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しかし、ちょっと面白い話しも聞けました。
Q 新人時代、練習中、常にドゥンガに言われていたことは? A 調子に乗るな ふっ(笑) 実にドゥンガらしい。めちゃめちゃ言いそう。日本のマスコミは若くて活躍する選手を過剰にもてはやす傾向がある。それを諌めるドゥンガの愛のムチ(?)というわけですね。日本語で「バカやろう!」とかも言っていたらしい。高原のJリーグデビュー戦はかなりインパクトがあって今でも覚えています。途中交代で出場した高原は、ゴールから2〜30メートルところでボールを受けると、そのままドリブルでゴールへ突っ込んで行き、強烈なシュートを決めました。それまで高原という存在を全く知らなかった私はビックリしたのを覚えています。今でもそういうプレーを見せてくれるといいのですが・・・。 ここで少し昔話をすると、ドゥンガがジュビロに入団した当初の1〜2年目というのは、まだジュビロが黄金期を迎える前で、ドゥンガの存在というのはチームにフィットしていない状態でした。グランドの中で激怒し、プレーを教え、仲間の選手にもケンカ腰で向かっていくドゥンガに、藤田も名波も萎縮している状態でした。ある試合で、当時右サイドバックだった古賀に対して、試合中にも関わらず、「こうやって守備するんだ!いいか!こうだぞ!こう!」と激怒しながら守備の仕方をレクチャーしている姿が今でも脳裏に焼き付いています。古賀は大迷惑だったでしょうけど(笑) しかし、ドゥンガとしては良かれと思ってやっていたことでも、ハッキリ言ってそのドゥンガの行動はチームにとってマイナスでした。全員がドゥンガに萎縮してしまい、その後の黄金期に見せたような華麗なパス回しやチームワークや連動性というものが全く表現できていなかったからです。メンバー的には大きく変っていないのにも関わらずです。つまり、ドゥンガのようなスタイルのキャプテンシーというものは日本の土壌に合わなかったということだと思います。 しかし、3年目、周囲に言われたからなのか、それとも自ら気がついたからなのか分りませんが、ドゥンガは大人しくなります。仲間がミスしても以前のように激しく罵倒したりすることが無くなり、チームメイトとの和を大切にし、黙々とプレーするようになりました。ブラジル代表ではベベトだろうとロマーリオだろうとケンカ腰でドゥンガらしさを発揮していましたから、おそらく意識して大人しくしていたのだと思います。そしてジュビロは優勝しました。その後の黄金期の幕開けでした。 その他の面白いサッカー記事・コラムを読みたい方は人気blogランキングへ で、なぜ今更こんな昔話をするのかと言うと、実はこのジュビロ時代のドゥンガの姿と、ジーコジャパンの時の中田英寿の姿がシンクロして見えるからです。昨晩テレビ朝日で「遥かなる旅の途中」というヒデの引退特別番組が放送されていましたが、その中で苦悩するヒデの姿が描かれていました。練習も一人離れ、周囲の選手と気楽に話そうとしないヒデ。それにも関わらず試合中は周囲の選手に厳しい声を飛ばすヒデ。責任感から、チームを牽引していこうという強い意思から、そういう厳しい態度をとっているというのは見ていて理解できました。しかし、それが独り善がりになってしまっていたように思います。自分を客観的に見つめ「今の自分は本当に正しいのだろうか?」と常に自問自答することが必要だと思います。厳しい言葉というのは、その相手との信頼関係が築けていてこそ相手の心に届くものです。いくら高い実績や豊富な経験があったとしても、新たにチームに加わったたり、海外からたまに帰ってくる人間が、いきなりチームを統率しようとしても無理があります。まずは仲間との信頼関係を構築してから、次第に発言力を高めていき、やがてチームの中心的な存在となる、という手順が必要なのだと思います。監督がお墨付きを与えているからリーダーになれるわけではありません。「仲良しクラブでは勝てない」それはそうなのですが、まず一歩は信頼関係の構築、これが大切だと思います。ドゥンガは途中でそのことに気付きましたが、ヒデは引退するまでそのことに気が付かなかったように思います。尊重し合う、それが大人の組織ではないかと思います。そして、もしジーコがそのことに気付き、ヒデにアドバイスできていたなら、あのようなバラバラな状態にはならなかったと思います。 その他の面白いサッカー記事・コラムを読みたい方は人気blogランキングへ 実は個人的に思っていることがあって、それは、ジーコジャパンの時にキャプテンとしてチームの中心的存在になるべき選手は「川口能活」ではなかったかということです。川口は以前のインタビューで「若い時は、試合中、ミスした選手を罵倒していましたが、最近では励ますような声を掛けるようにしています。大人になったと言うことですね」と話していました。日本人の特性を考えた場合、チームの中心となるべき存在は、ドゥンガやヒデのようなタイプの選手ではなく、仲間を勇気付け励ませるようなタイプの選手ではないかと思います。そして、そういう選手が、ヒデやドゥンガのような選手とその他の選手の間に入って潤滑油となることが必要なのではないかと思います。オシムジャパンにも選ばれている川口には、オシムジャパンのリーダー的存在になってほしいと個人的には思っています。 高原の「笑っていいとも」出演の話しから思わず語ってしまいました(笑) 昨晩中田英寿引退特別番組を見た影響もあったかもしれませんね(笑) 指揮官やリーダーというのは卓越したスペシャリストである必要はありません。むしろそういう個性集団の調整役であることが必要だと思います。ただし、ここが重要なのですが、その前提として、理念や目標などは揺るがない信念で貫き通す、ということが絶対条件となります。「私はこういうチーム作りをするんだ!」というところは曲げてはならないということです。これは「組織成功理論」と「人間学」の話しですね。 記事に賛同してくださる方。 記事が面白かったと思ってくださる方。 このブログを応援してくださる方。 他のサッカーブログを閲覧したい方。 人気blogランキング を「ポチッ」とよろしくお願いします。 また、最後まで読んで下さった方も是非応援のクリックお願い致します。 |
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