日本の育成が重視すべき事。
【 1対1での強さや巧さ。 】

個で勝てないから組織で、という発想を捨て、1対1で勝つ、という事を育成のベースにする事。バルサのような哲学のサッカーを目指すにしても、メキシコのようなサッカーを参考とするにしても、彼らの中に、個で勝てないから組織で、という発想は無いと言える。1対1で勝つ、という事は、当たり前の前提として存在し、その上でのパスサッカーであって、少なくとも、勝てなくても負けないレベルまでは個の力を引き上げないと、日本のサッカーに未来は無いと思う。基本的には数的同数で戦うのであるから、1対1で上回っていれば負ける可能性というのは少なくなり、それが最も原点にある勝利の方程式だと言える。

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【 放り込みやクロスを弾き返す力。 】

日本のGKやDFや守備的MFの選手には、この能力が大きく不足している。あるいは、その能力が落ちてきている、と言っても良い。日本のサッカーが、アジア相手でも勝てなくなってきている1番目か2番目の理由が、そこにあると言っても過言ではないと思う。華麗なテクニックとパスワークによる攻撃をしてくるチームばかりが対戦相手ではない。むしろ、シンプルに、放り込み、サイドからのクロス、という事を、攻撃の主体にしてくるチームの方が多い。アジアならば、日本と対戦する海外のチームであれば、尚更そうであると言える。従って、それに対応できないようであれば、必然的に日本は勝てなくなると思う。


【 失点に繋がるようなミスをしない確実さ。 】

誰かがミスをしてもカバーし合えば良い。しかし、ミスをしてカバー、ミスをしてカバー、という戦い方になってしまったら、まともに戦えない。そういう状態から勝利をつかむのは至難の業。また、対戦相手が強くなれば強くなるほど、小さなミスでも見逃してくれない。我慢して戦っていれば、日本のチームの守備は必ずミスをするから、という対戦相手の声が聞こえてくる。守備というのは、攻撃と比べれば機械的な作業で、セオリーが確実であれば確実であるほど、プレイが精密であれば精密であるほど、強さが生まれて不安定さが消える。そして、日本人の気質を考えた場合には、そこを一番の武器にするべきだと思う。


【 同じ失敗を繰り返さない修正力。 】

考える力の重要さは、発想力だけではなく、修正力にもある。1対1という戦いであっても、戦術という戦いであっても、戦略という戦いであっても、最初から上手くできるかどうか、最初から正しくできるかどうか、という事よりも、どれだけ早く修正できるのか、どれだけ細かく細かく修正できるのか、という事の方が大切。自分で考えさせる指導法というのは、ゼロから考えさせるのではなく、修正力を身に付けさせるためのもの。失敗の原因を正しく特定し、それを修正する方法を考え(あるいは学び)、実行する。そして、そのプロセスのスピードを上げる。時に修正力は発想力に勝る。修正力が低いと勝つのは難しい。


【 フィジカルコンディションを落とさないタフさ。 】

中3日や中4日で試合をしても、大きくフィジカルコンディションを落とさないタフさ、というのが、サッカー選手には必要だと言える。もちろん、そのペースで1年間、1シーズン、戦えなければならない、という事ではない。ある時期にだけ訪れる、過密日程に対して、そこは乗りきれるようでなければ、一流の選手にはなれない、という事。更に言えば、全くフィジカルコンディションを落としてはいけない、という事でもない。その落ち幅をどれだけ少なくできるのか、という事が重要で、技術や戦い方を身に付けるのと同じぐらい、タフさを身に付けるのは重要だと言える。日本の選手は、まだまだタフさに欠けている。


【 組織力としての柔軟性。 】

情報の取得や分析が過去と比べて進んでいる今においては、1つの戦い方だけであると、数ヶ月や数年の内に対策されてしまう。また、サッカーは環境と戦うスポーツでもあり、一定の条件の下でしか力を発揮できない戦い方であると、恒常的な強さは手に入れられない。結局、1対1での強さや巧さ、放り込みやクロスを弾き返す力、失点に繋がるようなミスをしない確実さ、同じ失敗を繰り返さない修正力、フィジカルコンディションを落とさないタフさ、というのは、柔軟性のある強さ、という事を習得するためでもあり、それがポジションやシステムの柔軟性や適応力にも繋がるし、組織としての柔軟性にも繋がると思う。





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【2015/02/28 11:45】 | 育成・技術・練習論 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
強みは何かということには慎重にならないといけないと思いますが、私も現段階では日本の強みは守備にあると考えます。修正力とも関係していますが、コートジボワール戦で前半、自分達のサッカーができなかったことを私は強みと捉えていて、いつもと違うということを敏感に感じる力というのが日本の気質としてあるからです。しかし、感じていても、じゃあどうするかというセオリーがまだまだ足りていない。そのセオリーをしっかり精密に学習することは得意であると思うし守備は大きな武器になる可能性を秘めていると思います。さらには、セオリーが柔軟性につながり、集中力にもつながると考えます。集中力は気合でどうにかなるものではなく、有限なものです。有限な中でどう使うかということが大切であって、同じ戦い方でうまくいかないとなると不安も生じ、集中力はすぐになくなりパニックになって特攻モードに入ってしまうのだと思います。そうならないためにも、柔軟な戦いができるという安心感と柔軟な戦いの訓練による処理能力の節約が必要と思います。柔軟な戦い方の前提には様々な状況を想定しておくことが必要です。日本は直接的に経験したことは繰り返すことによってうまくこなしますが、そうではないことを事前に想定して訓練していくという考えが足りないように思います。もちろん試合状況を完全に予想はできません。何が起こるかわからない中でも様々なことを実験して解決するという訓練が必要だということです。セオリーが身についていればそちらに思考をまわす余裕も出てくると思います。油断してはいけないという試合前コメントがありながら、試合後、もっと想定しておくべきだったというコメントがあるのは、ヤバイと感じても何もできずにズルズルいってしまうことをあらわしていると思います。長文失礼しました。
【2015/02/28 12:36】 URL | #-[ 編集] | page top↑
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