フォルカー・フィンケ監督今季限りでの退任。やろうとしていたサッカー自体を変えるのではなく、必要だったのはやろうとしたサッカーを高めるための修正力。
フォルカー・フィンケ監督が今季限りで退任、
福田正博氏など5人のコーチも退団、
という事が発表されました。
今回はそのことについて少し。

記事を読む前に、
◎ サッカー人気blogランキング ◎
○ にほんブログ村 サッカーブログ ○
○ サッカー FC2 Blog Ranking ○
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。

フィンケが最初にやろうとしたサッカーというのは、
まずは守備から入って、
しかしDFラインはそれほど下げず、
中盤のところで、
ボールサイドの局面に人数をかけてボールを奪い、
そこでボールを奪ったら、
そのままそのボールサイドの局面に人数をかけたまま、
ショートパスによるコンビネーションで縦に仕掛け、
ゴールまで持って行く、
というものであったと思います。

そして、そういうサッカーをやるという事、
それ自体には問題が無くて、
個人的には面白いサッカーをやっているな、
と思っていた訳ですが、
但し、大きな問題点というのが2つあったと思っています。

1つには、
ボールサイドの局面に人数をかけてボールを奪い、
そこでボールを奪ったら、
そのままそのボールサイドの局面に人数をかけたまま、
ショートパスによるコンビネーションで縦に仕掛け、
というところまでは良くて、
浦和には技術の高い選手が多いですから、
そこまでは成功している事が多かったのですが、
しかし、反対サイドのSHまでボールサイドの局面に参加しているために、
また、反対サイドのSBがその時に攻撃参加しないために、
縦に抜け出した後に反対サイドへボールを展開する、
そういう大きな展開による攻撃というのができなくて、
それが攻撃の機能性の低さ、
得点力の無さ、
その原因になっていた事でした。

しかしそれでも、
ショートパスとコンビネーションだけで得点まで繋げられるぐらい、
選手間のコンビネーションというのが高ければ、
それは問題無かった訳ですが、
なぜか浦和の場合には、
能力の高い選手が揃っている割には、
そのコンビネーションの高まりというのがあまりなくて、
そこを改善できなかった事が、
2つ目の問題点でありました。

そこで今季からは、
1つ目の問題点を解決するために、
守備でも攻撃でも小さな局面に人数をかけて、
という事を止めて、
つまりクローズ主体のサッカーを止めて、
オープン主体のサッカーに変えていたのだと思いますが、
しかし、そうしたらそうしたで別の問題が生まれてきて、
つまり、コンパクト性というのが落ちてしまったために、
守備力が落ちてしまい、
守備力が落ちてしまえば安定した結果を出す事ができなくなって、
という事になっていたのだと思う訳です。

そして、2つ目の問題点というのは、
結局最後まで解決する事はできず、
という事であったと思う訳です。

従って、個人的に思うのは、
フィンケがやろうとしていたサッカーの方向性というのは、
それ自体は間違っていなかったと思いますが、
そこからの修正の方法というか、
どうやってそのやろうとしていたサッカーを、
もっと機能的なものに変えていくのか、
というところを間違ってしまっていた、
と思う訳ですね。

具体的に言えば、
守備でも攻撃でも小さな局面に人数をかけて、
というところは変えなくても良くて、
ただその人数を少し減らして、
もっと具体的に言えば1人減らして、
その選手をゴール前に残していたり、
逆サイドに残しておけば良かっただけの話であって、
攻撃の時には、
SBの1枚やボランチの1枚を、
もう少しリスクを負わせて攻撃参加させてれば良かっただけの話であって、
コンパクト性を犠牲にしてまで、
オープンなサッカーにする必要はなかった、
という事だと私は考えています。

そしてまた、
そのサッカーのやり方というのを変えるのではなく、
選手間のコンビネーションの方をもっと高めていく、
そちらの方に多くの時間を費やせば良かったと思う訳ですね。

と言う事で、
就任当初には大きな期待を受けていたフィンケですが、
その期待には応えられずに浦和を去る事になりました。
但し、良かった部分も悪かった部分も含めて、
日本のサッカーには糧を残してくれたと思いますので、
個人的には日本のサッカー界から去ってしまうようだと、
少し残念な感じがしますね。




このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、


◎ サッカー人気ブログランキング ◎

○ にほんブログ村 サッカーブログ ○

○ サッカー FC2 Blog Ranking ○

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


【2010/11/30 11:45】 | Jリーグ2010 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<「衝撃の結果。モウリーニョは正々堂々と戦う事を選択。しかし、中盤での争いに持っていってはさすがに勝てなかった」 2010-11 クラシコ バルセロナvsレアル・マドリード | ホーム | 世代交代を断行する横浜Fマリノス。しかし、ヴェルディの二の舞の危険性も・・・。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/1605-caca963c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |