない。もっと相手が嫌がるプレー、効果的なプレー、通用したプレーをして欲しいです

大久保にはガッカリでした。トラップ悪い、ドリブル後のボールの置く位置が悪いってので4回以上ミドルシュート打てる局面を潰しました。ミドル打ってもいつまでたっても宇宙開発やし…

岡崎にしても森本にしても裏にスペースがあるうちに使った方が良いのに中盤や最終ラインでちんたら回してるのは自分の首しめてるようなもんですね。おっしゃる通りFW主導のカウンター攻撃に今からでも完全に切り替えて欲しいです。ポゼッションで得点出来る可能性なんて微塵もありませんから

森本の折り返しの場面は僕は森本に勝負して欲しかったですが、それでも誰かに顔出して欲しかったし、後半から出て来てるのにあそこに顔を出せない憲剛は体力の問題というより考え方、メンタルの問題でトップ下やるべきじゃ無いと思います。

玉田は良かったと思いますが、何にも繋がら無かったですよね。玉田のドリブルをチームの中でどう活かすのかも考えて無さそうです

今野は心配ですね。守備力があり、高さもそれなりで、繋ぎの部分でも稚拙さが出ないので長友以外で唯一使えるSBだと思っているので、離脱となるとかなり痛いです。別に阿部も出来るでしょうが、そうなるとまたディフェンスライン1からだし、中盤が足らなくなりますよね。遠藤でもいいんですがあまりにコンディションが悪いのでただでさえISHキツいのにちょっと使い辛いです。僕は遠藤も外してポゼッションとは完全に決別して欲しいとすら思ってるので今野離脱はかなり痛いです。今野が離脱しなくても守備的なSB、中盤の薄さは気になります

日本代表への批判はもっと出来るだろ!!みたいな所があると思いますから今の日本じゃとても怖いですけど、応援してる人の気持ちを胸に戦って欲しいです
【2010/06/05 16:05】 URL | サムライ7 #-[ 編集] | page top↑
所用があり後半しか見れませんでした。
後半だけの印象ですが、見終わったあと、完全に鬱になりました。
今まで積み上げて来たものが、こうも簡単に瓦解するものなのか。
で、その後に45分の練習試合があり、テキストだけしか見ていなのですが、内田、松井あたりは動けていた様です。
なんかなあ、もうやけのヤンパチ、闘莉王をFWに上げたらどうです?
スイスに来てから3得点ですよ。
すみません、気に触ったら削除して下さい。
もう祈るしかありません。
【2010/06/05 15:37】 URL | ant #-[ 編集] | page top↑
こんにちは。

いつも楽しみに拝見させていただいております。

私も管理人様と同じで、ここから本番の3試合を迎えるのが、怖くて仕方ないです。

どこかで、カメルーン戦から急に見違えるチームに変身しないかと、願っている自分がいます。

世間の論調は、もっと頑張れるのにという話が多いですが、90分間走り続け過ぎていることを見直し、どう手を抜くか、何をやらないかを決めると、違った活路が見つかるかもしれません。
【2010/06/05 12:35】 URL | アルシンド #-[ 編集] | page top↑
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