後編。U-17日本代表、吉武ジャパンのサッカーを探る。そして、そこから見えてくるものとは?
ジャマイカに「1-0」、フランスに「1-1」、アルゼンチンに「3-1」、2勝1分0敗で予選グループを首位で突破し、決勝トーナメント1回戦ではニュージーランドを「6-0」で一蹴した吉武ジャパン。7月4日にはブラジルとの準々決勝を控えていますが、これまでの試合を踏まえて、U-17日本代表、吉武ジャパンのサッカーを探ってみたいと思います。前編はこちら「前編。U-17日本代表、吉武ジャパンのサッカーを探る。そして、そこから見えてくるものとは?」。

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③ 「リズムを変える」

ニュージーランド戦でも、吉武監督はベンチから、「リズムを変えろ」、と選手に指示を飛ばしていました。フランス戦の前半はこれがありませんでした。とにかく、パス、パス、パス、で、しかもそれが、いつも同じリズムで行われていたために、相手の守備にズレを生じさせる事ができず、効果的な攻撃とは成り得ていませんでした。

ところがそこに、前を向いて仕掛ける、ドリブルで仕掛ける、というプレーを入れて行く事で、1つそこでリズムが変わりますし、また、自然とパスのリズムにも変化が生まれてくる、そこが重要だと私は思っています。

前を向いて仕掛ける、ドリブルで仕掛ける、もちろんそれは成功した方が良いに決まっていますが、しかし、それが失敗するか成功するかという事とは無関係に、それをやる、という事が重要だと思っています。どうも通用しなさそうだからやらないようにする、パスに逃げる、これが一番アウトだと私は思っています。

どこで攻撃のスイッチを入れるのか、どこでそのスイッチとなる縦パスを入れるのか、という事がよく言われると思いますが、しかし、パス、パス、パス、ではそのスイッチを入れても電機は通らなくて、その中に、前を向いての仕掛け、ドリブルでの仕掛け、という事を入れて行く事で、スイッチを入れた瞬間にスッと電気が通るようになる、そのように思っています。

つまり、何であってもそれを成功させるためには布石というものが必要で、パスサッカーをするならばドリブルがその布石となり、個での仕掛けを主体とするサッカーをするならばパスがその布石となる、という事ですよね。

パス、ドリブル、パス、なのか、ドリブル、パス、ドリブル、なのか、その違いがあるだけであって、実際のところは、その2つの重要性というのは変わらないと言えます。パスだけではリズムは変わらないし、ドリブルだけでもリズムは変わらないので、パスだけをしていてパスのリズムを変えろというのは、かなり難しい事だと思います。

吉武ジャパンは、今大会中、やはり試合を重ねる度にチーム状態を上げていると感じますが、どこが一番変わって行っているのかと言えば、前を向いて仕掛ける、ドリブルで仕掛ける、というプレーが明らかに増えて行っている、という部分だと思っています。従って、ブラジル戦でも、それを続けて欲しいなと思っています。


④ 「DFラインの前で数的な優位を作る」

最後が、「DFラインの前で数的な優位を作る」、という事ですね。これを1つのコンセプトとしているようです。ポゼッションサッカーをやる理由というのは、ボールを保持している時間を増やす、すなわち、相手の攻撃時間を減らす、という事による守備面の目的もありますが、攻撃面の目的という事になると、「DFラインの前で数的な優位を作る」、という事になりますよね。

パスを回してボールを保持しながら全体的に押し上げて行く、相手を押し込んで行く、そうやって攻撃の枚数を増やす事で、最終的な仕掛けのところやフィニッシュのところでの人数を増やす、という事ですよね。

但し、この時に重要な考え方というのは、そこにいる人数を増やす、という事ではなくて、そこに飛び込んで行く人数を増やす、という事になると思います。数的優位と言うと、そこにいる人数を増やす、というイメージになりやすいですが、そうではなくて、そこに飛び込んで行く人数を増やす、というイメージの数的優位である必要があると思います。

だからこの場合は、数的優位という言葉が適切であるかどうか、という事もあって、実際には、数的優位を作ろうというよりも、仮に数的不利であっても、飛び込んで行く人数をどれだけ増やせるのか、という事が正しいと思っています。

もちろん、バイタルエリアのところで数的優位を作れれば最善ですが、それは簡単な事ではありませんし、相手のレベルが上がってくれば上がってくるほど難しくなってきますし、また、それが目的になってしまうと違う所へ行ってしまうので、それよりも、数的優位不利に関わらず、いかにそこに飛び込んで行く人数を増やすのか、そこが考え方としては重要なのではないかと思っています。




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