ボランチ論 【 二者択一であれば守備力の重要性が高くなっており、そして、ボランチの守備力とはどのようなものなのか。それを正しく評価するためには? 】
強いチームになる条件として、CFやCBなどのセンターラインが重要なのは周知されていると思う。当然、そのセンターラインにはボランチも含まれていて、ボランチの攻守における能力の高さというのは、とても大きな要素になってくる。そして、特に最近は、中盤の守備力、MFの守備力、という事が、以前よりも更に勝敗を分ける重要な要素の1つとなってきていて、やはりそうなってくれば、ボランチにはより守備力が求められてくるようになる。もちろん、ボランチというのは、守備だけではなく、ビルドアップなど、攻撃に関わる役割を果たす事も重要なのだが、やはり二者択一であれば、守備力が重要だと言える。

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ブラジルが強い時というのは守備が強い時である、という事は周知されていると思うが、それはCBに守備力の高い選手が揃っている時、という事だけではなく、SBとボランチにも守備力の高い選手が揃っている時、という事が重要なポイントとなっていて、優勝したアメリカW杯ではボランチとSBの守備力というのが鍵だったし、同じく優勝した日韓W杯ではSBの守備力の不安から4バックではなく3バックにした事が鍵であったし、ジーコ曰く、黄金のカルテットがなぜ失敗だった(機能しなかった)のかと言えば、それは攻撃をする選手が3人で守備をする選手が1人であってからで、ここはとても重要だと言える。

では、ボランチは守備力が重要である、という事は良いとして、ならばボランチの守備力とは何であるのか、という事についてなのだが、当たり前の事として、まず重要なのは、対人守備が強い、という事。バイタルエリアで相手に思うようなプレイさせない、というのは、相手の攻撃の威力を削ぐ最重要な要素である、と言えるし、また、1ボランチならば言うまでもなく、2ボランチでも3ボランチでも、1枚だけでバイタルエリアを守らなければならない、という状況は必ず生まれてくるので、その時にボランチ(アンカー)の対人守備力が弱いとザル守備になってしまう。日本の守備力が低い理由の1つも、ここにある。

遠藤はもちろんそうだが、長谷部にしても細貝にしても、強豪国のボランチ(アンカー)と比べてみた時には、対人守備力が明らかに低い。長谷部は、ボール捌きは上手だが、1対1の守備となった時に、寄せが甘くてあっさりと抜かれてしまったり、競り合って負けてしまう事も少なくない。また、細貝は、寄せるスピードは鋭いが、食らい付く能力には優れているが、パワーで押し切られてしまう事も多いし、しっかりと相手の動きを止められない事も多い。もちろん、長谷部にしても細貝にしても、アジアレベルでは上位の能力にあると思うし、対人守備に強さや巧さを発揮する事もあるが、それが常ではないと意味が無い。

また、ピルロという選手の事について考えてみても、「4-4-1-1」でMFの「4」のところに守備力の高い選手を3人起用してボランチにピルロ、という事ならば良いが、中盤の中央が「1-2」や3ボランチでピルロがアンカーというのは、やはりどうしても守備に弱さが出てしまい、ピルロをアンカーとしたシステムがCLで高い成績を残せないのは、それが原因であると思う。更に言えば、男子のサッカーと女子のサッカーの違いというのは小さくないが、なぜ日本の女子サッカーがW杯で優勝できたのかと言えば、ボランチの澤穂希の守備力の高さが、大きなポイントになっていた、という事も付記しておきたい。

そして、守備力とか攻撃力とかではなく、守備力が重要である、対人守備の強さが重要である、という事を前提として、危険察知能力、機動力、運動量、高さ(空中戦の強さ)、どの能力がボランチにはより重要なのか、という事についても書いておきたいが、やはりプライオリティとしては、その順番通り、という事になると思う。高さ(空中戦の強さ)については、あるに越したことはないが、やはりそれがあっても、危険察知能力、機動力、運動量、というのが無かったらボランチには向かない。能動的にではなく、受動的な守備対応が多くなるポジションなので、危険察知能力、機動力、運動量、というのは必須だと言える。





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コメント
今晩はbachです。

ボランチと言えば少し前にマケレレという素晴らしい選手がいました。運動量が豊富でボ-ルの出所の読みによるパスカットやボ-ルへの早い寄せと体の入れ方は素晴らしいものがありました。また球際の寄せの速さと強さが目立ちました。長谷部にはよくやってもらっていますが守備ではマケレレまでは無理としても素早い寄せとボ-ルカットの技術を更に高めてもらいたいと思います。
【2015/02/13 21:35】 URL | bach #-[ 編集] | page top↑
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