試合 :コパアメリカ2011 グループC 第2戦
開催日:2011年7月9日 結果 :引き分け スコア:「1-1」 得点者:A・ペレイラ サンチェス 記事を読む前に、 ◎ サッカー人気blogランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。 ○ ウルグアイ FW:スアレス フォルラン カバーニ MF:A・ペレイラ アレバロ ペレス DF:カセレス コアテス ルガーノ M・ペレイラ GK:ムスレラ FW:スアレス フォルラン MF:A・ペレイラ アレバロ ペレス A・ゴンサレス DF:カセレス コアテス ルガーノ M・ペレイラ GK:ムスレラ FW:スアレス MF:ロデイロ フォルラン MF:A・ペレイラ エグレン ペレス DF:カセレス コアテス ルガーノ A・ゴンサレス GK:ムスレラ ○ チリ FW:スアソ サンチェス MF:ヒメネス MF:ボセジュール メデル ビダル イスラ DF:ハラ ポンセ コントレラス GK:ブラボ FW:スアソ MF:サンチェス バルディビア ヒメネス MF:ボセジュール メデル イスラ DF:ビダル ポンセ コントレラス GK:ブラボ FW:パレデス MF:サンチェス バルディビア ヒメネス MF:メデル カルモナ イスラ DF:ビダル ポンセ コントレラス GK:ブラボ チリなんですが、ハラ、ポンセ、コントレラス、という3枚が、ポンセとコントレラスはCBタイプなんですが、ハラはSBとCBの中間のような選手で、ビルドアップの時には左SBのように大きく左のサイドラインのところまで開く(コントレラスはそこまで右に開かない)ので、その3枚が左に寄っている事が多く、その時にはイスラが右SBの位置まで下がってくるので、変則的な4バック、もしくは、変則的な3バック、という感じになっています。 従って、ボセジュールがDFラインまで下がってくる事はほとんど無く、常に中盤の3列目や2列目あたりのサイドのポジションをキープしているので、ウルグアイの右SBであるM・ペレイラがほとんど攻撃参加できない、という状態になっていました。つまり、イスラは3.5列目的な感じで、ボセジュールは2.5列目的な感じ、という事で、後ろの「3-4」もしくは「4-3」のところがアシンメトリー(左右非対称)になっている、という事ですね。 但し、ボセジュールは中途半端に最初から高い位置を取っているので、M・ペレイラの守備範囲内に最初から入っていて、また、動きも少なく張っているような感じなので、なかなかパスが回って来ない、来ても上手くボールをキープできない、という感じなっていました。例えて言うならば、宮市みたいな感じになっていた、という事ですね。 従って、守備的でありながら、ウルグアイの左SBであるカセレスの守備範囲外からプレーをしているイスラの方が攻撃でも良いプレーを見せていましたが、しかし、ウルグアイは左MFのA・ペレイラが守備的にプレーしていたので、そこを崩す事はできていませんでした。つまり、両サイドのところが機能していなかった、もしくは、そこを抑えられていた、という事が、チリの攻撃が機能しなかった原因、という事ですね。 しかし、後半、ウルグアイに先制点を奪われた後、バルディビアを入れて「3-3-3-1」という形にした事で、ボセジュールはハッキリとした3列目となり、その前にサンチェスがいる(やや中央寄り)事によって、そこに相手DFが引き付けられるので、フリーで左サイドを駆け上がる事ができるようになって、バルディビア→ボセジュール→サンチェス、という形で得点を奪う事ができました。 従ってチリは、アシンメトリーでやる場合には、左のボセジュールの位置に入る選手、そこの選手がどういうプレーをするのか、つまり、もっと高い位置を取って2列目的にプレーするのか、それとも、イスラとシーソーのような形でやるのか、それをもう一度確認する必要があるかなと思います。そして、もう1つには、アシンメトリーをやめて、最初から「3-3-3-1」にするのか、それを判断する必要があるかなと思います。 一方、ウルグアイの方ですが、初戦では、スアレスが1トップ気味で、フォルランが自由に動き、カバーニは基本的に右サイドでプレーしながら攻撃の時には幅広く動く、という感じでしたが、この試合では、フォルランが中央に入ってメッシのようなプレーをし、スアレスとカバーニが左右のポジションを入れ替えつつサイド、という感じになっていました。 但し、前述したような理由で右SBのM・ペレイラはほとんど攻撃に参加できず、また、ペレスは元々そんなに攻撃参加しないので、右サイドからの攻撃が出来ませんでしたし、更には、この試合でロデイロに代わって左のMFに入っていたA・ペレイラは攻撃よりも守備に力を使っていましたから、左サイドからの攻撃もできず、なかなか前の3枚だけではチリの守備を崩す事ができていませんでしたので、ウルグアイの攻撃も威力を欠いていました。 しかし、後半、カバーニに代えてA・ゴンサレスを入れ「4-4-2」にした事で、両サイドが攻め上がれるようになり、そのA・ゴンサレスが中央に入って行ってドリブルで仕掛け、そのこぼれ球をスアレスが拾って左サイドからセンタリングを入れ、それをゴール前に入っていたA・ゴンサレスが決めて、ウルグアイが先制点という事になりました。 従ってウルグアイは、アシンメトリーでやる場合には、カバーニがもう少し右で固定的にプレーした方が良いと思いますし、また、「4-4-2」のアシンメトリーではなく「4-3-3」でやるのであれば、前の3枚の内の1枚もしくは2枚がもっと中央を下がってきてプレーするか、中盤のサイドの2枚がサイドに開かずにもう少し中央でプレーするか、どちらかをやる必要があるかなと思います。 と言う事で、試合結果の方は、スコア「1-1」の引き分けでした。チリもウルグアイもアシンメトリーとシンメトリーの両方のシステムをやっていて、しかし、ウルグアイの方はどちらのシステムもまだ機能していない、チリの方はアシンメトリーの方が機能していない、という感じでした。ちょっとウルグアイの方は、アルゼンチンと同様に、システム面で苦しんでいるかなと思いますね。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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