北朝鮮戦(女子) 「パスに逃げるからパスミスになる。フィジカルコンタクトを怖れるから球際で競り負ける。」
試合 :ロンドン五輪 アジア最終予選 第4戦
開催日:2011年9月8日
結果 :引き分け
スコア:「1-1」
得点者:OG キム・チョラン

記事を読む前に、
◎ サッカー人気blogランキング ◎
○ にほんブログ村 サッカーブログ ○
○ サッカー FC2 Blog Ranking ○
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。

○ なでしこジャパン

FW:川澄奈穂美 永里優季
MF:宮間あや 大野忍
MF:澤穂希 阪口夢穂
DF:鮫島彩 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
GK:海堀あゆみ

FW:永里優季 大野忍
MF:宮間あや 川澄奈穂美
MF:澤穂希 阪口夢穂
DF:鮫島彩 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
GK:海堀あゆみ

FW:永里優季 安藤梢
MF:宮間あや 川澄奈穂美
MF:澤穂希 阪口夢穂
DF:鮫島彩 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
GK:海堀あゆみ

○ 北朝鮮代表

FW:チェ・ミギョン ラ・ウンシム
MF:リ・エギョン チョ・ユンミ チョン・ミョンハ キム・ミョングム
DF:ユン・ソンミ ペク・ソルヒ ユ・ジョンヒ キム・ナムヒ
GK:チョ・ユンミ

FW:キム・ヨンエ ラ・ウンシム
MF:キム・チョラン チョ・ユンミ リ・エギョン キム・スギョン
DF:ユン・ソンミ ペク・ソルヒ ユ・ジョンヒ キム・ナムヒ
GK:チョ・ユンミ


パスサッカーが陥りやすい罠は、パスに逃げてしまう、という事ですね。ドリブルで仕掛けるべきところ、ドリブルでボールを運ぶべきところ、そこでもパスをしてしまい、だからパスミスになる、という事ですよね。ドリブルで相手を引き寄せなければ受け手はフリーになれない。ドリブルで相手を1枚でもかわさなければプレスはかわせない。つまり、相手の守備は崩れない。

そして、個人技で落ち着いてボールを処理すれば何でもないところでパスをするから、それを相手に奪われて不必要なピンチを作ってしまうし、クリアボールを相手に拾われて波状攻撃を受けてしまう訳で、そういう逃げのパスを何と呼ぶのかと言えば、個人的には、責任転嫁のパス、と呼んでいます。

逃げのパスの繰り返しではリズムは掴めないし、勝負を避けるようなパスでは相手の守備を崩せないので、相手に囲まれてしまった場合にはパスで仕方ないですが、フリーでボールを持ったならば、もしくは、1対1となったならば、必ずドリブルで仕掛けるようにする、ドリブルでボールを運ぶようにする、そういう意識を強く持ってプレーして欲しいなと思います。

ドリブルは、相手を抜き去るためだけではなく、相手を引き寄せるためにも使うべきもので、それが出来なかったらポゼッションサッカーは出来ないし、本当の意味でのパスサッカーも出来ないので、なでしこにはもう一度、W杯の時のサッカーを思い出してもらい、澤、川澄、大野、丸山、鮫島、このあたりの選手がドリブルでアグレッシブに仕掛けていたからこそ素晴らしいサッカーが出来たんだ、という事を思い出してもらいたいなと思います。

日程的な問題で運動量を増やせない、ピッチコンディションの問題でパスの精度に狂いが出てしまう、それは然りだとは思いますが、しかしそれは、ドリブルをしないという事に対してのエクスキューズ(言い訳や弁解)にはならないと思っています。実際、韓国や北朝鮮の選手はアグレッシブなドリブルを見せている訳ですから、それなのに「なでしこ」だけがやれないという事は無いはずだと思っています。

そしてもう1つには、フィジカルコンタクトを怖れるな、という事ですね。ドイツW杯での唯一の敗戦となったイングランド戦。その敗戦の最大の理由は、フィジカルコンタクトを怖れてしまった事によって、多くの球際での競り合いで負けてしまっていたからで、フィジカルコンタクトを怖れて足先だけでボールをコントロールしようとしてしまうから、最初から逃げる体勢でプレーしてしまうから、競り合いには負けてしまうし、焦ってパスを出してミスになってしまう訳で、ここはもう一度、気合を入れなおして欲しいなと思います。

相手の方が体格も良くて、激しく身体もぶつけてきますが、しかし、相手はプロレスラーでもなければ、蹴ったり殴ったりしてくる訳でもないので、しっかり腰を落としてブロックすれば防げますし、そういうプレーをすれば高い確率で相手のファールになりますから、とにかくフィジカルコンタクトは絶対に怖れない事、それは徹底してやって欲しいなと思いますね。

北朝鮮の選手のストロングポイントは、運動量とフィジカルコンタクトの強さ、しかなかったので、そこで日本が勝てないまでも負けなければ、相手は必ず怯むか、更に負けまいと激しく競り掛けてきてファールを連発するか、という事になってくると思いますから、そういう事も考えながらプレーするという事が大切だったと思います。

北朝鮮代表は、激しくフィジカルコンタクトに行けなくなるという事、退場者を出してしまうという事、それを明らかに怖れていました。3枚の交代の内の2枚は、イエローカードを受けた選手を代えたものでした。従って、自分たちのサッカーが出来ない、自分たちのペースで戦えない、どうしよう、どうしよう、という事だけを考えるのではなく、相手が何を嫌がっているのかという事を考えてプレーするという事、それが求められていたと思います。

相手にとって日本がどういうプレーをする事が嫌だったのか? それはドリブルで突っ掛けられてしまう事と、フィジカルコンタクトで対等にプレーされてしまう事と、その2つでもありましたから、そういう意味でも、やはり、逃げのパスをせずにドリブルをするという事、フィジカルコンタクトを怖れずにプレーするという事、それが必要だったのではないかと思っています。

これは男子の場合でも同じだと思っていますが、どうしても日本の選手というのは、自分たちのサッカーが出来るかどうか、という事だけに執着してしまうところがあって、しかし、やはりサッカーに限らず相手があるスポーツの場合には、必ず様々な要因で自分たちのやりたいように出来ない、という事がありますから、そういう事は常に頭の片隅に置いてプレーして欲しいなと思います。

と言う事で、試合の方は、後半37分に日本がOGで先制点を奪い、後半ロスタイムに同点に追い付かれての引き分けという結果でした。が、しかし、この試合の後に行なわれた中国対オーストラリアの結果がオーストラリアの勝利という事になったので、これで3勝1分0敗、勝点10のなでしこジャパンが2位以内を確定させ、ロンドン五輪出場のキップを手にする、という事になりました。

まずは、おめでとう、と言いたいと思います。おかしな日程、荒れたピッチ、その事に苦しめられながらも、きっちり結果だけは出してきました。その事については、選手はよく頑張ったなと素直に思います。但し、おそらくは監督や選手もそう思っているのではないかと思いますが、もう少し老獪さやタフさというものを身に付けるなり、なでしこらしいサッカーの質を向上させるなりしないと、五輪での戦いというのは厳しいものになるかな、という気がしますね。




このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、


◎ サッカー人気ブログランキング ◎

○ にほんブログ村 サッカーブログ ○

○ サッカー FC2 Blog Ranking ○

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


【2011/09/09 11:45】 | なでしこジャパン | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<ザックジャパンの守備方法について。ウズベキスタン戦後の選手のコメントから。 | ホーム | ウズベキスタン戦選手評価。久々に存在感を示した川島。新しい連携を見せた吉田と今野のCBコンビ。>>
コメント
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2011/09/09 20:40】 | #[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/1956-53e4ce74
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |