試合 :コパアメリカ2011 決勝T 準々決勝
開催日:2011年7月17日 結果 :ウルグアイ代表勝利 スコア:「1-1(4PK5)」 得点者:ペレス イグアイン 記事を読む前に、 ◎ サッカー人気blogランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。 ○ アルゼンチン FW:アグエロ イグアイン メッシ MF:ディ・マリア ガゴ MF:マスチェラーノ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ FW:テベス イグアイン メッシ MF:パストーレ ガゴ MF:マスチェラーノ DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ FW:イグアイン MF:テベス パストーレ メッシ MF:ビグリア DF:サネッティ G・ミリート ブルディッソ サバレタ GK:ロメロ ○ ウルグアイ FW:スアレス フォルラン MF:A・ペレイラ アレバロ ペレス A・ゴンサレス DF:カセレス ビクトリーノ(スコッティ) ルガーノ M・ペレイラ GK:ムスレラ FW:スアレス MF:フォルラン MF:A・ペレイラ アレバロ A・ゴンサレス DF:カセレス スコッティ ルガーノ M・ペレイラ GK:ムスレラ FW:スアレス MF:フォルラン MF:ガルガーノ エグレン A・ゴンサレス DF:カセレス スコッティ ルガーノ M・ペレイラ GK:ムスレラ ここでアルゼンチンがウルグアイにPK戦で負けて敗退する。なぜか納得してしまうような結果だったなと思います。大きなブーイングが起こるでもなく、静かな拍手が聞こえてきていましたが、とりあえず多くの人が感じた事は、今回のアルゼンチンは力不足だったな、という事なのではないでしょうか。個々の選手はそれなりに輝きを見せていたと思いますが、チームとしては輝きを放つ事は無かった、それを残念に思う、という事だけですね。 前半6分にセットプレーからウルグアイが先制しました。空中戦で競り勝ったのはカセレスだったと思いますが、いや~、強かったですね。その折り返されたボールを押し込んだのはディエゴ・ペレスでした。そしてその12分後の前半18分、今度はイグアインが頭で決めて、アルゼンチンが同点に追い付きます。メッシのドリブルからのクロスボールはドンピシャでした。イグアインとメッシのクオリティの高いプレーから生まれた同点ゴールでした。 しかし、この同点に追い付いた後からのアルゼンチンは良かったのですが、問題は、ウルグアイのディエゴ・ペレスが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、アルゼンチンが数的優位となった、その後からの戦い方ですね。強い時のアルゼンチンならば、ここから更にペースアップして、一気に得点を取って勝負を決める事ができていたと思うのですが、なぜかここからアルゼンチンの方がペースダウンしてしまいました。 試合はまだ「1-1」の同点の状況で、リードしていた訳ではないのに、一気呵成に、というよりは、じっくり攻めて1点取ればいいや、みたいな感じになってしまっていて、このあたりに、ああ、チームとして上手く行っていないんだなぁ、気分が乗り切れていないんだなぁ、という雰囲気を強く感じました。がむしゃらに勝利を目指すというよりは、まだ一人一人がチームとしての機能性を手探りで見つけようとしている、そんな感じの戦い方でした。 そうしている内に、雰囲気がウルグアイの方に、みたいな感じになって行って、結局は、後半の終了間際にマスチェラーノも2枚目のイエローカードを受けて退場、アルゼンチンも10人になる、という事になってしまって、完全に雰囲気がウルグアイの方になってしまったなぁと思います。延長になってアルゼンチンの方にも大きな得点チャンスはありましたが、なぜかあまりそれが決まるような気がしませんでした。 パストーレが入ってから、メッシはパストーレとの新たな関係を作ろうと、その事に意識を強く持っているような感じでした。もしかしたら、今後のために、パストーレに、イニエスタやシャビとの関係のような関係を求めたのかもしれない、という事を少し思いました。また、途中交代で入ったテベスからは、結局はPKも外してしまいましたが、もうモチベーションがダウンしてしまっているなぁ、という事を強く感じました。 南アフリカW杯の時からそんな感じがありましたし、また、昨年の10月に日本代表と対戦した時にもそういう感じがありましたが、今のアルゼンチン代表の選手というのは、アルゼンチン代表というナショナルチームでプレーする事が、あまり楽しそうではないなぁ、という印象を受けます。なにか、重圧しか感じていないのかなぁ、という気がします。 そういう意味では、戦術が云々という事よりも、メッシが云々という事よりも、そういう流れや雰囲気というものを、アルゼンチンのサッカー界は変えて行かなければならないのではないか、という気がしました。先日のエントリーでは、メッシが半分ぐらいマラドーナの呪縛に囚われている、と書きましたが、それよりもむしろ、アルゼンチンのサッカー界自体が、マラドーナの呪縛に囚われてしまっているなぁ、という事を思います。 まあ、ある意味では他人事なので簡単にそう言えるのかもしれませんが、もうアルゼンチンという国のサッカーは、マラドーナを忘れた方が良いのではないかなと思いますね。マラドーナのサッカーはあの時代にしかできなかった事で、クライフのトータルフットボールにしてもそうなのですから、そろそろそこから脱却しないと、新たな歴史を築いて行けないかなと思います。 もうマラドーナの時代は終ったし、もうマラドーナの時代は二度とやってこない訳で、いつまでも、マラドーナの時代はこうだった、クライフの時代はこうだった、そういう事を言っていてはいけないと思いますね。過去から学ぶ事は大切だと思いますが、いつまでもそこを基準としていてはいけないと思いますし、そこから学んだ事は新しい時代に合うようにアレンジしなければならない訳ですから、マラドーナからの決別、という事が、アルゼンチンのサッカー界には必要なのではないかなと思います。 と言う事で、一方のウルグアイの方ですが、かなりの試合巧者ですね。不利な状況に追い込まれても、粘って粘って、どうにかして流れを自分たちの方に持って来よう、という意思が全ての選手のプレーから感じられました。スペインのようなサッカーも魅力的ですが、こういうウルグアイのようなサッカーも、対極にあるサッカーとして、とても魅力的だなと思います。サッカーというものが地に足が付いている、という気がします。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ にほんブログ村 サッカーブログ ○ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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感想
同感です。チームコンセプトが皆無な気がしました。色々な局面で決め事が無さそう。
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