オランダ戦 【 後半に日本が良くなった理由。香川と遠藤をスタメン起用しなかった理由。ベルギー戦へ向けて。 】
試合 :国際親善試合
開催日:2013年11月16日
結果 :引き分け
スコア:「2-2」
得点者:ファン・デル・ファールト ロッベン 大迫勇也 本田圭佑

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【 日本代表 】

FW:大迫勇也
MF:清武弘嗣 本田圭佑 岡崎慎司
MF:長谷部誠 山口螢
DF:長友佑都 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
GK:西川周作

FW:柿谷曜一朗
MF:香川真司 本田圭佑 岡崎慎司
MF:遠藤保仁 山口螢
DF:酒井高徳 今野泰幸 吉田麻也 酒井宏樹
GK:西川周作


【 後半に日本が良くなった理由 】

(1) 前半の終了間際に1点を返した。
(2) 香川が入った事で中盤で相手を上回れるようになった。
(3) 遠藤が入った事でピッチを広く使えるようになった。
(4) 後半からはデ・ヨングがいなくなった。
(5) オランダの若い守備陣が日本のハイプレスに負けた。

個人のミスからの失点であるとか、ザックがやろうとしている守備方法ではピッチを幅広く使われるのを防がないと攻守に厳しくなるとか、「戦い方の幅を広げる戦い。これからのザックジャパンがやるべき6つの事。」、このエントリーでも指摘したが、やはりそういう課題が出てしまった、というのが前半だった。そういう意味では、後半になってからのオランダがピッチを幅広く使えなくなったのはデ・ヨングがいなくなったからであり、後半になってから日本の守備がそれをやらせないようにできた、それに対応できるようになった、という事ではなかったので、そこは1つ注意しておくべきだと思う。

前半の終了間際に1点を返した、というのは、後半戦を精神的に楽に戦えるようになった、という理由で大きかった。やはり、負けていても点差が小さければ小さいほどモチベーションは落ちないし、負けていても得点を取る事ができたという結果が心理的に大きなプラスとなる。また、よく言われる事だが、1点差に詰められた方よりも詰めた方のチームの方が精神的に有利になる事も多く、特に今回のオランダは主力が何人か不在でDFが若い選手ばかりであっただけでなく、後半にはデ・ヨングを失って攻守に機能性を落としてしまったので、精神的にもチームの機能性的にも日本から主導権を奪い返せない状態に陥っていた。

日本は後半から香川と遠藤が入って機能性を上げた。香川は左サイドだけではなく、中央や右サイドまで移動してプレイし、あるいは、低い位置でも高い位置でもプレイし、そうする事で完全にオランダの守備を戸惑わせていた。オランダは「4-1-2-3」だったので中盤の人数は基本的に3人。対する日本は「4-2-3-1」だったが、清武と岡崎は基本的にサイドでプレイしていたので中盤の中央は3人であり、つまり中盤は3対3の同数だったと言える。そうなれば、やはり個の力として勝るオランダの方が中盤の争いでは有利に立つ事になり、それが前半の状態だったが、後半は香川が中央の中盤に加わってプレイするので、それからは日本が中盤では4対3と数的有利の状態となった。

4対3の数的有利になるという事は、1人はフリーになりやすい、という事になるから、香川がフリーになったり、本田がフリーになったり、遠藤がフリーになったり、という事になって日本が優勢になる。オランダはロッベンに香川をケアするよう指示を出していたと思うが、中央や右サイドまで移動してしまう香川に付いて行く事はできなかった。そして更に日本が良かったのは、そうやってフリーになれた遠藤が、クオリティの高い縦パスやサイドチェンジのパスを繰り出せていた事で、中盤を制してピッチを広く使った攻撃ができれば、今の日本の攻撃陣ならば欧州や南米の強豪国が相手でも得点は取れる事は周知の通り。柿谷が決めていれば、おそらく日本がスコア「3-2」で勝っていた試合だったと思う。


【 香川と遠藤をスタメン起用しなかった理由 】

正直、ザックが本心ではどういう意図で清武と山口を先発させて香川と遠藤を後半から使ったのかはわからない。山口を90分間使ってみたかった。次の試合は中二日なので、長谷部と遠藤、清武と香川、をそれぞれ45分間の出場だけにさせたかった。それだけで戦術的な意図はなかったのかもしれない。しかし、一方では、山口や細貝などのタイプの選手を2ボランチの1枚として固定させ、もう1枚のボランチを、先発は長谷部、途中交代で遠藤、というプランにしようとしていてそれを試したのかもしれないし、香川は途中から攻撃力を上げたり攻撃に変化を与えたい時に起用する、というプランを試したのかもしれない。個人的には後者であったなら良いなとは思う。


【 ベルギー戦へ向けて 】

現在の日本代表の核心にある問題点は、苦しい試合になった時にどうするのか、日本が苦手とするような戦い方をしてくるチームと戦った時にどうするのか、それでも耐えて勝ちや引き分けという結果を手に入れられるようなチームになれるのか、という部分であり、あるいは、先制点を奪われずに先制点を奪い、その後は巧く試合をコントロールしてリードしたまま勝てるチームになれるのか、という部分にある。個人的には、グアテマラ戦をターニングポイントとして、一歩一歩そういうチームに近づいてきているようには感じているが、ベルギー戦ではそうである事を確信させてくれるような試合を見せてくれると嬉しい。



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【2013/11/18 11:45】 | ザックジャパン試合 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<オランダ戦選手評価 【 個としての課題を1つ1つクリアして行く事がチーム力のアップに直結すると思う。 】 | ホーム | 岡崎慎司と乾貴士について。 【 マインツ vs フランクフルト 】>>
コメント
評価が難しい試合だったと思います。
メンバーが変わったことで上手くいった部分以外は、日本代表としてできることできないことの新たな発見は見出しにくかった。
メンバーの変化についてもザックの意図が定かではないし、オランダの状態もあって評価しにくい。
ただ、自分たちのサッカーに固執するというところからは脱しようとしているような良い傾向も見えるように思う。
本大会では運動量の低下についても考慮にいれなければいけない。
その点も含めて、先に失点しない戦いができるか、その方向に進んでいるかがベルギー戦で明らかになればいいと思う。
【2013/11/19 08:59】 URL | #-[ 編集] | page top↑
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