メッシ=バルサ。メッシ=マラドーナ。メッシを苦しめる2つの呪縛。【アルゼンチンvsコスタリカ】
試合 :コパアメリカ2011 グループA 第3戦
開催日:2011年7月12日
結果 :アルゼンチン代表勝利
スコア:「3-0」
得点者:アグエロ×2 ディ・マリア

記事を読む前に、
◎ サッカー人気blogランキング ◎
○ にほんブログ村 サッカーブログ ○
○ サッカー FC2 Blog Ranking ○
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。

○ アルゼンチン

FW:アグエロ イグアイン メッシ
MF:ディ・マリア ガゴ
MF:マスチェラーノ
DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ
GK:ロメロ

FW:ラベッシ パストーレ メッシ
MF:ビグリア ガゴ
MF:マスチェラーノ
DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ
GK:ロメロ

○ コスタリカ

FW:キャンベル マルティネス
MF:エリソンド モラ
MF:クベロ
DF:レアル カルボ アコスタ ドゥアルテ サルバティエラ
GK:モレイラ

FW:キャンベル
MF:マドリガル ブレネス モラ
MF:バジェ
DF:レアル アコスタ クベロ ドゥアルテ サルバティエラ
GK:モレイラ


2戦目までのやり方を続けてくる可能性もあるのかなと少し思っていましたが、やはり変えてきましたね。メッシを右に置いて、中央にイグアイン、左にアグエロ、という形でした。中盤は、左にディ・マリア、中央にマスチェラーノ、右にガゴ、という形だったと思います。「4-1-2-3」という形は変えずに、配置と選手を代えてきた、という事でした。

ポイントは、やはりアグエロとディ・マリアをスタメンで使った、という事だったと思います。もちろん、ガゴを使った事も良かったですね。メッシを右に置いたというのは、それでもメッシはほとんど中央に入ってプレーしていましたので、それが大きな影響を与えていたようには思えませんでしたが、さて、どうだったでしょうか?

やはり、システムに選手を当て嵌める事よりも、パフォーマンスの高い選手、調子の良い選手、そういう選手を使う事を優先して、そこからシステムを作る、という事が重要なのかなと思います。アグエロとディ・マリアは初戦で結果を出した選手で、動きも良かったですから、第2戦目からスタメンで使っても良かったのではないかと思います。

この試合のスタメンだと、バルセロナの選手が3人、レアル・マドリードの選手が3人、という事で、この2つのチームだけで半数以上を占めている事になりますが、それが然りなのかなと思います。この2チームがやっているスタイルには違いがありますが、そこに強く拘るよりも、個の力やパフォーマンスの高さという方に重きを置いた方が良いのかなと思います。

運動量が豊富で、ダイナモ的な働きで攻守に貢献でき、ドリブルでの突破力も持っているディ・マリアはやはり軸にした方が良いと思いますし、また、テベスも悪くないとは思いますが、今はアグエロの方が得点の匂いを強く感じますので、ポジションがどこという事はあまり関係無く、この2人は使った方が良いのではないかと、開幕戦でのプレーを見て感じました。

そして、ガゴが入った事による効果というのは、カンビアッソやバネガよりも中盤でのパスワークの力があった、それによってメッシの負担が減った、という事かなと思います。メッシ、メッシ、とは言っても、やはり周囲の10人のパフォーマンスが悪かったらどうにもならないところがあるので、メッシ+10ではなく10人+メッシであるという事、これが重要かなと思います。

メッシをマラドーナと比較する、メッシとマラドナーナを重ねる、という事が常に行われていますが、かなり時代が違いますし、その間にサッカーも大きく変わったので、メッシはマラドーナになれない、という事ではなく、もはや誰もマラドーナのようにはなれないし、ペレ、クライフ、ベッケンバウアー、プラティ二、そういう選手にもなれないと思っています。仮に彼らより能力が高くても、もはや同じようにはなれない、そのように思っています。

従って、「準優勝した'74WCUPのオランダ代表の10人+クライフに近いのでしょうか?」というコメントを頂きましたが、そのイメージとは少し遠くて、もっと11人の中の1人に過ぎない、というイメージを持っています。今のメッシがチームに落とせる最大の才能は何かと言えば、ボールの収め所として世界最高の力を持っているという事で、その他の、ドリブル、パス、得点、という部分は、周囲の才能によるサポートが必要な、ある意味ではプラスαの部分に過ぎないと思っています。

ドリブルが成功するかどうかは、周囲の選手がどれだけメッシに対する相手のマークを緩くさせるのかにかかってきますし、パスがアシストになるかどうかは受け手の動きの質と決定力にかかってきますし、メッシが得点を取れるかどうかも同じですよね。メッシが何かを1人でやってくれる事を期待していると、つまり、マラドーナのようなプレーを期待していると、あまりそういうチームは機能性が高まって行かないかなと思います。

そういう意味では、アルゼンチン代表におけるメッシというのは、メッシ自身もマラドーナの影に半分ぐらい支配されているところがあると感じられていて、1人で何かをやらなければならないという気持ちが強くある、そしてそれが時には周囲の選手との不協和音になっている、そのように感じられます。バルサではイニエスタやシャビという選手がいるのでもう少しリラックスして、楽しんでサッカーをやっているように感じますが、代表ではそうではなくなる。そこが一番の問題点になっているのかなと感じています。

ちなみに、パストーレが入ってからの事についてですが、基本的にはイグアインと代わってトップの中央のポジションに入ったのではないかと思います。但し、イグアインのようなCF的なプレーではなく、バルサでメッシがやっているようなプレーをしていましたので、どちらかと言えば中盤に入ったような感じでした。プレースタイル的にもそっちなのだと思います。

しかし、それで1つ気になったのは、メッシも右のウイングのようにプレーするのではなく、やはりバルサの時と同じように中央でプレーしたがっていたので、そのメッシとパストーレが中央で重なってしまう事が多かった、という事ですね。メッシは譲らない感じだったので、パストーレが気を使って、サイドに流れてプレーしたり、中盤の低い位置に下がってプレーしたりしていましたが、そこをどうするのかは1つ問題が残ったな、という気がします。

まあでも、これで1つの機能する布陣というのは見えましたから、やっとこれからアルゼンチンの本番が始まるかな、という気がします。但し、今回のコパ・アメリカでは、2強や4強と言われている国以外の国の健闘が光っていますから、優勝まで辿り着くのはアルゼンチンと言えども一筋縄ではいかないだろうな、という気がします。でもどちらかと言えば私はブラジルよりもアルゼンチン派なので、頑張って欲しいですね。

一方、コスタリカの方ですが、若手選手中心、日本に代わっての急な出場、という事を考えれば、良い 戦いを見せているように思います。FWのキャンベルという選手はなかなか将来性がありそうだなと感じますし、また、組織的な部分もちゃんとしていますので、招待国として充分な力を見せているなと思います。しかし、もし日本が出場していたら、どうなっていたでしょうかね? 今回のコロンビアとも試合をしてみたかったですね。




このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、


◎ サッカー人気ブログランキング ◎

○ にほんブログ村 サッカーブログ ○

○ サッカー FC2 Blog Ranking ○

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


【2011/07/13 11:45】 | コパアメリカ2011 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<スアレスとフォルランともう1人。司令塔が欲しいウルグアイ。【ウルグアイvsメキシコ】 | ホーム | 堅い守備でベネズエラがグループBの首位に立つ。第3戦が注目のグループB。【ベネズエラvsエクアドル】>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/1896-61b32d43
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |