決定力不足と守備力不足の原因とは何か?
日本人選手が決定力不足に陥ってしまう原因は複数あると思うが、その1つとしては、強引さが無い、という事があると思う。1シーズンで、10点以上、20点近く、あるいはそれ以上の得点を取る選手というのは、PKでの得点を除けば、半分から3分の1ぐらいは、それで得点を取ってしまうのか、それでシュートを決めてしまうのか、という得点の取り方をしていて、岡崎が15得点した時も、香川が13得点した時も、半分から3分の1ぐらいは、それで得点を取ってしまうのか、それでシュートを決めてしまうのか、という得点があった。また、ブラジルW杯のコートジボワール戦の本田の得点も、アジアカップのUAE戦の柴崎の得点も、崩して取った得点ではなく、個の力と強引さによって取った得点だと言える。

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なぜ、5回決定機を作って決められないならば10回決定機を作れば良い、10回決定機を作って決められないならば20回決定機を作れば良い、という考え方がダメなのかと言えば、その理由は2つあって、1つには、そういう考え方をしていると、いつまで経っても個の力の決定力が上がらない危険性があるから、であり、2つには、そういう考え方をしていると、完璧に崩したシュートチャンスになるまでシュートを撃たない、決定機も相当の決定機にならないとシュートを撃たない、という事になって、それが負のスパイラルに陥ると、いつシュートを撃つべきなのか判断できない、シュートを撃つタイミングがわからない、という状態になってしまう危険性があるから、という事になる。実際そうなってるとも言える。

シュートを撃つタイミングというのは、ここだ、と教科書的に存在しているわけではなく、個々の選手が個々に正解を持つべきものであって、つまり、ある程度は個々の選手が強引にそのタイミングを決めてしまわないといけない。左のこの距離と角度だったらとか、右のこの距離と角度だったらとか、PA内やPA付近でゴール方向に向かってボールを持てたら全てそうであるとか、PA内やPA付近でゴール方向に背を向けていても背負っているのが1人だったら反転してとか、そういうタイミングになったら、基本的には、他にパスができる状況であってもシュートを撃つ、と決めてしまわないと、シュートを撃つタイミングというのは見失ってしまいかねない。それができそうにない時はパスをする、という事であるべき。

相手が強くなればなる程、決定機というのは多く作れなくなるし、相手の守備を崩してチャンスを作る事が難しくなる。また、相手が格下であっても、リトリートした守備を崩して完璧な決定機を作る、というのは難しい。リトリートした守備を崩す方法として、現時点では最も優れた手法であると言えるグアルディオラのやり方であっても、結局は、メッシやロッベンなどの個の力で強引に得点を奪う、という事も少なくない。例えば、アギーレジャパンの時のホンジュラス戦(日本がスコア「6-0」で勝利)のように、相手の守備力が個としても組織としても低い場合は良いが、ジャマイカ戦のように、強豪と言えない相手でも、ある程度の守備力があれば崩すのは難しくなるわけで、そこを真摯に受け止める必要がると思う。

結局、5回決定機を作って決められないならば10回決定機を作れば良い、10回決定機を作って決められないならば20回決定機を作れば良い、という考え方は、ハイプレス&ポゼッション&ショートパスサッカーという、自分たちのサッカーを突き詰めれば勝てる、という考え方と同じで、相手の事が不在になっているし、下手な鉄砲は数撃っても全部外れる、という事も確率としては低くないから、そういう考え方をしていると、やはり決定力(得点力)というのは上がらないと思う。UAE戦の豊田や武藤の決定機にしても、なぜ決められなかったのか、なぜ決める技術が無かったのか。それは、少ないチャンスで決める、という事を普段からやっていないからで、Jリーグのサッカーの問題点の1つもそこにあると思う。

そして、少ないチャンスで決めるためには、それほどの決定機ではなくても決められる、という個の力が必要になってくるので、そういう個の力を身に付けるためには、強引さ、という事で得点を取れる能力を磨く必要がある、という事になる。更には、結局これは、個の守備力、という事についても同じで、得点は取れなかったけどチャンスは多く作れていたから良い、失点はしたけど崩されての失点は無かったから良い、という事を日本の選手はよく言うが、そもそも相手が、多くのチャンスを作ろうとは考えていない、完璧に崩そうとは考えていない、一瞬の隙やミスや個の力で得点を奪おうと考えている場合が多いから、それでやられないようにする、という考え方を持たないと、日本の守備力は上がらないと思っている。

コロンビア戦はあれだったが、ブラジルW杯のコートジボワール戦の2つの失点も、アジアカップのUAE戦の失点も、そして、ほとんどの場合の日本の失点というのは、数多くのチャンスを作られてしまったからでも、完璧に崩されてしまったからでも無い。逆に言えば、なぜ強豪国が強いのかと言えば、少ないチャンスでも決められる、完璧に崩さなくても得点を取れる、そして、一瞬の隙も作らない、凡ミスもしない、個の力で守れるレベルが高い、という事であるからで、そうならなければ、日本のサッカーが世界の頂点に近づく事は無いと思う。個と組織というのは、相反するものではなく、両方でギコギコとやらないと水は吸い上げられない。片方だけいくら頑張っても水は吸い上げられない。それが法則であると思う。





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