UAE戦 【 3つ悪いプレイが続けば失点する。個による決定力からは逃げられない。条件付きからの脱却。チームとしては6つの事がこれからの課題の軸。 】
試合 :アジアカップ 準々決勝
開催日:2015年1月23日
結果 :UAE代表勝利
スコア:「1-1(4PK5)」
得点者:マブフート 柴崎岳

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FW 乾貴士 岡崎慎司 本田圭佑
MF 香川真司 遠藤保仁
MF 長谷部誠
DF 長友佑都 森重真人 吉田麻也 酒井高徳
GK 川島永嗣

FW 武藤嘉紀 岡崎慎司 本田圭佑
MF 香川真司 柴崎岳
MF 長谷部誠
DF 長友佑都 森重真人 吉田麻也 酒井高徳
GK 川島永嗣

FW 武藤嘉紀 豊田陽平 本田圭佑
MF 香川真司 長友佑都
MF 長谷部誠
DF 酒井高徳 森重真人 吉田麻也 柴崎岳
GK 川島永嗣


まずは守備について。前半4分のピンチのシーンは、高徳がボールを奪われた事、長谷部のボールホルダーへの対応が甘かった事、吉田が対応の仕方や判断を間違ってしまった(人ではなくボールに対応しようとしてしまった)事、という3つの悪いプレイがあって、3つの悪いプレイが連続すると、やはり失点してしまう確率はかなり高くなるのだが、相手が最後のところで上手くボールコントロールできなかった事で失点を免れた。そして、前半7分の失点シーンは、乾、長友、遠藤、香川、と4人でプレスをかけたのにも関わらずボールを奪えなかった(プレスをかけ続けられなかった)事、森重と吉田の対応が甘かった事、川島が防げなかった事、という、やはり3つの悪いプレイがあって、今度は決められてしまった。

過去のエントリーで、「グループステージの3試合を無失点で終えた日本だが、ピンチになるようなミスが無かった、ピンチになるような悪いプレイが無かった、という事ではなく、相手のレベルが高くない事によって、ミスがピンチにならなかった、という側面の方が強い。」、と書いたが、前半4分と前半7分のようなシーンというのはグループステージの3試合にもあって、前半7分のシーンの相手の縦パスはアーリークロスだと考える事もでき、クロスに対する吉田と森重の対応はグループステージの時から危うさがあった。また、やはりUAEはFWやトップ下やSHなどが長谷部の横にあるスペースを狙っていて、選手の自己判断による対応力が上がったように思われていたが、まだまだそこに甘さがあったと思う。

そして、攻撃については、前半15分ぐらいまでは、あまり受動的な守備力が得意ではない10番のオマル・アブドゥラフマンが右SHだったので、日本は左サイドからチャンスを作る事ができた。それから、UAEがオマル・アブドゥラフマンをトップ下にした「4-4-1-1」に形を変えてきてからも、右SBの高徳が良いクロスを入れるなどしてチャンスを作る事ができていた。更には、後半に入ってからも、乾→武藤、遠藤→柴崎、という交代采配で攻撃を活性化させ、何度もチャンスを作ったし、延長戦に入ってからも、守備一辺倒気味になっていたUAEの守備対応力が落ちてきた事もあって、やはり何度もチャンスを作った。しかし、決まったのは柴崎の1得点だけだった、という事で、やはりそれでは勝てない。

この試合には、乾に1つ、本田に2つ(1つはFK)、武藤に2つ、香川に3つ、豊田に2つ、柴崎に1つ(FK)、11ぐらいの決定機と呼べるものがあって、その中の1つでも決めていれば、やはり勝利できていた可能性は高い。過去のエントリーで、アジアカップでの攻撃についての大きなポイントとして、「得点力、という事についての大きなポイントとなるのは、個による決定力である、と個人的には考えている。おそらく、得点チャンスがとても少ない、という試合が多くなる可能性は低いと思うので、」、と書いた事が然り。今の日本の実力を考えた場合には、アジア相手にチャンスが1回か2回ぐらいしか作れない、という事になるとは考えられず、しかし、いくらチャンスが多くても、決めなければ意味が無い。

もちろん、それだけチャンスが作れる、という事は、香川も含めて多くの選手が、攻撃に関しては良い動きをしている、チャンスを作るところまでは良いパフォーマンスを発揮している、という事ではあるのだが、過去のエントリーで、「個による決定力が云々という話をすると、あまり賛同しない人も多いが、チャンスを外した、決めるか決めないかの精度の問題、追加点を取れていればもっと楽にできた、という事が、その試合の全てだった、という事はよくある事で、日本のサッカーはそこに対してもっと厳しくならないといけない。」、と書いたように、いくらチャンスの数を増やせたとしても、やはり決めなければ意味が無い。そこは本当にシンプルではあるが核心であり、そこから逃避しているようでは上に進めない。

つまらない結論でも、当たり前だと思えるような結論でも、やはり一番に攻守の威力を上げてくれるのは個の力。システムや戦術という組織力は個の力を発揮させるものであり、だからこそシステム論や戦術論というのは重要なのではあるが、勝敗を決定付ける重要な要素である個による決定力や守備力を補ってくれるものではない。組織力で崩した後は個による決定力で得点を取らなければならない。組織力で守った後は個による守備力で失点を防がなければならない。そして、アジアカップでも条件付きでなければ勝てないようでは、かなり条件に恵まれなければW杯でベスト8以上には進めないと思う。アジアカップでは、日程、環境、審判、などの条件が不利であっても、ベスト4以上に進めるようになる必要があると思う。

そして、個の力、という事以外の部分について言えば、サイドの選手が加わらない状態での中央での起点力(バイタルエリアを上手く使った攻撃の機能性や威力)を上げる、「4-1-2-3」であれば「4-3」での守備(「4-3」を2ラインとした守備)を確立させる、PA外からのシュートの形をチームとしてもっと作る、クロスはワンタッチやツータッチ以内で上げられるようにする(そのためにはチームとしての動き方や連動性の質を向上させる必要がある)、CKやFKなどのセットプレイ(守備も含めて)にもっと工夫をする、FWを主導的にした攻撃を確立させる(ゼロトップ・システムをできるようにしたり、タイプの異なるFWでも活かせるようにする)、などが、これからの課題の軸になってくると思う。





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【2015/01/24 11:45】 | アギーレジャパン試合 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
管理人さんが言っていたことが現実になってしまいましたね。
あれだけ攻めながら勝てなかったのが今日になっても信じられません。
アギーレはチームにバランスをもたらしてくれていていい監督だと思います。この結果は残念極まりないですが、出来れば解任しないで欲しい。
ただ昨日の試合を見て思ったのは日本もジャイアントキリングを起こすにはUAEみたいな戦い方をする他に無いということ、日本が地力で格上に勝るにはまだまだ圧倒的に個が足りていないと思いました。
勝てる試合だっただけに残念で仕方ありません。
【2015/01/24 19:00】 URL | #-[ 編集] | page top↑
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