1次リーグ グループC・D・F・H 第3戦4試合戦評
イングランドvsスロベニア 「ちょっと残念なスロベニアの戦い」
オーストラリアvsセルビア 「オーストラリアにとっては後味の悪いW杯となってしまった」
スロバキアvsイタリア 「3試合で5失点するイタリアはイタリアじゃない」
スペインvsチリ 「スペインの調子は上向き」

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イングランドvsスロベニア 「ちょっと残念なスロベニアの戦い」

試合 :1次リーグ グループC 第3戦
開催日:2010年6月23日
結果 :イングランド勝利
スコア:「1-0」
得点者:デフォー

○ イングランド

FW:ルーニー(J・コール) デフォー(ヘスキー)
MF:ジェラード ミルナー
MF:バリー ランパード
DF:A・コール テリー アプソン G・ジョンソン
GK:ジェームズ

○ スロベニア

FW:リュビヤンキッチ(デディッチ) ノバコビッチ
MF:キルム(マタブジェ) コレン ラドサブリエビッチ ビルサ
DF:ヨキッチ ツェサル シュレル ブレチュコ
GK:ハンダノビッチ

初戦はジェラードとランパードがCHに並ぶ「4-4-2」の布陣。第2戦はバリーをアンカーに置き、その前にジェラードとランパードを置いた「4-1-2-3」で入り、後半からはジェラードを左SHに置いた「4-4-2」でしたが、この試合ではその第2戦の後半の形できました。但し、2トップの1枚はへスキーに代へデフォー。右SHにはライトフィリップスもしくはレノンではなくミルナーを起用してきました。累積で出場停止のキャラガーの代わりにはアプソン。GKは第2戦からグリーンではなくジェームズが起用されています。
この試合を観て感じたのは、引き分けでも予選リーグ突破となるスロベニアに、あまり気迫が感じられなかったという事でした。イングランドの方は、勝たなければダメですから、選手は気合に満ちていたと思いますが、それに比べてスロベニアの方には、あまり気迫というものを感じませんでした。
試合の方は、前半、ミルナーのアリークロスがスロベニアのDFラインとGKの間に入り、それに飛び込んだデフォーがシュートを決めてイングランドが先制、その後は、両チーム共に得点チャンスを作りましたが決められず、そのままスコア「1-0」でイングランドが勝利しました。
スロベニアの守備は、アメリカ戦でもそうでしたが、裏を突かれると弱いところがあって、イングランドはポストプレイヤータイプのへスキーではなく、ストライカータイプのデフォーを起用した事が成功し、守備の方は、アメリカ戦のあの失点は、ある意味事故のようなものだし、アルジェリアは第2戦のイングランド戦では「5-4-1」、という超守備的なシステムに変えてきて、
アメリカ戦でアルジェリアがどうのように戦ったのかは、観ていないので判りませんが、そうであったにせよ失点はしなかった訳ですから、守備の方は安定していると思いますので、ここでデフォーの起用が成功したという事は、決勝Tに向けて好材料にはなったかなと思います。また、ジェラードとランパードの起用方法に関して、この2人を横に並べない、高低差をつけた配置にするという事は、やはりその方が機能性はあると思います。
個人的には、ルーニーを左右どちらでも良いのでサイドに回して、デフォーもしくはヘスキーの1トップ、そのトップ下にジェラード、ランパードはボランチとしての役割をしっかり担う、その方が攻撃は機能してくるような気がしています。つまり、ジェラードとランパードをCHとして使うとしても、「4-1-2-3」という形ではなく、「4-2-3-1」という形を明確にとっていく、そうする事が良いように思います。もしくは、ジェラードを左SHという配置にするならば、右SHにはルーニーを入れて、2トップはへスキーとデフォーにする、こういう形でも面白いかなと思います。
と言う事で、このグループCは、アメリカが1位、イングランドが2位、と言う事になりました。アメリカ対アルジェリアの試合が、引き分けで終ってしまうのではないかと思いましたので、ここでアメリカが消えるのは強く残念だなぁと感じていたのですが、やはり最後はドノバンがしっかり仕事をして、イングランドとアメリカが決勝T進出を果たした事は、個人的には良かったなぁと思っています。アメリカ対ガーナ、イングランド対ドイツ、どちらも楽しみですね。


オーストラリアvsセルビア 「オーストラリアにとっては後味の悪いW杯となってしまった」

試合 :1次リーグ グループD 第3戦
開催日:2010年6月23日
結果 :オーストラリア勝利
スコア:「2-1」
得点者:ケーヒル ホルマン パンテリッチ

○ オーストラリア

FW:ケネディ
MF:ブレシアーノ(チッパーフィールド) ケーヒル エマートン
MF:バレリ(ホルマン) クリナ
DF:カーニー ニール ビーチャム ウィルクシャー
GK:シュウォーツァー

FW:ケネディ
MF:ケーヒル ホルマン エマートン
MF:チッパーフィールド クリナ
DF:カーニー ニール ビーチャム ウィルクシャー
GK:シュウォーツァー

○ セルビア

FW:ジギッチ(パンテリッチ)
MF:ヨバノビッチ クラシッチ(トシッチ)
MF:ニンコビッチ スタンコビッチ クズマノビッチ(ラゾビッチ)
DF:オブラドビッチ ルコビッチ ビディッチ イバノビッチ
GK:ウラジーミル・ストイコビッチ

第2戦終了時点で、ガーナが勝点4、得失点差+1、で1位、ドイツが勝点3、得失点差+3、で2位、セルビアが勝点3、得失点差±0、で3位、オーストラリアが勝点1、得失点差ー4、で4位、となっていました。と言う事で、ドイツが勝った場合は、ドイツが2点差以上で勝てば、セルビアは引き分けでOK、ガーナが勝った場合は、セルビアは引き分けでOK、ドイツ対ガーナが引き分けだった場合は、セルビアは引き分けではダメだった、と言う事でしたので、セルビアは攻撃的に、つまり、積極的に勝ちにきました。
ドイツ戦では守備的に戦い、日本と同じような、「4-3-2-1」という形だったのですが、この試合では攻撃的だったので、「4-1-2-3」という形になっていて、つまり、ニンコビッチとクズマノビッチが高い位置を取る事が多く、それによって確かに攻撃は厚みを持っていましたが、一方のオーストラリアの方は、攻撃的に戦うという事は無く、いつもと同じ堅守カウンターという戦い方でしたから、一見するとセルビアが主導権を握って戦っていたように見えたかもしれませんが、実際はオーストラリアのペースで、これはやばいなぁ、もしかするともしかするなぁと思っていたのですが、案の定という結果になってしまいました。
「4-3-2-1」ではなく、「4-1-2-3」の形になってしまうと、1ボランチの横のスペースが危険地帯となり、特に終盤になって「2」の選手の体力が落ちてくると、そこが大きな穴になってしまい、結局はそこを使われての2失点でした。オーストラリアの方は、初戦、第2戦、と退場者を出し、最後の最後に実力を発揮できる試合ができたかなぁ、という感じでしたが、とにもかくにも、ドイツ戦で「0-4」と大敗してしまった事が、決勝T進出を阻んでしまう事になりました。個人的には、セルビアに注目していたので、セルビアの敗退というのは、少し残念でした。


スロバキアvsイタリア 「3試合で5失点するイタリアはイタリアじゃない」

試合 :1次リーグ グループF 第3戦
開催日:2010年6月24日
結果 :スロバキア勝利
スコア:「3-2」
得点者:ビテク×2 ディナターレ コブネク クアリアレラ

○ スロバキア

FW:ビテク
MF:イエンドリシェク(ぺトラーシュ) ハムシク ストフ
MF:シュトルバ(コブネク) クツカ
DF:ドゥリツァ ザバブニーク シュクルテル ぺカリク
GK:ムハ

○ イタリア

FW:ディナターレ イアキンタ ペペ
MF:モントリーボ ガットゥーゾ(クアリアレラ)
MF:デロッシ
DF:クリシト(マッジョ) カンナバーロ キエリーニ ザンブロッタ
GK:マルケッティ

FW:ディナターレ イアキンタ
MF:クアリアレラ ペペ
MF:デロッシ モントリーボ(ピルロ)
DF:ザンブロッタ カンナバーロ キエリーニ マッジョ
GK:マルケッティ

終盤の追い上げも、なんか悲しい感じがしたのは、私だけでしょうか・・・? デロッシの凡ミスから奪われた先制点。あっさり奪われた2点目の守備。極めつけは、追い上げムードに水を差す、スローインから奪われた3点目。後半の途中からは、スロバキアがイタリアのグダグダにお付き合いしてくれて、双方共に足が止まり、ノーガードの打ち合い的な試合に。パラグアイとニュージーランドの試合が引き分けに終わったので、「2-2」とか「3-3」にしていれば、イタリアは決勝T進出の可能があったみたいですが、試合内容が酷くて、あまりイタリアを応援する気になれなかったですね。
ピルロが初戦から使えていれば、また違ったのかなぁとは思いますが、それにしても守備は酷いし、決定力は無いし、敗退も仕方ないかなぁという感じです。こんな酷い状態のイタリアを見るのは、初めてかもしれません。ファンタジスタ(死語?)的な選手、前線に欲しかったなぁ・・・。それから、カンナバーロに代わるCBの要となる選手、そういう選手も欲しかったですねぇ・・・。CFにも・・・・、なんだか、言い出したら切りが無いですね・・・。
とにかく、敗退は敗退で、グループ最下位という結果で、フランスW杯優勝のフランス、ドイツW杯優勝のイタリア、この2ヶ国が予選ステージで南アフリカの地を去る事になりました。一方、スロバキアの方も、後半の戦い振りはいただけないですね。イタリアを倒して決勝Tに進出できるという、モチベーションの上がる試合だったにも関わらず、後半の途中からグダグダになってしまい、2点奪えたから良かったですが、更なるグダグダのイタリアに2点奪われたというのは、とても残念でしたね。
最後まで、しっかりとした守備をして、走って欲しかったですね。と言う事で、このグループFは、パラグアイが1位で、スロバキアが2位で、予選通過となりました。そして、グループEは、オランダが1位で、日本が2位で、で予選通過となりました。従って、日本の対戦相手はパラグアイ、オランダの対戦相手はスロバキア、に決った訳ですね。


スペインvsチリ 「スペインの調子は上向き」

試合 :1次リーグ グループH 第3戦
開催日:2010年6月25日
結果 :スペイン勝利
スコア:「2-1」
得点者:ビジャ イニエスタ ミジャル

○ スペイン

FW:F・トーレス(セスク)
MF:ビジャ シャビ イニエスタ
MF:ブスケツ シャビ・アロンソ(ハビエル・マルティネス)
DF:カブデビラ プジョル ピケ S・ラモス
GK:カシージャス

○ チリ

FW:ゴンサレス(パレデス) バルディビア(ミジャル) サンチェス(オレジャナ)
MF:ボーセジュール
MF:ビダル エストラダ イスラ
DF:ハラ ポンセ メデル
GK:ブラボ

チリが前2戦で良いサッカーを見せていただけに、もう少し拮抗した試合になるかなと思いましたが、結果の「2-1」というスコア以上に、スペインが内容でも上回ったかなと思います。1点目は、長いフィードで裏へ出されたボールにF・トーレスが走り、チリのGKが飛び出してきてそれを防いだのですが、そのクリアボールがビジャにところへ行ってしまい、そのビジャが無人のゴールへシュートを撃って決めました。
そして2点目は、スペインらしい華麗なパス回しから、最後はイニエスタがシュートを決めました。これで既にスペインが2点のリードを奪った訳ですが、更にこの2点目に絡むプレーの中で、チリのエストラダが2枚目のイエローカードを貰い、退場ということになりました。と言う事で、スペインは後半に1点を返されましたが、数的優位を活かして試合の主導権を握り続け、そのままスコア「2-1」で勝利しました。
スイス対ホンジュラスが引き分けでしたので、このグループHは、スペインが1位、チリが2位、と言う事になりました。つまり、決勝トーナメント一回戦では、ブラジル対チリ、スペイン対ポルトガル、という対戦になった訳ですね。スペインは、初戦のスイス戦では、あまり良い所無く敗れましたが、この試合では、カウンターと華麗なパス回し、両方の形で得点を奪いましたし、守備の方でも、チリに大きなチャンスを作らせる事は無かったので、チーム状態は上向いてきているなぁと感じました。
チリの方は、「3-4-3」という攻撃的な布陣を採っている割には、ホンジュラス戦で1点、スイス戦で1点、スペイン戦で1点、と言う事で、まだ1試合で2点以上取った試合が無いんですね。その原因としては、ウンベルト・スアソというストライカーが怪我をして、スイス戦では先発してきましたが、あまり良いパフォーマンスを見せられずに途中交代していますし、その代わりに入っているバルディビアは、ストライカーというよりゲームを作るようなタイプの選手なので、そのあたりになるのかなぁと思います。そして守備の方なんですが、全員がとてもよく動きますし、アグレッシブな感じなのですが、やはりスペインのような強豪国を相手にした時には、カウンターや華麗なパス回しから、アッサリやられてしまったかなぁという感じです。




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