鹿島復活の鍵は前線や中盤での守備力。柏はセットプレーの時の守備が気になる。【柏レイソルvs鹿島アントラーズ】
試合 :J1 第6節
開催日:2011年7月23日
結果 :柏レイソル勝利
スコア:「2-1」
得点者:北嶋 田代 レアンドロ・ドミンゲス

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○ 柏レイソル 「セットプレーの時の守備が気になる」

FW:北嶋 工藤
MF:ジョルジ・ワグネル レアンドロ・ドミンゲス
MF:大谷 栗澤
DF:中島 近藤 パク・ドンヒョク 酒井
GK:菅野

FW:北嶋 林
MF:水野 レアンドロ・ドミンゲス
MF:大谷 茨田
DF:中島 近藤 パク・ドンヒョク 酒井
GK:菅野

前半33分、レアンドロ・ドミンゲスの右サイドからのアーリークロスを北嶋が胸で収めてシュート。これが決まって柏が先制しました。鹿島のフェリペ・ガブリエルが怪我でピッチ外に出ていた時でしたが、それによってレアンドロ・ドミンゲスが少し余裕を持って精度の高いクロスボールを入れられた事と、そして、北嶋の岩政のマークを上手く剥がしたステップワークと、その2つがこの得点を生んだかなと思います。

今度は、後半12分に同点に追い付かれた後の後半35分、後半から栗澤に代わって入っていた茨田からのパスをレアンドロ・ドミンゲスがバイタルエリアで受けてミドルシュート。これが見事に鹿島のゴールに突き刺さって柏が2点目を奪いました。と言う事で、試合はこのまま終了し、スコア「2-1」、柏レイソルが2002年振りにJ1の試合で鹿島に勝利した、という結果になりました。

攻撃面は、やはり何と言ってもレアンドロ・ドミンゲスですね。1ゴール1アシストでしたが、90分間、とても高いパフォーマンスを見せていました。柏の場合には、このレアンドロ・ドミンゲスが好調である、もしくは、あまり相手に封じ込められていない、という状態だと、高い得点力を発揮できているなぁと思います。こういう軸になるような選手がいると大きなと思いますね。

そして、守備面に関しては、流れの中での守備というのは激しさもあって良かったなと思う反面、セットプレーでの守備に関しては、少し問題があったなぁと感じました。ゾーンで守っているのですが、やはり完全ゾーンの守備だと相手の動きに対応できない、という事があるなと思います。結局それが原因で1失点してしまう訳ですが、危ないシーンは2回3回とありましたから、セットプレーの時の守り方として、もう少しマンツーマン的な守備をした方が良いかなと思いますね。

首位の横浜Fマリノスも勝ちましたから、これで首位奪還とはなりませんでしたが、予想以上に強さを見せているなと思います。個人的には、夏場を乗り切れるかな、どうかな、という感じで思っていましたが、こういう試合で競り勝てるというのは、やはり地力があるのかなと感じます。但し、ジョルジ・ワグネルは、日本の暑さ、そして、タイトな試合日程、という事がちょっと辛そうですね。


○ 鹿島アントラーズ 「鹿島復活の鍵は前線や中盤での守備力」

FW:田代 興梠
MF:フェリペ・ガブリエル 野沢
MF:小笠原 増田
DF:アレックス 中田 岩政 新井場
GK:曽ヶ端

FW:田代 大迫
MF:フェリペ・ガブリエル 遠藤
MF:小笠原 増田
DF:アレックス 中田 岩政 西
GK:曽ヶ端

鹿島は本当に苦しんでいますね。攻撃面に関して言うと、強かった時と比べて、単調、スピード感が無い、フィニッシュの個人技が落ちている、という事を感じます。シンプルに2トップへ、特に田代へ、という、簡単に言ってしまえば放り込み攻撃をやっていて、セカンドボールに対しての奪取力が高い時には良い攻撃となりますが、それでも最後の部分での崩しの威力というのが無く、この状態だと厳しいだろうなと思います。

マルキーニョスがいた時でも、その攻撃はどちらかと言えばシンプルなものでしたが、しかし、もう少しカウンターの時などにはスピード感があったなと思いますし、また、もう少しボールも人も斜めに動いていたなと思います。今の鹿島の攻撃というのはボールも人も縦ばかりなので、それが単調さという事になっていると思いますし、更には、その縦に縦にという事が、スピード感の喪失の原因にもなっているような気がします。

縦に縦に、という攻撃をするとスピード感が出るような気がするのですが、そこには、裏、押し上げ、サイド、という事もセットになっていないと、ただの放り込み攻撃になってしまって、全体的なスピード感というのは生まれてきませんよね。縦にボールを入れて、そのパスが出された瞬間に全体が押し上げて、サイドが裏を突いて行く。要するにスピード感というのは速度や時間の事ではなくて、流れのスムーズさという事であると思っています。

そして、その流れのスムーズさというものを生み出すのが、斜めの動き、という事ですよね。ボールも人も斜めに動きながらゴール前へ迫って行く。それがスピード感を生む事にもなるし、また、アタッキングサードに入ってからの崩しの威力にもなってくる。そこが今の鹿島には圧倒的に足りていないような気がします。そしてそこに、仕上げとして、フィニッシュの個人技、という事ですよね。

そして、守備面に関して言うと、2つの事ですね。1つには、レアンドロ・ドミンゲスへの対応、という部分で、かなり左SBのアレックスが強く意識して対応していましたが、そこでの1対1で負けてしまっていた、という事もありましたし、更には、そのレアンドロ・ドミンゲスが中へ入ってきた時に誰が対応するのか、そこのマークの受け渡しがルーズだったなと思います。

ボランチがしっかりマークするのか、それとも、CBが前に出てきて対応するのか、そこが明確になっていなくて、しかし、鹿島の場合にはあまりCBが前に出てきて相手の中盤の選手にアタックするという事は無いので、やはりその役割はボランチの選手だったのではないかと思いますが、そこがきちんとできていなかったなと思います。

もう1つには、1列目と2列目のところ、つまり、前線や中盤のところでの守備、という部分で、簡単にレアンドロ・ドミンゲスへのパスを通させてしまう、という事も大きな問題だったように思います。マークがしっかり付いている、というだけでも駄目で、それにプラスして、レアンドロ・ドミンゲスへのパスコースもしっかり潰していないと、やはり高いパフォーマンスを見せているような選手を封じるというのは難しくなってきますよね。

鹿島の場合は、運動量がある時には、という事はもちろんそう言えるのですが、しかしマルキーニョスや本山というのは運動量や攻撃力という事だけではなく、そういうプレスの掛け方にも上手さがあって、それが鹿島の守備の強さの原動力にもなっていましたから、それをもう一度他の選手で取り戻さないと、以前のような強い鹿島は戻ってこないかな、という気がします。

守備力が落ちれば攻撃力も落ちる。失点という数字では大きく変わらなくても、それを維持するために全体的な守備負担が増えていれば当然その分だけ攻撃力は落ちる。守備的なポジションの選手が攻撃参加できないので攻撃力が落ちてしまう。また、守備をする位置が低くなれば当然その分だけ攻撃力は落ちる。つまり、鹿島復活の鍵は前線や中盤での守備力、そのように思います。




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