Jリーグが抱えている問題が垣間見られたような試合。【横浜Fマリノスvsヴィッセル神戸】
試合 :J1 第6節
開催日:2011年7月23日
結果 :横浜Fマリノス勝利
スコア:「1-0」
得点者:兵藤

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○ 横浜Fマリノス 「面白いサッカーはこれから」

FW:大黒 渡邊
MF:谷口
MF:兵藤 小椋 俊輔
DF:波戸 中澤 栗原 小林
GK:飯倉

FW:長谷川 キム・クナン
MF:谷口
MF:兵藤 小椋 天野
DF:波戸 中澤 栗原 小林
GK:飯倉

今の横浜Fマリノスというチームの印象は、個の力に則したサッカーをやっているな、という事と、やはり主力選手の大量放出で大騒動になったという事があって、とにかく結果だけは出して行かなければならない、その事によってサポーターの不満が再噴出する事を押さえ込まなければならない、という事と、その2つの事でサッカーをやっているな、という印象がありますね。

大黒、渡邊、小野裕二、キム・クナン。前線でボールを収める事ができる、ポストプレーが上手い、一発のパスから得点を取る能力を持っている、そういうFWが揃っているので、中盤であまり攻撃を組み立てずに、シンプルに前にボールを出して行く。場合によってはそういうFWと同じようなタイプの谷口もトップ下において、言ってみれば、3枚のCFという3トップで、その力をシンプルに使って行く。そういうサッカーですね。

中盤の3枚は、アンカーの小椋がいて、ダイナモ的な兵藤がいて、レジスタ的な俊輔がいる、という事で、個の組み合わせとしてはバランスが取れていますし、FW、MF、DF、全てのポジションにおいて個の力に則したセオリー通りのチーム作りをしているなと思います。少し心配なのは俊輔のところの守備力ですが、俊輔自身がとても運動量でも守備でも頑張っている、という事と、右SBに守備力のある小林を獲得した事で、そこを上手くカバーできているなと思います。

そして、全体的に、あまりリスクを背負わないサッカーをやっているので、それが今は上手く機能していて、バイオリズムの良い所にいて、現在首位という結果になっているような気がします。良い内容のサッカーをやっているのか、面白い内容のサッカーをやっているのか、という事の前段階としては、それが上手くできているのではないかなと思います。チームとしては今季からリスタートしたという感じになっているので、その一歩としては手堅く成功させてきたのではないかなと思います。

後はここから、どれだけ内容的に面白いサッカーをして行くのか、という事になってくると思いますが、とりあえず今季はこのままの手堅いサッカーで結果を残し、内容的に面白いサッカーを、という課題に関しては、来季以降の課題になってくるのかな、という気がします。要するに、今の守備力を保ったまま、いかにリスクを背負った攻撃を増やせるのか、そして、2人3人と連動して行くようなコンビネーションを見せられるのか、という事になってくるように思います。

そういう意味で言うと、この試合の対戦相手だったヴィッセル神戸にしてもそうですし、それどころか、これはJリーグ全体に対しても感じるところなのですが、ドリブルで魅せる、という事が本当に少くないなと思います。仕掛けのドリブル、アタッキングサードに入ってからのドリブルでの崩し、それが本当に少くなくて、最後の仕掛けのところは本当にパスが多いなと感じます。それから、そういう仕掛けのドリブルが全く無いという事ではありませんが、しかし、その成功率が本当に低いな、という事を感じます。

これぞパスサッカーの日本、その国内リーグのJリーグ、という感じもしますが、やはりもう少しドリブルという事に力を注いで行かないと、Jのチームが国際舞台で結果を残すのは難しいのかな、という事も思いますし、また、もう一味も二味も、魅力に乏しくなってしまうかな、という気がします。ドリブルに威力を持っているような選手の海外流出が続いていますから、そこに空洞化を起こさないためにも、もう少しドリブルという事に、日本サッカー界が注目して欲しいなと思います。


○ ヴィッセル神戸 「Jリーグでもうひと伸びできる環境作り」

FW:ポポ 吉田
MF:ボッティ パク・カンジョ
MF:田中 松岡
DF:茂木 河本 北本 石櫃
GK:徳重

FW:ポポ 大久保
MF:相馬 ホジェリーニョ
MF:田中 松岡
DF:茂木 河本 北本 石櫃
GK:徳重

何度か監督は代わっていますが、シンプルなカウンターサッカー、という路線はずっと変わっていないですね。嵌った時には強い、嵌らなかった時には弱い、という状態から、ここ数年は抜け出せていないような気がします。そしてその原因もシンプルで、それはやはり個の能力、という事だと思っています。すごい高いパフォーマンスを見せる外国籍選手も獲得できていませんし、日本人選手も伸び悩んでいるなと思います。

そういう意味では、個の能力さえ高くなれば、今のままのサッカーでも、優勝を狙えるようなチームになれる可能性というのはあると思っています。例えばこの試合にしても、もう少し守備力があれば無失点で終えられたと思いますし、また、もう少し攻撃力があれば得点を取って勝つ事もできたと思っていて、そしてそのもう少しというのは、組織力ではなく個の能力、という事を強く感じます。

チャンスは作れていますし、そんなに相手に決定的に崩されるというシーンも無かったのですが、そこで決めきれるかどうか、または、守り切れるかどうか、というのは、やはり個の力だと思っていて、最後は個の力なんだ、という事をもう少しチームとして取り組んで欲しいなと思います。そしてそれは、戦力補強という事もそうなんですが、やはりそれにプラスして育成という事、そこにもう少し成果を見せて欲しいなと思います。

素材として良い選手というのは本当に多いと思うのですが、FC東京というチームもそうであったように、このままズルズルとしていると、何かのきっかけで降格という事にもなりかねない、今はそういう状態にあるのではないかと思っています。今のJリーグのチームというのは、優勝、降格、という事に振り幅の大きなチームというのが多くて、その差がどこで生まれてきているのかと言えば、ほとんどの場合は個の力、という部分だと感じています。

日本人選手の個の力は伸びてきていますが、それは一部の代表クラスの選手だけが大きく伸びてきている、という感じがしていて、底上げという部分では停滞しているように個人的には感じています。若くしてその才能が注目を浴びているような選手が次々と海外へ行ってしまうというのも、1つにはそれが原因ではないかと思っています。Jリーグという舞台でもうひと伸びできるような環境を作るという事、それがこれからのJリーグの課題となっているかなと思いますね。




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