世界最高の2トップ。スアレスとフォルランが得点を取ってウルグアイが優勝。【ウルグアイvsパラグアイ】
試合 :コパアメリカ2011 決勝T 決勝
開催日:2011年7月25日
結果 :ウルグアイ代表勝利
スコア:「3-0」
得点者:スアレス フォルラン×2

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○ ウルグアイ

FW:スアレス
MF:フォルラン
MF:A・ペレイラ アレバロ D・ペレス A・ゴンサレス
DF:カセレス ルガーノ コアテス M・ペレイラ
GK:ムスレラ

FW:スアレス
MF:フォルラン
MF:A・ゴンサレス アレバロ エグレン カバーニ
DF:ゴディン ルガーノ コアテス M・ペレイラ
GK:ムスレラ

○ パラグアイ

FW:バルデス セバージョス
MF:リベロス オルティゴサ ベラ
MF:カセレス
DF:マレコス ベロン ダ・シルバ ピリス
GK:ビジャール

FW:バルデス バリオス
MF:エスティガリビア ペレス
MF:リベロス オルティゴサ
DF:マレコス ベロン ダ・シルバ ピリス
GK:ビジャール


アルゼンチンを破ったウルグアイ。ブラジルを破ったパラグアイ。その2チームによる決勝戦という事になりました。似たような特色を持つ2つのチームですが、その明暗を分けたのは、やはりFWの力だったように思います。今大会のウルグアイは、「4-3-3」に近い形から、カバーニを外して明確な「4-4-2」、もしくは「4-4-1-1」へと途中から変えたのですが、それによって一気にチームが良くなったなと思います。

ウルグアイというチームがどこのチームとよく似ているのかと言えば、香川が所属しているボルシア・ドルトムントというチームとよく似ているなと思いますね。「4-4」で守備ブロックを作り、全体で前へ前へと激しくプレスを仕掛け、ボールを奪ったらスアレスとフォルランを起点にしてカウンター。「4-4」のポジションの選手の運動量と守備力が高く、フォルランがスパイスとなって、スアレスが強引なプレーでボールをキープし、ドリブルで仕掛け、ゴールを狙って行く。

結局、南アフリカW杯ではフォルランが大会MVPで、今回のコパ・アメリカではスアレスが大会MVPという事になりましたが、名実共に、今はこの2人が世界最高の2トップ、という事になるのではないかと思います。フォルランという選手は本当に上手い選手ですね。南アフリカW杯後は大きくパフォーマンスを落としていて、リーガでもなかなか得点を奪えないという状態になっていて、今大会でもその流れは続いていましたが、やはり随所には光るプレーを見せ続けていて、最後の最後には2得点。役者だなぁと思います。

そして、スアレスですが、これは個人的な偏見なのかもしれませんが、とても南米らしいFWだな、という気がしています。そのプレーにスマートさというのは無く、華麗なテクニックを持っているという感じではないのですが、とにかく勝負強いという感じがします。諦めるという精神を持っていない選手だなと思います。かつての南米の選手と言えばこういう感じの選手が多かったように思いますが、今のブラジルやアルゼンチンにこういう選手がいるのかと言えば、残念ながらいなくなってしまったなぁと感じます。

もちろん、そういう精神力や頭脳(狡猾さ)だけではなくて、身体の使い方が本当に巧く、フィジカルコンタクトのテクニックというのが本当に卓越していますし、また、PA付近のサイドから中へ切り込んで行くようなドリブルには細かさとキレがあって、本当に嫌なFWの選手だなと思います。もし私が対戦相手のDFだったら、フォルランよりもスアレスの方が嫌だなと思いますね。

他にも、ダブルボランチのアレバロとD・ペレスは強くて激しくて運動量が豊富で、この2人の守備力、相手に与えるプレッシャーというのは、かなり高いと思います。また、サイドの、A・ペレイラ、A・ゴンサレス、カセレス、M・ペレイラ、この4人も強くて激しくて運動量が豊富で、CBのルガーノとコアテスは空中戦に強い。よくこれだけの選手が揃ったな、という気がします。やはり育成という事をしっかりやった結果というのが出ているのかなと思いますね。

そして、一方のパラグアイの方ですが、未勝利(PK戦での勝利は引き分けと考える)で決勝まで進んできたように、とても粘り強い戦い振りでしたが、前述したように、やはりFWのところが最後まで機能性を持たなかった、という事が厳しかったように思います。準々決勝、準決勝、と120分戦ってきた事によって、やはり決勝では少し体力的に厳しくなっていたように感じました。

サンタクルスとバリオスの2トップは同じようなタイプなので機能性が生まれず、調子的にもあまり良くなく、結局、決勝戦では2人ともスタメンから外れていました。途中から出場したバリオスはすぐに肉離れを起こしてピッチを去るという有様で(これによって3枚の交代カードを使っていたパラグアイは10人での戦いを余儀無くされた)、今大会のサンタクルスとバリオスは、フォルランとスアレスの2人と比較すると尚更、ちょっと残念だったなと思いますね。サンタクルスも準決勝のベネズエラ戦で途中出場してすぐに負傷して交代という有様でした。

バルデスだけはFW陣の中で頑張っていましたが、MFとして使われたり、3トップの左サイドで使われたりして、ちょっと監督の起用方法がどうだったのかな、という感じがしました。そうなってくると、結局、パラグアイの攻撃の武器は左サイドのエスティガリビアによるドリブル突破、という事しか無くて、しかし、そこだけしかなければ相手もそのエスティガリビアだけを封じてしまえば良い、という事になってきますから、決勝Tに入ってからは思うようなプレーができなくなってしまっていました。

最終的には、そのエスティガリビアをベンチにおいて、勝負所になったら投入、という作戦にしていたと思いますが、やはり攻撃のアイデアがそれだけでは厳しかったなと思います。勝負を決め切る得点力、FWを軸とした攻撃の機能性、やはり重要だなと思いますね。もしそれがパラグアイにもあったら、中盤や最終ラインでの守備力というのは同程度であったと思いますので、ウルグアイとパラグアイというのは同じような実力を持ちえたのではないかと思います。

と言う事で、今回のコパ・アメリカは、アルゼンチンでもブラジルでもなく、ウルグアイの優勝という事で幕を閉じました。ウルグアイはU-17W杯でもブラジルを破って準優勝していますし(優勝は地元のメキシコ)、かなり来てるなと思いますね。南アフリカW杯の頃から私のエントリーを読んで頂いている人には分かってもらえると思いますが、個人的には、南アフリカW杯の時からウルグアイにはかなり注目していて、今回のコパ・アメリカでもブラジルやアルゼンチンと同じぐらいに注目していたのですが、日本にとってはブラジルやアルゼンチン以上に学べる、参考にできる、そういう国だなと思います。




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