シャビ・エルナンデス。ポゼッション・サッカーの申し子。最高の「水を運ぶ選手」。
ミスが少ない選手になるのは簡単ではない。パスを受ける、という事に関して、卓越したボール・コントロールの能力が必要になるし、常に正しいポジショニング、常に正しい向きでパスを受けなければならない。また、競りかけられてもボールを奪われない、それをかわしてしまう、という能力も高くなくてはならない。更には、パスを出す、という事に関しても、素早く正しい選択肢を選び、尚且つ、最適なスピードと針の穴を通すかのような精度が必要になってくる。そして、繋ぐ、という事だけではなく、シャビはキラーパスも繰り出せる。つまり、シャビという選手は、パスを受け、ボールをコントロールし、パスを出す、という事に関して、バルサの中だけではなく、世界の中でも、最高峰の選手だったと言える。

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しかし、シャビの良さはそこだけではない。彼は最高のバランサーだったとも言える。「4-1-2-3」の「2」の1枚、多くの場合は右、そこがシャビの主なポジションであったが、もう1枚がデコやイニエスタやセスクであった場合に、前後のバランス、左右のバランス、攻守のバランス、それを常に整え、崩れを起こさせないようにしていたのはシャビだった。時には2列目のように、時にはダブルボランチの1枚のように、時にはトップ下のように、時にはアンカーのように、更には、ウイングの選手が中央でプレイしたり、SBの選手が高い位置を取った時に、彼らが空けたサイドのスペースを的確なポジショニングでカバーリングしていたのもシャビだった。その動きと判断力は、まるで精密機械のようだった。

スペイン代表では、「4-2-3-1」で、ダブルボランチにアロンソとブスケツが揃っている時には、いわゆるトップ下というポジションでもプレイしたが、やはりそこでも、パスに関わる一連のプレイは最高の選手、最高のバランサー、という部分は変わらなかった。他にも、シャビの良さを挙げるとしたら、卓越したテクシャン・タイプの選手でありながら、ハイプレスにも高く適応した事で、ポゼッション・サッカーというのは、ボールを失わない、という事と同時に、すぐにボールを奪い返す、という事ができて成立するものであるから、その2つの事を高いレベルでパフォーマンスできたシャビというのは、まさにポゼッション・サッカーの申し子だったと言える。ポゼッション・サッカーの最高のピースだった。

似たような選手、同じようなタイプの選手、同じような役割を担う選手、というのは少なくないが、今現在でも、全盛期のシャビ以上の、パスに関わる一連のプレイは最高の選手+最高のバランサー+ポゼッション・サッカーの最高のピース、と言えるような選手はいないと思う。メッシやC・ロナウドのような格違いのスーパーな選手ではないし、派手さのある選手ではないが、グアルディオラ時代の圧倒的な強さを誇ったバルサ、EUROとW杯を制覇したスペイン代表、その両方のチームを下支えしていたのは間違いなくシャビという選手で、最高の「水を運ぶ選手」だったと言える。やや、ポゼッション・サッカー正義に頑なになり過ぎているところもあるが、それもまた、前述したような能力の高さ故であると思う。





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