次々に問題点が表面化 堅守カウンターサッカーへと切り替えるべきだったのはいつ? 【オシムー岡田】ジャパンの軌跡 part3
南アフリカW杯での、
日本代表の戦いは終わりました。
そこで、
これまでの4年間を振り返っていきたいと思います。

記事を読む前に、
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2008年を良い状態で終えた岡田ジャパンは、2009年を迎えました。2009年の1月は、2月に行われる、南アフリカW杯アジア最終予選、オーストラリア戦に向けて、アジアカップの予選であるイエメン戦とバーレーン戦、そして、親善試合でフィンランドと戦います。しかし、ここまでの1年を通じた戦いのなかで、岡田ジャパンに不足しているもの、それがハッキリと見えてきていました。それは、

① 前線で起点となれるFWがいない。
② 左サイドアタッカーがいない。
③ アンカーを起用しない事による守備の危うさ。

という3つでありました。特にこのなかの①と③に関しては、最後まで岡田ジャパンの問題点で有り続けて、南アフリカW杯では、直前になって、本田を1トップに起用、阿部を3ボランチのアンカーとして起用、という事で、この問題を解決した訳であります。

そして迎えた、2009年2月11日、南アフリカW杯アジア最終予選、ホームでのオーストラリア戦ですが、結果は「0-0」の引き分けでありました。この試合は、オーストラリアにとっては引き分けでも良しとする試合であり、日本としては勝っておきたい試合でしたが、しかし、勝つことよりも、まずは負けない事が、日本にとっても優先された試合でありましたので、日本もオーストラリアもアグレッシブに戦う試合とはなりませんでした。

2009年3月28日、南アフリカW杯アジア最終予選、ホームでのバーレーン戦、岡田ジャパンは俊輔のFKで「1-0」と勝利します。続く、キリンカップのチリ戦とベルギー戦でも良い試合を見せ、岡田ジャパンは、チリにもベルギーにも「4-0」で勝利しました。また、この時に、中村憲剛をトップ下に入れた布陣、いわゆる「憲剛システム」と言われたものが初めて試されました。但し、この3つの試合でも、岡田ジャパンの課題というのは出ていて、それは、

① MFのプレーの質。
② 無駄な横パスやバックパスが多い。
③ 中盤の左ゾーンの守備。

という事でありました。①については、いわゆる、中盤の選手が前線を追い越して前に出ていくロングラングの動きの事で、それが無い事が、効果的な攻撃を生み出さない原因になっていた訳ですね。②に関しては、そのままで、無駄な横パスやバックパスが多いという事が、速攻ができない原因にもなっていましたし、更には、危ないところでボールを奪われてピンチになる、そういう原因にもなっている、という事であります。そして、③については、岡田ジャパンの場合には、俊輔を右SHに置いて、左SHには松井や大久保や岡崎や香川を置いた、左肩上がりのシステムになっていて、更に、ダブルボランチであり、そのダブルボランチが遠藤と長谷部という事で、左を主に担当している遠藤の守備力という事に弱さがあったので、中盤の左ゾーンというのが、守備のエアポケット、弱いゾーンになっていて、そこを使われての失点が、かなり多かった、という事であります。
そして、この①と②は、南アフリカW杯、カメルーン戦の前、コートジボワール戦までずっと問題点となっていて、③に関しては、コートジボワール戦の前、イングランド戦から3ボランチに変えた訳ですが、そこまでずっと問題点になっていた訳ですね。但し、③に関してもっと詳しく言えば、実際は、3ボランチに変えたイングランド戦でもまだその傾向はあって、本当の意味でそこが解決されたのは、カメルーン戦になってからでありました。

2009年6月6日、南アフリカW杯アジア最終予選、アウェイのウズベキスタン戦。日本は「1-0」と勝利し、これで南アフリカW杯への出場権を獲得しました。しかし、先制点の後からの日本の攻撃というのは、中から中、足下から足下、と言う攻撃ばかりになってしまい、サイドを起点にしたり、相手のDFラインの裏を狙ったり、そういう攻撃が無く、そうなってくれば、ウズベキスタンはそこを狙ってボールを奪いカウンターという、まさに狙い通りの戦い方が出来るという事で、そこからは日本が圧倒的に押し込まれる展開が続きました。
2009年6月10日、南アフリカW杯アジア最終予選、ホームのカタール戦。結果は「1-1」の引き分けでしたが、やはり先制点を奪ってからというのは、ウズベキスタン戦と、全く同じと言ってもよい試合内容となり、結局、ウズベキスタン戦から続いている日本代表の悪さと言うのは、攻撃面では、ダイレクトプレーやワンタッチプレーを多用した攻撃の無さ、そして、サイドや裏を攻撃の起点にしているのではなく、中央の足下を攻撃の起点にしている、という事で、相手の中盤でのプレスや、設定した守備ゾーンでの寄せ、そこで簡単にボールを奪われてしまう、という事、そして、守備面では、中盤での守備力で、この試合では、いつもの遠藤と長谷部ではなく、阿部と橋本というダブルボランチでしたが、攻撃的な2枚のボランチから、守備的な2枚のボランチに代わった、そう言えるはずなのですが、中盤の守備力と言うのは、ウズベキスタン戦と大きく変わらなかったし、もっと言えば、むしろ、ウズベキスタン戦よりも悪かった、そのように言えるかなと思います。
2009年6月17日、南アフリカW杯アジア最終予選、アウェイのオーストラリア戦。日本は「1-2」と敗戦します。そして、個人的には、ここでの3試合、ウズベキスタン戦、カタール戦、オーストラリア戦、ここでの3試合が、岡田ジャパンの大きなターニングポイントになるべき場所であった、つまり、この3試合の内容と結果を受けて、ハイプレス&ポゼッションのサッカーから、堅守カウンターのサッカーへと切り替える、その最初のポイントであった、そのように私は考えています。カタール戦後に、

① 日本代表が現在の日本人選手の能力で結果を求めていくためには「7人によるカテナチオを完成させる」のが良いのではないか?

② 7人のカテナチオからどう攻めるのか? 前3枚による攻撃の形と攻守における約束事の明確化が機能性のポイント。

という2つのエントリーを書きました。そしてそれは、オーストラリア戦では、ある程度の確信へと変わっていました。以下は、その時のオーストラリア戦の戦評であります。

まず第一に、問題はやはり中盤での攻守の力ですよね。日本代表のイメージとして、今までと言うのは、攻守において、最後の部分での威力や強さということには問題がありましたが、中盤では相手よりも上回っている、そういうイメージが強かったと思いますが、ここ最近の試合では、特にW杯予選のこの試合を含めた3試合においては、攻守において、中盤で相手に負けている印象があります。そしてそれは、日本が先制して、相手が前への圧力、プレスを高めて来た時に、確実に負けてしまっているという印象が強くします。
この試合でも、前半は日本の前線でのプレスが良く、相手のDFやボランチの選手に強くプレスをかけていくことで、オーストラリアに良い攻撃をさせていなかった、と言うことはあった訳ですが、しかし、それでもそこを抜けられてしまうと、中盤での守備が弱く、簡単にゴール前まで攻められしまう、と言うことは何回か見られていましたし、また、後半になると、次第にその前線でのプレスの力も落ちてきて、後半20分過ぎには、完全に日本の選手の運動量が落ちてきて、前線や中盤でのプレスが大きく威力を失い、オーストラリアのロングフィードなどで簡単にPA付近まで攻められてしまう、つまり、コンパクト性を失ってしまう、と言う状態になっていたと思います。
結局、日本のハイプレスが最後まで持続しない、運動量が最後まで持続しない、と言うのは、ジーコジャパンの頃から見られていた顕著な傾向で、また、そうなってくると、相手の終盤の攻勢に耐え切ることができない、特に相手が脱アジアレベルになれば、かなりの高い確率で失点を重ねてしまう、と言うことは結果がそれを証明していますよね。しかもこの試合は、ドイツW杯でのオーストラリア戦のように、猛暑の中での試合ではなく、寒いぐらいの気候の中で行われた試合で、しかしそれでも、日本のハイプレス、運動量と言うのは最後まで持続せず、同じようにコンパクト性を失って、同じような攻撃で同じように逆転されてしまった訳ですから、個人的には、この日本のコンセプトの1つとしている、とにかく運動量で相手を上回っていこうとするコンセプトは、大いに再考の余地があるのではないか、そのように強く感じています。
また、中盤で巧みにボールを回して、相手の攻撃をいなし、そのポゼッション力で攻められないようにしよう、この守備におけるコンセプトも、再考の余地が大いにあるのではないかと私は思います。遠藤や俊輔がこの試合にはいなかったから、しかしそれは、遠藤や俊輔が存在していたウズベキスタン戦でもそれは出来なかった訳ですから、その2人がいればそれが出来たはずだ、と言うのは違うのではないかと思いますし、実際のところ、日本の選手がポゼッションをしようとしても、相手の強いフィジカルを活かしたプレスに、セカンドボールも奪えない、ボールもキープできない、という状態になっている訳ですから、もはやそれは、これから先の対戦相手が強くなっていく戦いの中では、出来ない、そう考えて、新たなコンセプトでの戦い方を模索し構築すること、それがこれからの日本代表には必要なのではないか、そのように私は強く感じるところです。
また、もう1つこの試合で強く感じたことは、日本は速攻のタイミングの攻撃になった時に、その速攻が遅い、そして、パススピードも遅い、と言うことであります。日本の場合には、相手のボールを奪って、さあ、速攻だ、というタイミングになった時に、その多くの場合で、一度ボールを持つ訳なんですよね。そこに不必要な待ち、つまり「ため」を作ったり、不必要なパス交換を入れたりして、自ら攻撃を遅らせてしまう訳です。もちろんそれによって、味方選手の攻撃参加を待つ、その時間を作り出す、と言うことは出来る訳ですが、しかしそれは同時に、相手の選手が守備に戻る時間、守備を整える時間、それをも待つ、と言うことでもありますから、そうなってしまえば、日本にはその整えられた守備を崩して得点を奪う力は無い訳ですから、当然、得点を奪うのは速攻の形よりも大いに苦しくなってしまいますよね。特にオーストラリアの場合には、守備が強いチームなのですから、その守備が整うのを待ってしまっては、得点を奪うことが難しい訳ですよね。試合の目的はボールを支配することではない、ポゼッション率を高めることではない、得点を奪うことなんだ、そのことをもう一度、日本の選手には強く再認識してもらって、速く攻めるタイミングでは必ず速く攻めようとすること、その意識を強く持って欲しいと思いますね。 と言う事で、この試合、結果はドイツW杯でのオーストラリア戦と同じく、そして、同じやられ方での、逆転負けということになりました。追記的に、上記で書かなかった部分を書けば、やはり今の日本代表の弱点は左サイドの中盤にあること、この試合の1失点目に繋がるFKを与えた場面でも認識できたと思いますし、また、パワープレーにどう対応するのか、という部分で言うと、やはり重要なのはセカンドボールを相手よりも先に拾う、という部分ですから、特にボランチですが、中盤にそのような能力の高い選手を使い、更には、そこにきちんと枚数を揃えておかなければならないこと、それも認識できたのではないかと思います。2失点の直接的な原因としては、やはり阿部の対応ということも大きい訳ではありますが、しかし、その前に、日本の攻撃は崩されて相手にセットプレーのチャンスを与えている訳であり、セットプレーからの2失点だから、日本の守備は崩された訳ではない、これは、大いに違うと、私は思う訳であります。

そして、2009年9月5日、国際親善試合、エンスヘーデで行われたオランダ戦、日本は「0-3」と敗戦します。個人的には、この試合後に、日本はハイプレスとポゼッションのサッカーを捨て、世界と戦っていくために、堅守カウンターのサッカーへ切り替えるべきだ、そういう気持ちが、私の中では100%確信に変わっていました。以下、オランダ戦の戦評です。

日本が100%の力で戦い、オランダが60%の力で戦う。そのような前半でしたから、前半は日本がオランダに対して優勢に戦うことが出来た訳ですが、おそらく日本代表をずっと観てきた人ならば、これは後半になればいつものようにやられるな、という予想が容易であったと思います。このような戦い方を日本がやり続けるならば、100%の力で戦っている時に善戦ではダメで、そこで2点3点と奪ってしまうようでなければ、勝ちは見えて来ない訳ですよね。後半になって、オランダが60%の力から、70%、80%、と力を上げていくのに対して、日本は失点がスイッチとなって、100%の力から一気に60%まで落ちて、終盤には、50%、30%、と落ちていく、それがこの試合の全てであり、3失点という結果であったように思います。
それからもう1つには、誰が切り込み役となるのか、誰が相手の守備を崩していくのか、その部分の差でもあったと個人的には思う訳です。前半はフルパワーの日本が、ロッベンとスナイデルを封じることが出来たために、オランダにチャンスらしいチャンスを作らせなかった訳ですが、後半から入ってきたエリアという選手が、日本の右サイドを切り崩すようになったことで、それがオランダが得点を重ねる大きな要因にもなりましたよね。では日本はどうなのか? 果たしてそのような選手がいたのか? 日本が100%の力で戦っている時に、そのような選手が存在したのか? 玉田? 俊輔? 岡崎? 憲剛? 長谷部? 遠藤? 長友? 内田? 闘莉王? 中澤? 本田? 興梠? 答えはやはり「NO」ですよね。彼ら1人1人にはもちろん武器があって、しかしそれが試合で発揮されなければ、オランダ相手でも発揮されなければ、善戦は出来ても得点を奪うことはできない。そして得点が奪えなければ、当然、勝つことはできない、それが「差」でもあると私は思う訳です。
アジア仕様の戦い方では勝てない、これはアジアではあっても、オーストラリアに勝てないことでも既に明白なことであり、同じ戦い方では結果も同じならば、やはり戦い方の何かを変えていかなければならない、当然のことであると私は思う訳です。勇気を持ってチェンジにチャレンジすること、変えないで失敗するなら、変えて失敗した方がまだマシ、それが現状の岡田ジャパンであると、私は強く思うところです。

参照: 「岡田監督のオランダ戦後のコメントから」

2009年9月9日、同じくオランダのユトレヒトで行われたガーナ戦、日本は「4-3」と勝利します。しかしこの勝利は、「モヤモヤの大逆転勝利」、でありました。以下、ガーナ戦の戦評であります。

オランダと比べて、DFラインが高いガーナ。また、DFラインが高いにも関わらず、1対1の強さは流石ながら、全体的なプレスの激しさは無いガーナ。正直、これでアフリカ予選を無失点で突破してきたのか? と疑問に思うところもありましたが、おそらく予選という舞台は親善試合とは別物で、この試合のガーナは緩い気持ちで戦っていたのだと思いますが、そこは予選でのガーナを見ていないので何とも言えないところ。と言うことで、前半から前田や岡崎の2トップが裏を狙うことによって、日本は何度かのチャンスを作っていた訳でありますが、しかし、やはりガーナの選手の身体能力の高さというのは、完全に抜け出したと思ってもすぐに追い付いてくるので、なかなか得点には至らない状態でした。
一方守備の方は、ガーナの攻撃が前半の内は中盤を繋いでくる形で、攻撃に多くの人数をかけてこない状態でしたから、中盤でも後方でも人数を揃えていれば危険は少ないという感じでありました。しかし前半31分、中村俊輔がボールを奪われるとカウンター。その流れからガーナのCKとなり、競り合った長友がハンドの反則を犯してPK、ガーナが先制点を挙げるという展開となりました。そして前半はこのまま日本の1点ビハインドで終了。またもやCKの流れから失点してしまい、セットプレーでの守備という課題が2試合続けて出たことになりましたが、流れの中での展開としては互角という前半だったかなと思います。
そして後半ですが、開始早々の2分、GKからのロングボール一発、ガーナの1トップのギャンをマークしていた中澤が競り負けてしまい、ガーナが楽々と2点を決めます。しかし後半8分、日本も1点を返します。俊輔から岡崎へとボールが渡り、岡崎の中へのパスが相手選手に2度当って、幸運にもボールがゴール前へ。そのボールに前田が競り合いに行ったことによって、ボールが反対サイドまでこぼれ、それを拾ったフリーの憲剛が左足でシュート、ゴールを決めました。この得点シーンは、幸運があったとは言え、システムを2トップにしたことによる効果、そして前田のようなCFタイプのFWを起用した効果、それが出たかなと思います。
そしてこの後は、ノーガードの打ち合いのような展開。ガーナはロングボールなど、一発狙いの攻撃で日本のゴールを脅かせば、日本はそれほどボールホルダーにタイトにプレスをしてこないガーナの守備に対して、素早いパス回しとワンタッチプレーなどでシュートまで持って行く。しかし、更に追加点を挙げたのはガーナの方で、後半21分、2本のシンプルな縦パスで簡単に日本からゴールを奪います。ここで日本は、俊輔に代えて本田、前田に代えて玉田を投入。その前には長谷部に代えて稲本を投入済み。
そしてここから、何とビックリの大逆転劇が始まる訳ですが、後半33分、長友が粘って相手のミスを誘い、玉田が左足を振り抜いてゴール。続く後半34分、左サイドでボールを受けた稲本から、ゴール前に走り込んだ岡崎へピンポイントクロス。岡崎がヘディングでゴール。更に後半38分、スローインの展開から、長友がドリブルでボールを運び、中央の稲本へ横パス。これを稲本がきっちりコースを狙ってシュートを放ち、4点目、大逆転となるゴールを決めました。そして試合は、このままロスタイムも無く終了。スコア「4-3」、日本の大逆転勝利ということになりました。
この試合、ガーナの方のデキがどうであったのか、特にチーム全体としてのデキがどうであったのか、そして、3点目を決めてからのガーナの選手のモチベーションがどうであったのか、そこには大きな疑問を感じるところですが、やはり後半の大逆転の要因というのは、① ペース配分 ② 交代采配 ③ 決定力 と言う事であったと思う訳です。この試合、日本は相変わらずのプレスを見せていた訳ですが、オランダ戦に比べれば明らかにペース配分に気を配っていて、前半で鬼のようなハイプレスをすることはなかったですよね。そしてその結果、後半になって過度に疲労を見せる選手は見当たらず、特に長友などは、前半にスタミナを温存しておくことによって、後半からペースを上げてプレーすることができ、結局2得点に絡みました。
オランダ戦、失点してからの精神力、そのように岡田監督は言ってましたが、結局それは体力の問題であると私は思う訳です。体力が限界にきていれば、失点することによって完全に力尽きる訳ですが、体力的な余力が残っていれば、この試合のように先制される展開が続いても最後まで戦い抜くことができる、そのようなことであると思う訳です。そしてこの試合では、稲本、本田、玉田、という選手を交代で投入しました。そのことによってガーナの守備は混乱し、その間に3点を奪って逆転できたと思いますから、やはり監督の仕事として、いかに交代采配で勝利を導くのか、これは大きな仕事であると思う訳です。そして最後には、やはり決定力ということですよね。決定力不足が慢性的な課題と言われてきている日本とは思えない、玉田、岡崎、稲本、のゴール。単純な話として、この試合のように決定力があれば、このような大逆転勝利も可能である、と言う事ですよね。
と言う事で、予想外の大逆転で勝利した日本代表でしたが、しかし何となく大喜びできない、何かモヤモヤしたものが残る、という感じは否めません。やはりそれは、3つの失点シーンですよね。あまりにも簡単に、シンプルな攻撃で、個人技だけで、アッサリと3点を決められてしまった失点。これがもしW杯の試合であれば、ガーナがこんな緩い守備をしてくるとは考えられず、都築のファインセーブがなければ、4点5点と奪われていたかもしれない、それを考えると、この勝利を大喜びすることはできない、そのように強く思うところです。さて岡田監督は、そして選手は、この欧州遠征で何を得て、何を学んだのでしょうか?

その後、岡田ジャパンは、2009年10月8日、アジア杯2011予選、香港戦、「6-0」。2009年10月10日、親善試合、スコットランド戦、「2-0」。2009年10月14日、親善試合、トーゴ戦、「5-0」。と順調に勝星を重ねていく訳ですが、2009年11月14日、現地ポートエリザベスで行われた南アフリカ戦では、「0-0」の引き分けという事になりました。そして、2009年11月18日、香港戦、日本は「4-0」と勝利して、2009年の岡田ジャパンの戦いを終えます。

参照: 「南アフリカ戦後の俊輔と遠藤のコメントから」
参照: 「香港戦後の岡田監督のコメントから」

続く。




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【2010/07/07 11:45】 | 岡田ジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
CSKA352さん、コメントありがとうございます。

チリには1勝1分でしたね。
そして、ガーナ戦に関しても、その内容を考えれば、
評価できるとまで言えるものではありませんでしたし、
また、バルサやオシム以上を目指していたかどうかはわかりませんが、
高いものを目指していたから素晴らしいと評価するのは違うと思いますね。

走行距離云々はあまり関係無く、
やはり前線からのプレスをする方がキツイですし、
ゴールからの距離が遠いから不利という事もなく、
長い距離走る事でのメリットというのも確実にあり、
それが1つのカウンターのメリットでもあるわけですね。
【2010/07/23 15:25】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
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