プレイバックジーコジャパン ⑩
キリンカップが最悪で、ここが最後の更迭のタイミングだったかもしれないのだが、その後のW杯最終予選で危なげなく予選突破を決めたことにより、更迭の雰囲気はうやむやに・・・(笑) まあ、結果論ですが・・・(悲) ということでアウェイバーレーン戦と、ゴタゴタがあって第3国無観客試合となり、W杯出場を決めた試合となった北朝鮮戦です。

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2005年6月4日 独W杯アジア最終予選 バーレーン VS 日本

ドイツW杯をぐいっと引き寄せる大きな勝点3をあげた。前半、小笠原が決めた1点を守りきり0-1で日本が勝利。これで勝点9となり、4試合消化して、イランが勝点10でグループトップ、日本が勝点9で2位、バーレーンが勝点4で3位、北朝鮮が勝点0で最下位となり、日本は次の北朝鮮戦引分け以上でW杯出場が決定することになった。しかし、まだ油断はできない。もし北朝鮮戦で負ければ最終戦のイラン戦までもつれてしまうからだ。北朝鮮戦には累積警告で中田英寿、アレックス、中村などが出場できないこともあり気が抜けない状況だ。
それにしても本当にジーコは強運の持ち主だ。小野が怪我したことでその代りに出場した小笠原が素晴らしいミドルシュートを決めたことは幸運としか言い様がない。ジーコジャパンはいつもジーコの強運で救われてきた。いつもジーコの意図しないところで事態が好転する。いつもジーコの思惑が外れるアクシデントが起こったときに奇跡が起きるのだ。
この試合ジーコは1トップの3-6-1で臨んだ。柳沢の1トップ。その下に小笠原と中村。ボランチに福西と中田英寿。あとはいつもの布陣。得点よりも守備や中盤の支配力を強化するという意図が見える布陣となった。その思惑通り試合展開としては日本がしっかり守備をかため中盤を支配する展開。しかし攻撃に関しては相変わらず形というものが無かったが、小笠原が上手く相手DFをかわして個人技で得点することができた。
後半20分過ぎになると暑さのせいか日本もバーレーンも明らかに疲労が表れ、特にバーレーン選手に諦めのようなものが見え始め、そのまま日本が無難に守りきって勝利を収めることができた。意外だったのは日本選手よりもバーレーン選手のスタミナが早く切れたこと。ホームであり暑さにも慣れているはずだと思うのだがコンディション調整に失敗したのだろうか? 試合後の会見で中村が「思ったより激しくこなかった」と語っていたようにバーレーン選手の動きは鈍かったように思う。これもジーコの神通力だろうか・・・。
とにかく日本が勝利したことはとても喜ばしいこと。内容よりも結果。それがワールドカップ予選である。だから勝利には素直に喜びたい。しかし、試合後喜びを爆発させる選手はいなかった。それはやはり、私も思うところだが、選手も内容には満足していないからだろう。追加点が2点3点と取れた場面が多かったし、攻撃の形はまだ作れていない。キリンカップと比べて何が良くなったというところが無いも事実で、それは試合後の選手の表情やコメントからも察し得ることができた。

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日本人選手評価短評(10点満点)

柳沢:4点:ポストプレーや動き出しなどは久々の代表ながら良く合格点だが肝心のゴールは期待が持てない。
中村:4点:相変わらずのテクニックで優位を作るが簡単にボールを失う場面も多い。
小笠:6点:ゴールへの積極性が生んだ素晴らしいゴール。攻守に活躍していた。
中田:5点:ボランチとして守備に貢献。的確な指示も目立った。しかし攻撃力不足と後半スタミナが大きくダウンしたのが残念。
福西:5点:守備やつなぎのパスで貢献。
加地:3点:守備では合格だが攻撃に関しては力不足。
三都:3点:やや判断の遅いプレーでピンチを生む場面があった。攻撃でも少し精彩を欠いた。
田中:4点:加地とコンビが良いので危なげない守り。
宮本:4点:セーフティーファーストなら安全。
中澤:5点:個人技で負けることが無いのでDFの要。
川口:4点:あまり活躍の場面がなかった。
玉田:3点:出場時間短く評価できず。
稲本:3点:出場時間短く評価できず。
中田:3点:出場時間短く評価できず。

日本人選手はゴールというよりシュートへの意識が低い。ゴールが見えてもシュートを打たない。スペースと時間があってもシュートを打たない。フリーな場面でもシュート打たない。しかし、難しい場面でシュートを打ったりする。まったく意味がわからない。サッカーはパスを回すゲームではなく、得点を多く奪った方が勝つというゲームである。ボールを扱うテクニックを見せる競技でもない。ゴールにボールを入れるゲームである。他の選手にパスを出して満足してるのは少し考え方として間違っていると思うのである。もっとシュートを!もっとゴールを!もっと得点に対する執着と執念を!!!

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2005年6月8日 独W杯アジア最終予選 北朝鮮 VS 日本

本当に良かった。キリンカップ2連敗でどうなることかと思いましたが、結果的にはバーレーン戦1-0、北朝鮮戦2-0と危なげない試合で出場をものにできました。
さて、まだまだ余韻に浸っていたいところですが、そうもいかないので冷静になって試合分析をしてみたいと思います。まずスタメンはFW鈴木・柳沢、トップ下小笠原、ボランチ稲本・福西、左中田浩二、右加地、DF中澤・宮本・田中、GK川口。ジーコが守備強化を意図して左ウイングに中田浩二を入れたのかどうかわからないが、左に中田浩二、右に加地、ボランチに福西・稲本という布陣にした為に守備に関しては危なげない試合運びができてた。しかし、コンビが良いはずの前線の3人は全く機能していなかった。ツートップにしたことにより中盤のプレスが弱まり、鈴木のポストプレーも機能していなかった。後半から鈴木に代えて大黒を投入したことによりやっと攻撃にリズムが生まれてくる。大黒が裏や左右に動きボールを引き出すプレーをしたことにより後方からの押し上げができるようになった。そして待望のゴールを呼び込んだ。大黒が後方からのロブボールを相手DFと競合ってボールがこぼれたところに柳沢が飛び込んでゴールを決めた。後半30分過ぎからは北朝鮮に押し込まれる展開となったが、田中の素晴らしいパスカットからのパスで大黒が裏に抜け出すと、GKとの一対一を冷静にかわして勝利を決定付ける2点目をあげた。まだまだ決定的シーンでシュートを打たない、ゴールを決められないという課題は克服されていないので、ワールドカップまでには改善して欲しいものである。

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日本人選手評価短評(10点満点)

鈴木:2点:持味である高さやポストプレーができていない。
柳沢:5点:ゴールを決めたので最低限の仕事はしたが動きはいまいち。
小笠:5点:トップ下よりもFW向きの選手か?
稲本:4点:運動量やボールコントロールなど良い時のキレにはまだ遠い。
福西:5点:すっかり攻守の要に成長。
加地:3点:守備では合格だが攻撃に関しては力不足。
中田:2点:左ウイングバックは厳しい。プレーにも精彩を欠く。
宮本:4点:ワールドカップに向けてもう一回りの成長を望む。
田中:5点:やはりリベロ向きの選手だと思うのだが・・・。
中澤:5点:もはやジーコジャパンには欠かせない選手。
川口:5点:活躍しないのは攻められてない証拠だから良いこと。
大黒:7点:動きの質が高く得点も決めて大活躍。

予選を通して感じたのはこの二つ。日本代表選手に欠けているものは「シュート力(コントロールとパワー)」と「縦への突破力(ドリブルとスピード)」。海外組も国内組もこれが課題だ。いくらボールをキープできても、プレスで相手ボールを奪っても、この二つの能力が弱いとゴールは生まれない。海外組選手がなかなか所属チームで活躍できないのもこれが原因だと思う。ドイツワールドカップまでに克服するのは困難だが・・・。

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