ヨルダン戦 【 グループステージでの3試合では最も攻守に良かった試合。しかし、内容や個のパフォーマンスとしては、まだまだ満足して欲しくない。 】
試合 :アジアカップ グループD 第3戦
開催日:2015年1月20日
結果 :日本代表勝利
スコア:「2-0」
得点者:本田圭佑 香川真司

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MF 香川真司 遠藤保仁
MF 長谷部誠
DF 長友佑都 森重真人 吉田麻也 酒井高徳
GK 川島永嗣

FW 清武弘嗣 岡崎慎司 本田圭佑
MF 香川真司 遠藤保仁
MF 長谷部誠
DF 長友佑都 森重真人 吉田麻也 酒井高徳
GK 川島永嗣

FW 清武弘嗣 武藤嘉紀 本田圭佑
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MF 長谷部誠
DF 長友佑都 森重真人 吉田麻也 酒井高徳
GK 川島永嗣


ヨルダンが「4-1-2-1-2」という形だったので、中央の「2」の選手は主に香川と遠藤に対応しようとするから、その裏に生まれるDFとMFの間のスペース、そこを乾と本田が使うとチャンスが作り出せる。過去のエントリーで、「相手の中盤中央の形が逆三角形(1ボランチ+2列目2枚)であれば、相手の1ボランチの横のスペースは乾と本田が使い、香川と遠藤は乾と本田の下にポジショニングして、その2人のサポート+SBのオーバーラップに対してパス配球、という事が基本的な仕事となる。」、と書いた事がまさにこれ。この攻撃パターンで優勢に試合を進めていた日本が、前半24分に先制点を奪う。

相手のクリアを長谷部が拾い、相手の中央の「1-2」の前で香川と遠藤がパス交換した時に、相手のDFとMFの間にスペースが生まれ、そのスペースで乾が長谷部からのパスを受ける。そして、乾がファーストタッチで前を向き、DFラインの裏へと走った岡崎へとスルーパス。最後は、岡崎の左足でのシュートがGKに弾かれ、そのこぼれ球を本田が押し込む。この先制点は、ここまでの3試合の7得点の中で、最も素晴らしい得点だったと思う。イラク戦では決定力を欠いた本田もしっかりと決めた。システム論を否定したがる人も存在しているが、やはり、こういう事をきちんと考えて戦う、という事は重要だと言える。

そして、後半になってからヨルダンに攻められる事が多くなったが、それはなぜなのか? それは、ヨルダンがシステムを「4-4-2」へと変えてきたからで、サイドに人数をかけると攻撃力が上がる。更には、そうなってくると「4-1-2-3」の日本はウイングが下げさせられてしまうから、どうしても押し込まれるような状態が増えてしまう。しかし、サイドに人数をかけると中央が薄くなって守備力が下がり、また、SBが前がかりになれば、そのSBの裏にもスペースが生まれてくるから、後半37分、日本がカウンターから2点目を奪う。低い位置で森重がボールを奪い、左サイドの縦位置にいた清武へとパス。

岡崎との交代でCFの位置に入っていた武藤が、左サイド、つまり、相手の左SBの裏のスペースへと流れて清武からのパスを受け、ドリブルでボールを運んでクロス。低い位置から中央を通ってゴール前まで走った香川は完全にノーマーク状態となっていて、最後はその香川がPA内のゴール正面で武藤からのクロスをシュート。過去のエントリーで、「相手の中盤中央の形が正三角形(2ボランチ+トップ下)であれば(中略)香川がトップ下のようにプレイし、」、と書いたが、この時に香川がそういう意識でプレイしていなければ、ゴール前には本田しか存在していなかったので、おそらく得点にはならなかったと思う。

正直、香川のシュートはGKの正面に飛んでしまい、GKの手に弾かれたボールが枠内に飛んでくれたのはラッキーだったとは思うが、攻めの形としては良かったと思う。という事で、本田にはもう1点ぐらいは取れた決定機が有り、森重と吉田にも決定機が有り(森重のは相手GKのファインセーブだったが)、清武のパフォーマンスがもう少し良ければ、香川にもう少しシュートへの積極性があれば、岡崎の個による仕掛けがもう少し成功していれば、3得点はできたのではないか、という事はあったが、攻撃については70点から80点ぐらいの評価ができたのではないだろうか。対ヨルダンで最も良い試合だったと思う。

ちなみに、この試合の岡崎のプレイについて、そこは遠藤や乾などにパスを出した方が良かったのではないか、少し強引に個でやろうとしすぎていたのではないか、と思った人もいるかもしれないが、個人的には、岡崎はこの試合のようなプレイの感じで良いと思っている。本田にマイナスのパスを出したシーンでも、シュートを撃って欲しかったと思っている。この試合では、そういう個による強引なプレイからは得点を奪えなかったが、もっと拮抗した試合になったり、なかなか良い攻撃の形が作れないような試合になったりした時には、そういう個による強引なプレイ、個人技による仕掛けが得点を生み出す事になるはず。

また、CFである岡崎が存在感を示せば、個で強引に仕掛ける岡崎に相手DFの多くが対応しようとすれば、他の味方選手への対応が薄くなるので、そういう布石のためにも、岡崎はこの試合ぐらい個で強引にプレイした方が良いと思う。また、そういう意識でプレイすれば、前へのアグレッシブさ、シュートへのアグレッシブさ、というのが岡崎にも出て来て、それが得点を取る事にも繋がってくると思う。むしろ、香川と清武を見ていると、なぜそこでシュートを撃たないのか、なぜそこで自分で仕掛けないのか、というシーンが1試合に必ず2回から3回ぐらいあって、それによって1点から2点ぐらい失っている気がする。

そして、最後に、守備についてだが、試合を重ねるごとに良くはなっていると思う。3試合を無失点で終えた事は素晴らしいと思う。しかし、セットプレイではまだ危うさが感じられたし、強い圧力を受けた時に危うさが感じられたシーンもあったし、個によるミスや悪いプレイも1回か2回ぐらいではあるがあった。更には、後半、相手がサイドからの攻撃を強化してきた時に、対応がバタバタしてしまった、相手のシステム変更への対応が遅れてしまった、という事もあった。もっと高いレベルの相手であれば、そういう事から失点してしまうし、そういう時間帯に失点してしまうから、結果論で満足しないようにして欲しい。





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