U-23韓国戦 【 この試合に勝てなかった原因は、気持ちの強さではない。メダルを取りたいという気持ちが、韓国の方が強かったからではない。 】
試合 :ロンドン五輪 3位決定戦
開催日:2012年8月10日
結果 :韓国代表勝利
スコア:「0-2」
得点者:パク・チュヨン ク・ジャチョル

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DF:徳永悠平 吉田麻也 鈴木大輔 酒井宏樹
GK:権田修一


強引にでも得点が取れるかどうか。強引にでも守れるかどうか。最後の最後に勝負強さを発揮するのは、やはり個の力ですね。相手に後ろから寄せられた時に、相手に後ろから競りかけられた時に、グリッと強引にでも個の力で前を向けるかどうか。バイタルエリアやPA内で、強引にでもドリブルで突破できるかどうか。相手と競り合いながらでも、複数に囲まれてしまいながらでも、それでも強引にシュートを撃って決めてしまえるかどうか。

闘志が空回りして、主導権を握れなかったのは韓国の方でした。メキシコに敗戦した精神的なダメージを感じさせず、主導権を握って戦えていたのは日本の方でした。しかし、それを覆したのは、韓国のパク・チュヨンでした。このパク・チュヨンの先制点で冷静さを取り戻した韓国。それでもまだ、再び主導権を握り返し、同点への可能性を見せていた日本でしたが、今度はそれを韓国のク・ジャチョルに打ち砕かれた。それが全てだったと思います。

この試合の敗戦については、思い切りショックを受け、思い切り落ち込み、そして、思い切り自分たちの力不足に憤って欲しいと思います。ベスト4、第4位、という結果は、もちろん評価されるべきものだとは思いますが、しかし、あえてそこに賞賛の言葉は書きません。よく頑張った、エジプト戦までの試合は素晴らしかった、そう言葉を送りたい気持ちも多くありますが、しかし、あえてその言葉は胸の奥に押し込めておこうと思います。

個の力の重要さからは、どんなに屁理屈を並べ立てようと、どんなに頑張って目を背けようと、絶対に逃げ切る事はできない。今回のチームで戦った選手たちがフル代表へ戻り、または、いつの日にかフル代表へと入り、今度はフル代表の方で、W杯という舞台へ立った時に、再び、個の力が足りなかった、と言われないよう、それぞれのクラブで努力を重ねて行って欲しいと思います。その気持ちを強く持つ事ができれば、それが今大会の最大の収穫になると思います。

この試合に勝てなかった原因は、気持ちの強さではない。メダルを取りたいという気持ちが、韓国の方が強かったからではない。そこに敗戦の理由を求める事は、残念ながら逃げでしかない。そして、ピッチコンディションの問題でも、選手のフィジカルコンディションの問題でも、チームとしての戦術や戦略の問題でも、どれでもない。その原因は、冒頭にも書いたように、強引にでも得点が取れるかどうか、強引にでも守れるかどうか、その個の力の強さにこそある。

相手に後ろから寄せられた時に、相手に後ろから競りかけられた時に、グリッと強引にでも個の力で前を向けるかどうか。バイタルエリアやPA内で、強引にでもドリブルで突破できるかどうか。相手と競り合いながらでも、複数に囲まれてしまいながらでも、それでも強引にシュートを撃って決めてしまえるかどうか。そこに全てがある。現実を受け止めるというのは、とても辛い事ですが、しかし、そこがスタートラインになると思います。




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【2012/08/11 11:45】 | ロンドン五輪日本代表 | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
<<五輪後記 【 最近のサッカーというスポーツにある傾向とその傾向への危惧。 】 | ホーム | アメリカ戦(女子) 【 どちらのチームも金メダルに相応しい、そんな2つのチームが戦ったこの決勝戦は、本当に素晴らしい試合でした。 】>>
コメント
そうは思いません。いや思いたくない
私は戦術的な問題だと思います。
プレス主体の守備を強いてくる日本に対し、ロングボールをける。まったくもって理にかなった攻め方を韓国がし、それに対し、対応できなかった日本の戦術ミスだとおもいます。
攻めに関しても、同様ロングボールを多用してくる相手に対し、MFが上がりきらず守備のリスクをとりすぎぎていたのが問題だと思います。要は、日本は全員攻撃、全員守備がもっとうなのに、攻撃は前だけ、守備は後ろだけにされたために総合力でまけた。それに尽きると思っています。
【2012/08/17 13:32】 URL | ぼらぼら #-[ 編集] | page top↑
いつもこちらのブログを大変興味深く拝見してます。
本当に仰るとおりで、「最終的には個の力」だということをまざまざと思い知らされた大会でしたね…。
最近のA代表の高いパフォーマンスも、苦汁を舐めた北京世代が奮起し、欧州で個のレベルアップが基礎となっているのは間違いないはずです。
ですので、韓国にメダルを眼前で奪われるという悔しい結果となったものの北京世代より一層輝ける可能性もあるロンドン世代のこれからも非常に期待してます。
ただ、
•相変わらず日本サッカー協会の五輪へのスタンス(本気でメダルを取りに行くのか、若年層の経験の場として割り切るのか)があやふやである
・もっと優秀な監督が采配を振るえれば少なくても銅メダルは取れたのではないか?(そもそもあのハイプレス→ショートカウンターの戦い方では日程的に無理&選手起用が不可解)
・たとえあの選手たちが、ふた周りくらい個のレベルが高かったとしても、対戦相手の組み合わせ次第では必ずメダルが取れるわけではない(それだけ今回の組み合わせは恵まれていた)からこそ、あと一歩でメダルを逃した惜しさ
という3点には、やり場のない気持ちが残ってます。
皆さんはいかがでしょうか?
【2012/08/15 15:26】 URL | グッティ #-[ 編集] | page top↑
結果論で言っても意味はないこと承知で言うんだが、韓国がプレスとロングボール蹴りこんで、ゴール前のしのぎあいにかけるというのは、このチームが過去のU20とかで味わってきたことで十分予想できたと思う。で、結局中盤で主導権とれなかったために日本の戦い方は影をひそめたままという印象。コンディションやピッチの問題もあったと思うが、そこに影響されてしまえば韓国は力技だから、負けるのは当然でしょう。まあ力負けですね。おしむらくは、1点目パク・チュヨンの個人技にやられたシーンは、鈴木が時間かせいだまではよかったが、人が戻った瞬間に体ごと止めにいってもよかったと思う。彼はフェアではあったし、人がいるからファウルなしでいけると考えたのかもしれん。が、止める時は止めないとね。あれで一気にガタガタくずれちゃったんでね。
【2012/08/15 14:17】 URL | tom #pMLzlIwc[ 編集] | page top↑
日を置いて振り返ってみますと、やはり悔しいですね(笑)。

コンデションが原因でも気持ちの強さが原因でもない。

エジプト戦をピークに目に見えてパフォーマンスが落ちたように見えた日本。ユーロ2012のスペイン、今大会のメキシコのように、試合を重ねても傍からみてパフォーマンスの低下を感じさせない、そんなコンデション管理の手法があるのでしょうか?

「勝ち抜いたのも、敗れたのも今の自分たちの実力」と語った大津選手の言葉は選手、選手を支える環境も含めてこれから大いに伸ばしていってほしいものですね。

何はともあれお疲れ様でした。よくがんばった!!
【2012/08/13 09:20】 URL | musicpiero #-[ 編集] | page top↑
確かに気持ち云々で片付けていい状況ではないですね。
メキシコ戦と似たような流れ、負け方だったのが非常に残念です。
【2012/08/13 08:31】 URL | な #-[ 編集] | page top↑
日本の選手の場合、縦にしかけないからゴールに近づくほどに苦しくなるのかと。それにA代表とくらべてもバイタルエリアでボールを受ける意識が低いと思いました。シュートを撃つ前の段階にかなり問題があるのでは。
【2012/08/12 15:15】 URL | #-[ 編集] | page top↑
全くもってその通りだと思います。
これからの日本の成長に期待!
【2012/08/12 10:13】 URL | サッカーファン #-[ 編集] | page top↑
「如何に完璧な戦術であろうとも、圧倒的な個人の力の差をカバーし続ける事は出来ない。」

トルシエJAPANがフランスの地で突きつけられた課題を、10年以上経って、再び突きつけられたのか?

否、仰られている様に、ジーコJAPANの失敗から「ポリパレントと流動性」、「密集と展開」と、ACLで、まるでビデオのリプレイ映像の様に何度も繰り返される、日本サッカー界の個の力という課題に対しての余りにも残酷な現実から、ファンも含む、全てのサッカー関係者が目を反らし続けていたという事実が浮き彫りになっただけなのだと思います。

スポーツの世界であの様なやられ方をしていては勝負にならないし、A代表の選手が失点に絡み、同じ東アジア圏の選手にあの様なやられ方をするという事実は、本当に、今大会で積み上げたものを吹き飛ばしてしまうぐらいの、衝撃的で、絶望的な光景でした。

ただ、最終目標は、あくまで、W杯優勝。
これから欧州に旅立つ、酒井、清武。
いずれ旅立つであろう、東、永井、鈴木、権田等。
この日味わった、日本人が抱えるスポーツ競技における絶望を、もっと味わって欲しい。
欧州、南米、本場の地で、この試合以上の、日本が抱える、サッカーという競技における絶望的な現実を、しっかり味わってきて欲しい。

そうする事が、日本サッカーが本当の意味で進化を遂げるという事に繋がると思いますし、この大会の軌跡が、将来に対しての礎になる事に繋がると思います。

ファンはピッチに立つ事は出来ないですが、声援を送って選手を励ましたり、様々な場で議題の場を設け、日本サッカー界の指針を正しい方向へと定める事は出来ます。
管理人さんの鋭く、的確な見識は日本サッカー界において必要なものであり、お忙しいでしょうがブログ更新、これからも楽しみにしています。

最後に、頑張れ、日本サッカー!頑張れJリーグ!
【2012/08/12 02:05】 URL | 八咫しし #-[ 編集] | page top↑
まったくその通りだと思います
韓国のブラジル戦を見ていて、戦う前から総合力で負けている感が有り、当たってしまったというところです。
個の力という部分でいくつか典型的な形があったと思うのですが、その一つに大津がペナルティエリアに入りながら外に逃げるようにしてシュートを外した=内に切れ込むチャレンジをあえて避けた様に見えた=のが印象に残っています。
【2012/08/11 12:56】 URL | おっけい #7SfZ5/C6[ 編集] | page top↑
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