リトリートした守備を崩すためのCFとトップ下のプレイ。守備の設定位置の決め方。アンカーについての考え方。イラク戦後とシンガポール戦前の香川と長谷部のコメントから。
「シュート数も少ないですし、どうやってゴール前に入っていくのか、という意味では課題かなと思います。ボランチがマンマーク気味に付いていたので、自分が動くことによってスペースを空けたりと、そういうことは意識しました。(イラク戦後の香川のコメント)」

「ボールを引き出す動きを常にしたいですし、中央で楔のパスであったり、ボランチの間で受けることは自分の良さでもあります。それがこのチームの良い結果につながると思っているので、そこでのボールの配給は意識したいです。ただ、マークはタイトに来ると思うので、その時には裏を狙ったり、スペースを空ける必要もあると思います。(シンガポール戦前の香川のコメント)」

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香川は、ボールを引き出す、中央で楔の縦パスを受ける、という事と、それが無理そうであれば、スペースを空ける動きをしたい、というような事を言っていたが、大概の場合は、相手が高さに弱くて、こちらのCFとトップ下が高さに強い場合には違うが、相手がリトリートして中央をがっちりと固める守備をしてきた場合に、最もプレイし難くなるのはCFとトップ下で、そこの2人がどのような連携をするのか、という事が1つのポイントになってくると思う。そして、そこの連携についてポイントとなってくるのは、トップ下がスペースを作って、という方ではなく、CFがスペースを作って、という方であると思う。

CFが下がって来て、バイタルエリアで数的優位を作ると同時に、相手のPA内にスペースを作る。そしてそこに、トップ下の選手が入って行く形。または、CFが最前線で相手のDFライン(特にCB)を押し下げ、それによってPA内のDFとMFの間にスペースを作る。そしてそこに、トップ下の選手が入って行く形。おそらく、そのどちらからの形を作る事が、最も得点に近づけるのではないかと思う。ポイントはトップ下ではなくCFによるスペースメイク。ちなみに、スペースとは言っても、広大なスペースが生まれる、という事でもないし、スペースが生まれるのは瞬間的なので、そこは勘違いしないで欲しい。


「前に速い時間帯はあってもいいと思いますが、それが全てではないと思います。少し時間を作って、サイドに開いてボールを受ける時間帯があっても良いと思います。レベルが上がっていくと簡単に裏を取れるわけでもない。明日のレベルはどうなるか分かりませんが、ファーストチョイスとして、どんどん裏へ飛び出していくことを求められているので、それは意識したいと思っています。それがダメだった場合には、ポジショニングを考えて声を掛け合ってやっていきたいです。逆に裏が空いているなら3トップが裏を狙い、自分はタイミングをずらして入っていければいいと思うので、そこはうまくやりたいと思います。(シンガポール戦前の香川のコメント)」

それから、トップ下の選手のプレイについては、今季のCL決勝のバルセロナの先制点の時のイニエスタの動き、というのが1つの参考になると思っていて、サイドにボールが展開された時に、良いタイミングを見計らってPA内へと入って行く、というパターンの攻撃がスムーズにできると、リトリートして中央をがっちりと固める守備を崩せるようになると思う。「4-2-3-1」のトップ下でも「4-1-2-3」の「2」のポジションでも、香川が言っていたような少し時間を作ってサイドに開いてボールを受ける時間帯では、前述したようなパターンによる攻撃というのが、1つのポイントになってくると言える。

ただ、1つ言える事は、中央突破で崩せるのであれば、中央突破で良い、わざわざサイドにまずは展開して相手の守備を広げて、という事をやらなくても良い、という事もあるし、リトリートして中央をがっちりと固める守備に対しては、もっと中央に中央に相手の守備意識を集中させて、サイドの選手(ウイングやSHやSB)がフリーでゴール前に入る形を作る、という方法もあるから、その両方の崩し方をできるようになる事が理想的だと思う。また、ミドルシュート、個のドリブルによる切り崩し、CBの攻撃参加、という事も、やはり効果的な方法なので、そういう形もトップ下やその動きとの関係で作って欲しい。


「突き詰めていけば、課題も多く出たかなとは思います。自分たちの守備の仕方。前から行くところであったり、ブロックを作るところで少し取りどころをうまく定められなかったかなと。相手がロングボールを蹴ってきたというのもあるんですけれど、もう少しサイドにボールを追いやってそこで取れれば良かったと思います。(イラク戦後の長谷部のコメント)」

なでしこのカメルーン戦の失点シーンもそうだったのだが、やはりボランチは前よりも後ろ、DFラインとの距離の方を重視しなければならないと考えていて、そこの距離がコンパクトで適切な距離感にある状態を基準に、DFラインをもっと高くとか、前の選手に前から行き過ぎないでブロックをしっかり作れとか、そうやって守備の設定位置を決めれば、ロングボールやカウンターへの対応力というのは上がると思う。サイドにボールを追いやって、というのは、それができてる状態からの話で、それができてない状態でサイドにボールを追いやろうとしても、プレスは効き難いし、対角線の展開で簡単に崩されてしまう。

また、アンカーだからと言ってDFラインの前に常に位置して守るわけではない、そこから出て守備対応する必要もあるし、攻撃参加して前に上がっても良い、というのはそうなのだが、それにはきちんと条件があって、そこから出て守備対応した場合には必ず止めなければならない(相手の攻撃を切らなければならない)、そこから出て攻撃参加した場合には必ず攻め切らなければならない(可能性が低くてもシュートで終わるとか)、あるいは、そこをカバーできる選手がいる状態であれば、という事がそう。それとやはり、アンカーには低い位置から攻撃を作って欲しい、という事もあるので、そこは正しく考えて欲しい。





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【2015/06/16 11:45】 | ハリルジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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