日本代表の進化への道。ローテーションについての考え方。目標は条件付きの強さからの脱却。
UAEに負けた原因、UAE戦で決定力を欠いた原因、それが疲労にあったとは思えないが、日程が厳しく組まれていたから、もっとローテーションするべきだったのではないか、という意見もあると思うので、その事について考えてみたいと思う。まず、初戦のパレスチナ戦に関しては、やはり監督が考えているベストメンバーで戦う、という事になると思うので、そこは良いと思う。結果的には、控え組の選手たちを2人から3人ぐらいは起用したスタメンでも良かったのでは、という感じではあったが、それはあくまでも結果論なので、初戦のパレスチナ戦を監督が考えているベストメンバーで戦った、という事は良いと思う。

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2戦目のイラク戦は、当然まだグループステージの突破は決まっていなかったし、相手もグループステージでは最も強敵だと想定されていたイラクだったので、やはりここも監督が考えているベストメンバーで戦う、という事で良かったと思う。従って、ローテーションして主力を温存させられるタイミングというのは、3戦目のヨルダン戦しか無かったと言える。しかし、2連勝した時点でグループステージの突破が確定してくれていたら問題無かったのだが、そうはならなかったので、ローテーションするのは厳しい状態となってしまった。3戦目に負けてグループステージ敗退となってしまう事だけは絶対に避ける必要がある。

もし、今回の状況で、3戦目にローテーションを決断できたとしたら、それは、控え組の選手たちの実力にもかなり信頼がある、という状態になっていなければならなかったと思うが、大会前にそうであったのは、おそらく清武と今野の2人ぐらいで、しかし、2戦目を終えた時点で、清武は乾や本田や香川や遠藤の代わりとはなれないようなパフォーマンスであったし、今野は負傷してしまった、という事で、ローテーションするには厳しくなってしまったと言える。それでも、例えば武藤や柴崎や豊田などを使うべきだった、無理にでもローテーションするべきだった、というのは、かなり酷な話で、現実的には無理だったと思う。

結局、ローテーションできなかった理由は、大会前の6試合で控え組に該当した選手たちが信頼できるパフォーマンスを示せなかった、清武のパフォーマンスが期待以下だった、今野が負傷してしまった、主力組の選手たちがイラク戦を「2-0」や「3-0」にできなかった、という事にあったと思うから、アギーレが云々ではなかったのではないだろうか。そもそもとして、冒頭にも書いたように、決定力不足の傾向というのはグループステージの時から顕著であったから、やはりUAE戦で決定力を欠いたのは、疲労によるものではなかったと思う。どの選手も疲労がパフォーマンスに影響を与えていたとは感じられなかった。

準決勝や決勝まで進んでいれば、疲労の影響というのは大きく出たかもしれないが、日程的に厳しかったとは言え、少なくとも、グループステージでの3試合はそれほどタフな試合にはならなかったし、それで決勝トーナメントの初戦で疲労がパフォーマンスに大きな影響を与えていたら、それはそれで問題であると思う。日程的に厳しくなくても、W杯のグループステージではもっとタフな試合が続いて疲労が蓄積すると思うし、あまり信頼できない選手を起用できるチャンスというのはもっと少なくなると思うから、もし今回のUAE戦が疲労によって敗戦したのであれば、それはそれで個々の選手たちの力不足だと言えると思う。

ローテーションするためには、主力と控えの実力が近くなくてはならない。ローテーションするためには、主力がそれをできる状況を作り出さなければならない。つまり、どちらにしても、個々の選手がもっと個の力を高めなければ、ローテーションという戦略を使う事は難しくなる、という事。アジアカップやW杯のような大会では、負けても構わない試合、捨てても構わない試合、というのは、できても6試合や7試合で1試合しか作り出せない。そして、当然、そういう試合を作り出せない可能性も高い。という事は、負けられない試合でもローテーションできるようになるか、ローテーションしなくても戦えるようになるか。

そのどちらかはできるようにならなければ、恒常的に、アジアカップならばベスト4以上、W杯ならばベスト8以上、という成績を収める事はできないと思う。ちなみに、ローテーションしなくても戦えるようになるためには、それができるぐらいの肉体的且つ精神的なタフさを身に付ける(現実的には無理だと思う)か、1試合か2試合ぐらいは省エネサッカーで引き分けもしくは勝利できるようになる(現実的にはこちらだと思う)か、そのどちらかを実現しなければならないと言える。条件に恵まれて得た勝利、運に恵まれて得た勝利、というのは、真の実力とは言えない。日本代表の目標は条件付きの強さからの脱却だと思う。





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【2015/01/27 11:45】 | アギーレジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
いつも現実的で、具体的な考察は参考になります。事実に向き合うことが大事ですよね。
【2015/01/27 12:09】 URL | jirou #-[ 編集] | page top↑
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