西澤明訓と森島寛晃、安永総太郎と久保山由清 
今までのJリーグでコンビが良かった、機能性が高かったと思われる2トップの組み合わせは誰と誰でしょうか? 個人的には「西澤明訓と森島寛晃」「安永総太郎と久保山由清」ではなかったかと思っています。ではなぜコンビとしてこの2トップは機能したのでしょうか? それを考えてみます。 

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○ 西澤明訓と森島寛晃

西澤と森島は見た目でも分るように凸凹コンビです。ポストプレーが巧みで前線で起点となれる西澤。ドリブルが巧みで豊富な運動量を活かしてスペースを作りスペースを見つけるのが得意な森島。この2人のコンビが機能していた理由はこれだけでもわかります。しかし、この2トップが機能していた要因はもう1つあります。それは3トップであったことです。左右にスピードがあるウイングがいたことで、ポストプレーの西澤とダイナモの森島がより活きることになりました。西澤と森島は2人のコンビだけで得点を奪うというよりも、左右のウイングを活かすことに真価があった2トップだと言えます。もちろん西澤と森島に得点力があることも前提です。西澤が最戦線でボールをキープし、森島が少し中盤に下がったところでボールをキープする。それによって攻撃全体が威力をもつことになります。ですから、もし「4−3−3」や「3−4−3」ではなく「4−4−2」や「3−5−2」であった場合は、森島をトップ下に配置し、2トップは西澤+ストライカータイプの選手、という前線3枚の組み合わせがベストということになります。2005年のセレッソは、西澤、森島、古橋、という前線3枚で優勝争いに絡みましたが、得点力は極端に低いチームでした。それはストライカーの不在が原因だったと思います。2007年は西澤がエスパルスへ移籍してしまい、この2人の2トップは見られないわけですが、西澤と森島の活かし方は上記の通りなので、それぞれのチームでも正しく活かされてほしいと思います。

「前線でのボールキープ力が高く、ウイングやストライカーがいることで機能した2トップ」

西澤明訓と森島寛晃の2トップはこう分析できそうです。この2トップが機能した理由は、周囲との組み合わせにあったと言えます。

○ 安永総太郎と久保山由清

西澤明訓と森島寛晃の2トップとはまるでタイプの異なる2人の2トップですが、エスパルス時代に機能した2トップです。安永はどちらかと言えば左サイドからドリブルで切り込むプレーが武器の選手です。久保山は中盤に下がってプレーしたり、右サイドに流れてプレーするタイプの選手です。この2人の2トップが機能した理由はこのあたりにポイントがありそうですね。つまり、安永が左サイドに流れて突破してくる場合は久保山がゴールを狙い、久保山が右サイドに流れた場合には安永がゴールを狙う、というコンビネーションがよくできていたというわけです。また、どちらも運動量が豊富でドリブルという武器があったので、2人のコンビネーションだけでゴールを奪うことができました。これが
安永総太郎と久保山由清の2トップが機能した理由だと言えます。しかし、この2トップが機能していたのは1シーズンだけでした。その理由は何でしょうか? それは、2人のコンディションということがポイントとなります。このタイプの2トップのコンビの場合、どちらもコンディションが良くないと機能しなくなります。どちらか一方でもパフォーマンスが落ちた場合には、同じくもう1人も全く機能しなくなってしまうというわけです。

「左右のスペースを使う組み合わせで、2人のドリブルからのコンビネーションが生命線であるがために、1人だけ良くても機能しない2トップ」

安永総太郎と久保山由清の2トップはそう分析できそうです。機能すれば2人だけで得点を取れる為、威力は高いですが、崩れる危険性も高い2トップの組み合わせであったと言えそうです。

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【2007/01/30 17:47】 | 選手評価 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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