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オーストリーのザルツブルグに移籍した宮本は「代表に選ばれる為ではない」と語っていましたが、もちろん招集されれば断ることはないと思います。もし宮本がザルツブルグで活躍した場合、オシムは宮本を招集起用するのでしょうか?
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最近は昔ながらの典型的な司令塔タイプや、デルピエーロやバッジオのような、いわゆるファンタジスタタイプのFWが姿を消しつつありますが、バレージやマテウスのようなリベロタイプのDFも姿を消しつつあります。身長は高くないが、DFラインの統率と読みの鋭いカバーリングが持味で、最終ラインからのロングフィードでゲームメイクし、チャンスの時には高い位置まで攻撃参加する、これがいわゆるリベロタイプの選手です。カンナバーロやプジョルがリベロタイプの選手に近いと言えると思いますが、昔ながらの典型的なリベロタイプとは少し違います。闘莉王なども少し違うのではないでしょうか。最近は3バックであろうと4バックであろうと、センターバック全員に高さのある選手を並べることが多く、サイドが積極的に攻撃参加する戦術を採用することが増えた為、センターバックは中央ゴール前の守備的な位置から動くことが少なくなりました。まさに「壁」としての役割のスペシャリストであることが求められているのだと思います。もちろん絶対攻撃参加しないということではありません。
トルシエとジーコは宮本を中心選手として重用しました。トルシエは「フラット3」というDFラインの統率が命とも言えるDF戦術を用いていましたから、高さや一対一の攻防や攻撃参加が持味ではなく、DFラインの統率が上手く、オフサイドを狙っていけるような巧さを持っているDF選手が必要でした。そういう意味では、トルシエの守備戦術は、宮本が最も活きる守備戦術であったと言えます。 ジーコは3バックと4バックを併用しましたが、どちらの場合でも宮本をセンターバックとして起用しました。しかし、4バックの場合は、三都主と加地にも高さがなく、宮本にも高さがなく、中澤1人高さで頑張っている状態で、中澤がサイドにつり出された時には大きなピンチとなっていました。そして、3バックの時の場合ですが、4バックよりは宮本の良さが活きたとは思いますが、トルシエのような守備戦術ではなく、なんとなくフラットな感じの3バックだったので、相手に押し込まれてズルズルと守備ラインを下げてしまうと、宮本には高さと一対一の強さというものがありませんから、個人技で相手にやられてしまう場面が目立ちました。つまり、ジーコジャパンの時の宮本は常に危うさをはらんでいたと言えます。 さて、そしてオシムジャパンですが、オシムはまだ一度も宮本を招集していません。「高さと強さとボールテクニックに優れたセンターバック」これがオシムの求めるセンターバックです。そんな完璧な選手がいれば良いのは当たり前、とも言いたくなりますが、それがオシムの求めるものならば仕方ありません。阿部と今野をセンターバックに起用した理由もこの基準に当てはまるからなのかもしれませんね。高さはありませんがヘディングは弱くありませんし、一対一の強さもボール扱いも平均点以上のものがありますから。では宮本はどうでしょうか? オシムの理想とするセンターバックに近いのでしょうか? これは微妙なところがあります。オシムは中央に高さのあるセンターバックを置きたがっているような気がしますので、宮本をそこの位置で起用する可能性は低いような気がします。ただ、欧州という高さとフィジカルの強いFWがメインのリーグで活躍したならば、その可能性は飛躍的にアップするような気がします。オシムが宮本を使うかどうか? それはザルツブルグで宮本がどれだけ活躍できるかにかかっていそうです。個人的な見方では厳しいのではないかと思っていますが・・・。 しかし、活躍する方法もあると思います。それは宮本の特性を活かしつつ、さらにその要素を伸ばす、ということです。宮本を見ていると、カバーリングの方法に問題があるように感じます。例えばDFラインにボールが放り込まれた場合、宮本がそのボールに競り合っていく場面が多くみられますが、それは宮本の役割ではないような気がします。そういう高さで競り合うようなハイボールの処理は、高さのある選手にまかせ、宮本はその後のルーズボールのカバーリングやリバウンド処理に回るべきだと思います。そしてそれは周囲の選手にも理解してもらわなければなりません。そういう連携を作る作業が活躍のポイントとなるということです。また、宮本は中央から動かないことが多いのですが、そうではなく、左右のサイドのスペースをカバーリングしたり、時にはボランチ位置まで上がってプレスを仕掛けていく、というプレーをもっと増やすべきだと思います。宮本は中央でドッシリ構えて威力を発揮するようなタイプのセンターバックではありませんから、もっと運動量を増やして、ダイナモ的に動き回るセンターバックになるべきだと思います。そうすれば欧州でも十分活躍できるのではないでしょうか。そして、プラスαとしてロングフィードの技術を磨く、そうすればオシムは宮本を大歓迎で招集起用するのではないかと思います。 「高さでは勝負せず、高さが武器の選手と連携して、自分が活きる守備組織でプレーする」 「運動量を増やし、守備範囲を広げ、ロングフィードの精度を高める」 これができた時に宮本は一流選手になると思います。また、日本代表にも欠かせない選手となるでしょう。自分の短所を補おうと頑張るのではなく、長所を伸ばし活かそうと考える方が良いと思います。極端な話、高さは捨ててもいいと思います。つまりリベロとしてのスペシャリストを目指すということですね。足りない部分は仲間の選手で補ってもらえばいいわけです。 記事が面白かったと思ってくださる方。 このブログを応援してくださる方。 サッカー人気blogランキング への応援クリック投票をよろしくお願い致します。 |
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