試合 :コパアメリカ2011 グループA 第2戦
開催日:2011年7月7日 結果 :引き分け スコア:「0-0」 得点者:無し 記事を読む前に、 ◎ サッカー人気blogランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。 ○ アルゼンチン FW:テベス メッシ ラベッシ MF:カンビアッソ バネガ MF:マスチェラーノ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ FW:テベス メッシ アグエロ MF:バネガ ガゴ MF:マスチェラーノ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ FW:テベス イグアイン アグエロ MF:メッシ MF:マスチェラーノ ガゴ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ ○ コロンビア FW:ファルカオ MF:ラモス アギラル グアリン モレノ MF:サンチェス DF:アルメロ ジェペス ペレア スニガ GK:マルティネス FW:テオ MF:ソト アギラル グアリン MF:サンチェス モスケラ DF:アルメロ ジェペス ペレア スニガ GK:マルティネス テベス、ラベッシ、という2人のところは、開幕戦の時より良くなっていたと思います。テベスは左サイドに張っているだけではなく、中央の位置に入ってきてプレーするようになっていました。また、ラベッシも、開幕戦の時よりは幅広く動くようになっていました。従って、そこに関しては、改善の兆しが見えていたかなと思います。 しかし、まだ改善の兆しが見えていなかったのが、メッシ、カンビアッソ、バネガ、という3人のところですね。ここで1つ重要なのは、メッシがCFでありながら主に中盤でプレーする、このバルサシステムというのは、メッシをより活かすシステムではなく、バルサで言えばイニエスタとシャビ、今のアルゼンチン代表で言えばカンビアッソとバネガ、その2人の方をより活かすシステムである、というところですね。 戦術メッシではありますが、それは、メッシ+10人、ではなく、10人+メッシ、であるという事、そこが重要であると思っています。メッシがCFの位置ではなく主に中盤でプレーする、その最大の効果は何であるのかと言えば、その方が、イニエスタとシャビ、カンビアッソとバネガ、そこの2人がメッシを起点にしたり囮にしたりして、より前を向いてプレーできるようになる、よりフリーになってプレーできるようになる、という事ですよね。 メッシがそこでボールをキープできれば、その周囲にいる4人の選手が前を向いてプレーできるようになる。メッシが相手の選手を、2人、3人、と引き付ける事ができれば、その他の局面では数的優位になっており、更にそこからメッシが1人でその囲みを突破してしまえば、必ずビックチャンスになる。 但し、ここからが重要ですが、メッシのその可能性を高めるさせるためには、その周囲の選手がメッシへの厳しい守備対応を分散させなくてはならなくて、そのために必要なのが、全体としてのポゼッション力、という事ですよね。 テベス、ラベッシ、という選手がサイドに大きく開いたポジションで起点となったり、CFの位置で起点になったりする。また、カンビアッソ、バネガ、という選手が、ドリブルで仕掛けて相手を引き付けたり、巧みなポジショニングでパスを受けて相手を引き付けたりする。そして、全体的なパス回しで相手を動かす。 そうする事によって、メッシが少しでもフリーになれる状況を作り出す。メッシに対応する相手選手の数を1枚でも2枚でも減らす。それができると、メッシがトライアングルを組む他の2人の選手をより活かす事ができる、そして、全体としてメッシを活かす事できる、という2つの事が同時にできるようになる。この考え方を理解しているかどうか、そこがバルサシステムを機能させるためには、とても重要になってくると思っています。 開幕戦を観ても、絶好調ではないにしても、メッシ個人としてのパフォーマンスは決して悪くないと思っています。それから、テベス、ラベッシ、この2人のところも、この第2戦では開幕戦と比べて良くなっていたと思います。従って、後は、カンビアッソとバネガ、この2人のところだけだと個人的には思っています。 ここのポジションの選手が、いかにシャビやイニエスタのようなプレーをやれるのか、もしバルサシステムを続けるのであれば、そこが最大のポイントになってくるかなと思いますね。重要なのは、メッシシステムだとは言っても、メッシ+10人ではなく、10人+メッシである、という事で、他の10人がどうメッシを活かすのか、ではなく、メッシを使って他の10人がどう活きるのか、そう考える事が機能性の鍵を握ってくる、そのように思っています。 そして、そういう意味では、メッシがいるからと言って、バルサシステムをやる必要も無い、という事も重要だと思っています。イグアインを1トップ、左にテベス(アグエロ、ラベッシ)、右にディ・マリア、トップ下にメッシ、ボランチにマスチェラーノとガゴ、これでレアル・マドリードのようなサッカーをするのも有りだと思います。 また、メッシを右に置いて、テベス、アグエロ、イグアイン、この3人の中から2人をFWとして使い、ディ・マリアかバネガを左に使う、そうした「4-4-2」にしても良いと思います。とにかく、バルサのようなサッカーをやり、それを機能させるには多くの時間が必要となりますから、もう尻に火が付いているような状態でもありますし、あまり、メッシ=バルサ、という事に拘り続けない方が良いかなと思いますね。 と言う事で、一方のコロンビアの方ですが、初戦よりも、ファルカオ、グアリン、という2人の選手のパフォーマンスが上がってきていたように感じました。ファルカオは1トップとして粘り強いキープを見せていましたし、グアリンは明らかにミスが減っていました。その他の選手のパフォーマンスは初戦から良いので、今回のコロンビアはなかなか強そうな感じがします。 アンカーのところをボリバルからサンチェスに代えてきたのは、やはりメッシ対策という事なのでしょうか? どちらにしても、この試合のコロンビアの全体的な守備は素晴らしくて、この引き分けという結果に関しては、もちろん、アルゼンチンのチームとしての機能性の低さ、という事もありましたが、コロンビアのチームとしての機能性の高さも大きかった、そのように思っています。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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問題はメッシだけでなくマスチェラーノにも生じているんじゃないでしょうか?
中盤にパストーレ、低い位置にガゴを置いてゲームメークは彼らに任せる。 これによりメッシの攻撃力、マスチェラーノの守備力を生かせるんじゃないでしょうか? FW:テベス イグアイン メッシ MF:パストーレ MF:マスチェラーノ ガゴ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ お久しぶりです。
jubeさんのイメージとしては、
準優勝した'74WCUPのオランダ代表の10人+クライフに近いのでしょうか?
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