何を学ぶのか、という事が大切。ミスリードを引き起こさないために。
【 ブラジル vs チリ 】     「1-1」(3PK2) ブラジル勝利。
【 コロンビア vs ウルグアイ 】 「2-0」       コロンビア勝利。
【 オランダ vs メキシコ 】   「2-1」       オランダ勝利。
【 コスタリカ vs ギリシャ 】  「1-1」(5PK3) コスタリカ勝利。

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【 ブラジル vs チリ 】

確かにチリのハードワークは賞賛に値するけど、残念ながら運動量過多のサッカーがW杯で優勝まで辿り着いた事は無い(ヒディンクのサッカーなどもその代表例)し、チリのサッカーは、特に攻撃面において、アレクシス・サンチェスという選手の個の力への依存度が大きく、全員守備とは言えるが全員攻撃とは言えない、という事には留意しておく必要があると思う。もちろん、攻撃にかなり人数をかけて、という戦い方をするチリも見た事はあるが、南アフリカでもブラジルでも、結局は、W杯ではリスクを大きく冒した戦い方というのは、できないかやっていないわけで、日本が学ぶべきはそこなのではないだろうか。イメージだけで物事を捉えると間違えてしまうと思う。

むしろ、やはり学ぶべきはブラジルだと感じたのは、チリのハイプレスの戦い方に対して、最初はそれをパワーで打ち破ろうとしていた(と言うか、立ち上がりに一気にギアを上げて得点を奪ってしまおう、というブラジルが得意としている戦法をいつものようにやった)印象だったが、それが難しいとなれば、ロングフィード主体の攻撃に切り替えて戦っていた事で、例えばインテリジェンスとはそういう事だと思う。それに対して、ブラジルは「自分たちらしい」戦い方ができずに苦しんでいた、と表現したがる人もいるとは思うが、やはり一般的なイメージのブラジルというのはブラジルの一面であり、堅守速攻で戦う事もロングフィード主体で戦う事もできる、それが真のブラジルの姿であると言える。


【 コロンビア vs ウルグアイ 】

この国のサッカーはこういうサッカーである、というような型に嵌めたがる人たち泣かせとなっているのが、現在のコロンビアというチームだと思う。攻守どちらも強いが特徴が無い。あえて言うならばカウンター寄りのサッカーだが、それが特徴と言えるまでの偏りがあるわけではない。とてもオーソドックス(ノーマル)なサッカーで、ハメス・ロドリゲスやクアドラードの個の力を活かしつつ、バランスを大きく崩さない組織的な戦い方をしている。個人的には、日本が目指すのであれば、こういうサッカーにして欲しいと思っていて、極論的なサッカーを志向するのはやめて欲しい。ウルグアイについては、世代交代の時期に入っている、という事になるのではないだろうか。


【 オランダ vs メキシコ 】

オランダが5バックを採用した理由は、スペイン対策という事だけではなく、今のオランダの選手の守備力を考えた場合には、4枚では守れない、ハイライン&ハイプレスでは守れない、という事も大きな理由だったと思う。守れないから攻めるしかない、という発想は普通はしない。特に大きな大会で「3失点しても4得点すれば良い」という発想は普通はしない。なぜ普通はそういう発想をしないのかと言えば、やはりそれでは勝ち進めないから。南アフリカW杯ぐらいから、オランダは少しずつ伝統を捨てようとしていると言うか、正確には、戦い方に柔軟性と幅を手に入れようとしている。スタイルに固執するよりも結果を求めるようになっている。メキシコ戦では、フンテラールとカイトを2トップにしたパワープレイから、強引に得点を奪うような攻撃をやって結果も出した。

メキシコについては、体格が似てる、という事を理由にして、日本が目指すべきサッカーだと言う人も多いが、パスサッカーに偏ってるわけでもなく、日本などを相手にする時には高さを使ったサッカーもやるし、日本とは異なってミドルシュートから得点を取る事も多い。そして、個がドリブルで仕掛ける事も多い。それはスペインについても同じで、更にスペインについて言えば、EUROでもW杯でも、いわゆるバルサ的なサッカーで結果を出してきたわけではない。得点のパターンの多くはカウンターからだったと言える。スペイン代表がバルサ的なサッカーを全面に押し出して戦おうとするのは決勝だけだったと言っても過言ではない。なぜかと言えば、疲労とリスクを考えれば、という事であり、対策が進んだ現在であれば尚更で、そこはきちんと正しい認識を持つべきだと思う。


【 コスタリカ vs ギリシャ 】

どちらのチームにも飛び抜けた個は存在していない。コスタリカのキャンベルとルイス。それからGKのナバス。ギリシャではサマラス。確かに彼らの個は優れているが、飛び抜けた個の力を持つとまでは言えない。そして、彼らが「自分たちらしい」戦い方をやっているのかどうかよりも、共通してどのような戦い方をしているのか、という事を考えた方が良い。結局、個々の選手の特性や気質はどうあれ、個の力が足りないチームは、まずは守備を第一として、粘り強く、虎視眈々と得点の機会を伺うような戦い方をするしかない。相手や状況や環境によっては引き分けでも良しとするような戦い方をするしかない。現時点での日本が、日本以外の国からも賞賛されるような、日本以外の国からも面白いと言われるような、そういうサッカーをやる必要があるのだろうか? 結果だけを求めるようなサッカーはしない、というセリフは、そういう戦い方ができるようになってから言って欲しい。




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