「まずは守備。まずは守備力が重要」=「守備的なサッカーをしろ」。という事ではない。
このブログでは、「まずは守備。まずは守備力が重要」、という趣旨の事を書く事が多いのですが、その時に、「守備的なサッカーは面白くない」、という趣旨のコメントを頂く事が多々あります。しかし、私が言いたいのは、「まずは守備。まずは守備力が重要」、という事であって、「守備的なサッカーをしろ」、という事ではありません。

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重要な事は、攻撃的なサッカーをしたかったら、尚更、より守備力が必要。ずっと攻め続けられる訳ではありませんから、あっさり失点しまうような守備力では攻撃的なサッカーはできない。または、劣勢となって相手に攻められる事が多くなる試合もある訳ですから、その時に主導権を握り返すためには守備力が必要。という事ですね。

「守備力が高い」と言われているチームがある。しかし、その「守備力が高い」には2つあって、多くの人数で守っているから守備力が高い、それと、少ない人数でも守れるから守備力が高い、という2つですね。例えば、南アフリカW杯の時の岡田ジャパンは、多くの人数で守っているから守備力が高い、という方でしたよね。だから守備的でした。

闘莉王、中澤、長友、など、予想以上に個の能力としての守備力が通用しました。但し、オランダ戦を思い出してもらえれば分かるように、1点リードされて日本が攻撃に人数をかけた時には、つまり攻撃的に戦った時には、カウンターから決定的なピンチを、二度、三度、と作ってしまい、ハッキリ言って、そこで、2点、3点、と失点しなかったのは、運が良かっただけでした。

それじゃあもし、オランダの2人か3人によるカウンター攻撃を、日本の後ろに残っている2人か3人で守れていればどうだったか? そうすれば、日本は、最後まで同点や逆転を狙って前に人数を掛け続ける事ができた。つまり、攻撃的に戦う事ができた。という事ですよね。しかし、日本の後ろに残っている2人か3人にそれだけの守備力が無かったので、これ以上の失点は先の事を考えるとやばいという事で、結局はすぐにまた守備に人数を戻さなければならなくなった。

岡田ジャパンは守備的に戦うべきだ、もっと守備に(後ろに)人数を増やして戦うべきだ、とW杯の1年前ぐらいからずっと主張してきた根拠は、個の守備力が足りないので少ない人数で守るのは無理だ、という事が結果として露呈していたからですね。ハイプレスは、必ず通用するものではない。特に相手のレベルが上がってくれば上がってくる程、通用する確率は低くなる。

また、7割、8割、ハイプレスが通用していたとしても、それを一発のパスで無効化されてしまったり、個の力で掻い潜られてしまう事も必ずあるので、その時にアッサリと失点を重ねてしまう守備力では、ハイプレスは意味を持たない、という事ですね。物事を考える時には、100%やれるとか、120%やれるとか、そこをスタンダードにしてはならなくて、やはり、80%できる、60%できる、そこをスタンダードにしなければならないと思っています。

つまり、80%や60%の実力が発揮された時に、どれだけ守備力があるのか? その時に、どれだけの人数なら守れるのか? そこを考えなくてはならないと思っています。そしてそれを考えた上で、もしくは結果からそれを推測した上で、後ろに残す人数を何人にするのか? という事になりますから、攻撃的に戦いたかったら、尚更、より守備力が必要、という事であり、決して、まずは守備力が重要=守備的に戦え、という事ではない訳ですね。

南アフリカW杯の時の岡田ジャパンにしても、ハイプレスを捨てた訳ではない。ただ、ハイプレスを仕掛ける人数を少なくしただけ。その位置を低くしただけ。つまりは、限定的にしただけ、という事ですね。だからもし同じようなサッカーをしたとしても、後ろが少ない人数で守れるようになれば、ハイプレスを仕掛ける人数を増やせる。その位置を高くできる。という事なので、攻撃的に戦う事ができるようになる、という事ですね。

もう1つ、バルサを例にすると、グアルディオラが監督になってからのバルサの強さの1つは、ハイプレスの強さにありますが、つまり、高い位置でボールを奪い返せる、という事にありますが、ライカールトが監督だった時代には、まだそのハイプレスの強さはありませんでした。むしろ、中盤の3とDFラインの4が2ラインになってコンパクトな守備ブロックを作り、そこからデコを経由して3トップへ、もしくは、低い位置からのロングフィードで3トップへ、というカウンター気味の攻撃の方が多かったと言えます。

そして、それはなぜだったのかと言えば、前線の選手の守備力がまだ足りなかった、という事と同時に、最終ラインの選手の守備力もまだ足りなかったから、という事ですね。ところが、グアルディオラが監督になってからは、攻撃的なポジションであっても、守備をしない、守備力が無い、そういう選手は放出し、更には、最終ラインにも守備の強い選手を揃え、尚且つ、プジョルやアウベスのような選手にも、まだ個としての守備力を上げさせた。その事によって、前に人数を多く掛けるハイプレスを実現させ、つまり、攻撃的なサッカーを実現させた、という事ですね。

要するに、攻撃的に戦いたければ戦いたい程、守備力が必要。攻撃的に戦いたければ戦いたい程、少ない人数でも守れる必要がある。という事ですよね。従って、「まずは守備。まずは守備力が重要」=「守備的なサッカーをしろ」。という事ではない。という事ですね。おそらく、ここを理解してもらえないと、まるでこのブログが、私の主張が、守備的なサッカーを推奨している、と勘違いしてしまうと思います。

何度も言いますが、私が言いたいのは、「まずは守備。まずは守備力が重要」、という事であって、「守備的なサッカーをしろ」、という事ではありません。むしろ、攻撃的なサッカーを望むから、もっと守備力を上げろ、という事ですね。守備力が低かったら、守備的なサッカーをするしかないですよ、という事ですね。ぜひそこを正しく認識してもらえるよう、強く、お願いしたいと思います。




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【2011/12/13 11:45】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
全く同感です。
個の守備力が足りないから攻撃にも悪影響が出るんですよね。
とにかく日本人は攻撃が好きですからw守備を軽視しがちです。
攻撃は最大の防御なんて言葉も好きですし。
この傾向は他のスポーツでも良く見られます。
ボクシングなんてその典型でしょう。
日本の選手はディフェンスを軽視しがちです。
【2011/12/13 21:25】 URL | ななし #-[ 編集] | page top↑
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