アメリカ戦(女子) 「アメリカに初勝利。しかし、まだまだ上は目指せるはず。」
試合 :アルガルベカップ2012 第3節
開催日:2012年3月5日
結果 :日本代表勝利
スコア:「1-0」
得点者:高瀬愛実

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FW:永里優季 安藤梢
MF:宮間あや 大野忍
MF:田中明日菜 阪口夢穂
DF:鮫島彩 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
GK:福元美穂

FW:永里優季 高瀬愛実
MF:宮間あや 川澄奈穂美
MF:田中明日菜 阪口夢穂
DF:鮫島彩 宇津木瑠美 熊谷紗希 近賀ゆかり
GK:福元美穂

FW:菅澤優衣香 永里優季
MF:宮間あや 川澄奈穂美
MF:高瀬愛実 田中明日菜(伊藤香菜子)
DF:鮫島彩 宇津木瑠美 熊谷紗希 近賀ゆかり
GK:福元美穂


とにかくハイプレス。他の何よりもハイプレス。なでしこジャパンの生命線ですね。ハイプレスが、なでしこジャパンの70%、守備では90%、それぐらいを占めていると言っても良いと思います。前半の立ちが上がりは特に良く、これならいけるかもしれない、という手応えを感じました。しかし、前半の中頃から、2トップである永里と安藤、この2人の運動量がガクっと落ちてしまいましたね。

それまでは良いポストプレーを見せるなど、前線の起点として活躍していた永里でしたが、運動量が落ちた瞬間から消えてしまって、安藤もそうですが、前半の中頃でスタミナが切れてしまうようでは、やはり不合格だと言えると思います。五輪までにはきっちり仕上げてきて欲しいですね。それから、永里と安藤の2人には、世界一のチームのFWとして、もう少し高い要求をしておきたいと思います。

まず永里ですが、良かった前半の中頃までは、幅広く動いてボールを引き出し、そこまでは良かったと思うのですが、問題はポストプレーのやり方、ボールを受けてからの次のプレー、そこで、そこにレベルアップを望みたいと思います。1つには、もう少し「ため」を作る、相手を引き寄せる、という事の必要性で、ただボールを受けて落とす、パスを繋げる、という事だけでは、効果の高いポストプレーとは言えないと思います。

もちろん、きちんとボールを引き出して受けられる、そこからきちんとパスを繋げられる、それだけでも評価はできますが、もう1つ上のレベルのポストプレーをやるためには、よく「収める」という表現を使いますが、その文字通り、ボールをしっかり収めて「ため」を作り、そこで相手を、1人、2人、3人、と引き寄せて、それからパスを出せるようになると、最高のポストプレーヤーになると思います。

そして2つには、パスの選択肢ですね。永里がボールを受けて、そのタイミングで安藤が裏へ走った、ダイアゴナルな動きでゴール前へ走った、そういうシーンで、その安藤の動きをオトリとして別の選手へパスを出す、もう1つ飛ばして遠くにいる選手に出す、それができるようになると、1つ次元の違うポストプレーヤーになれると思います。相手が見失っている選手を素早く感じて、そこにパスを出す、という事ですね。

かなり高い要求をしているとは思いますが、永里がそういうプレーをできていたら決定的なチャンスになっただろう、というシーンが何回かありましたので、最高のプレーを目指して欲しいなと思います。相手DFが、ここにパスを出すのではないか、というところへパスを出している事がほとんどなので、五分の競り合いとなったら日本の選手はパワーとスピードで負けますから、意外なところへ出す、という事が必要だと思います。

そして、安藤については、運動量で頑張り、競り合いでも身体を張って頑張る、という事は高く評価していますが、もう少し、「フリーになる」、という事を意識したプレーもしないと、なかなか得点は奪えないかなと思います。やはり五分での競り合いとなったら日本の選手はパワーとスピードで負けてしまうので、パスを受ける時でもシュートを狙う時でも、とにかくスペースで、という事が安藤の課題かなと思います。

守備では運動量と身体を張った競り合いで頑張る。しかし、攻撃になった時には、逆にスペースでプレーするという事、そこが重要だと思います。役割で言えば、安藤はポストプレーをする役割でも無く、オトリの動きをする役割でも無く、永里がポストプレーやオトリの役割をして、安藤がゴールを決める、という事になると思いますから、簡単に言えばシャドウ的なプレーを身に付ける、という事になると思います。

という事で、試合の方に話を戻すと、前半の中頃から後半は、やや日本の方が劣勢でした。ただそれでもまだハイプレスは頑張っていましたし、また、熊谷、岩清水、阪口、田中明日菜、セントラルのボックスが、ギリギリのところでアメリカの攻撃を防げていましたので、その守備の粘りが良い結果を呼び込みました。後半38分、CK、高瀬のヘディングで、なでしこジャパンが得点を奪います。

この時には、高瀬はFWではなくボランチになっていましたが、菅澤も含めて、ここまでのアルガルベカップの試合では、永里と安藤よりも、高瀬と菅澤の方がコンディションも良く、パフォーマンスも高いかなと思います。次の決勝戦、中一日、永里と安藤のコンディションがどこまで上がっているのか、それにもよるとは思いますが、思い切って高瀬と菅澤を使う、という事も有りかなと思います。

そして、熊谷、岩清水、阪口、田中明日菜、ここのセントラルのボックスが頑張っていた、とは書きましたが、岩清水はまだベストの状態に無いな、と思いますし、熊谷は空中戦は良いのですが足元がおぼつかないところがあって、また田中明日菜は、総合的には良かったとは思いますが、セカンドボールへの反応が遅い、もしくは、そのためのポジショニングが悪い、という部分がありました。

また、阪口が、DFラインまで下がって空中戦で競り合う、というシーンも何回かあって、それが悪いとは言いませんが、そうなってくるとセカンドボールへの枚数が足りなくなり、やはり日本の場合は、空中戦を一発で弾き返す、という事はなかなかできないので、そこはDFラインの選手に任せて、阪口はセカンドボール、もしくは、田中とのそこの連携を良くしてセカンドボール、という事が必要かなと思います。

攻撃について、守備について、1つ1つが細かい要求ですし、レベルの高い要求ですが、世界一のチームとなったからには、相手は徹底的に研究してきますし、更には、五輪で金メダルを取る確率を上げるためには、より完璧に近いチームになっておく必要があると思いますので、アメリカに初勝利した、という事はもう忘れて、世界一である自分たちのチームと戦って、W杯の時のなでしこジャパンよりも強いなでしこジャパンになる、そこを目指して欲しいと思います。

最後にもう1つ。ピッチを広く使って、という事は、試合を重ねるごとに良くなっていて、しかし、サイドへの展開が、今度は少し早いですね。もう少し中を起点にして相手を引き寄せてからサイドへ展開するようにすると、もっと良くなるかなと思います。もしくは、早いタイミングでサイドを起点にするならば、CFの2人とボランチの2人、ここのセントラルの4人が、もう少し頑張って動いて中央でボールを引き出してあげる、受けてあげる、という事が必要かなと思います。




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