なでしこジャパン。成長あるいは維持もしくは復活が素晴らしいと思う選手たち。
大儀見優季

4年前と比べてシャープ且つ筋肉質になり、体がアスリート化した。なでしこジャパンで、主力となれている選手と、主力となれていない選手、あるいは、若手選手たち、その差が明確だと思うのは、体がアスリート化しているのかしていないのか、という事。また、日本の女子サッカーがなぜ4年前ぐらいからW杯で優勝できるぐらいにまで強くなったのか、という事についても、その1つの理由はそこにある。そして、大儀見の成長は肉体改造だけではなく、ポストプレイの質の向上、という事もあった。少し前までの大儀見のポストプレイというのは、受けて叩く、受けて叩く、という淡白なものだったが、今は粘ってボールキープしたり、しっかり「ため」を作って、というポストプレイもできるようになった。そういう大儀見のボールを収める力というのはかなり効いていて、なでしこの強さの1つになっている。

このブログは皆様の応援で継続されています。
記事を読む前に、
サッカー人気blogランキング
にほんブログ村 サッカーブログ
サッカー FC2 Blog Ranking
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
川澄奈穂美
安藤梢

4年前からずっと変わらない運動量を維持している川澄。1つ1つのプレイのパフォーマンスについては、良し悪しに波がある選手だが、運動量という事に関しては、4年前からずっと高い水準を維持し続けている。運動量があるという事は、ハイプレスの戦い方をする時はもちろん、堅守カウンターの戦い方をする時にも、川澄の運動量というのが反撃の鍵になり、特に試合の終盤になると、川澄の衰えない縦への推進力というのがチームを救ってくれる。それから、クロスについても絶妙になってきた。そして、安藤については、さすがに近年は以前と比べて落ちているが、それでも運動量は豊富な選手で、その運動量を活かした献身的な守備や前線でのアグレッシブさというのは、まだ若い選手たちよりも上にある。更には、DFラインの裏への走り、縦へ仕掛けるドリブル、というのも、まだまだ威力を保っている。


宮間あや

フィジカル・コンディションが悪かったり、トップ下やボランチのような中央のポジションで相手にガツガツと来られるような試合では、結構ミスを連発する傾向もあるが、サイドのポジション、あるいは、比較的余裕を持ってプレイできるような試合では、そのテクニックとパス(クロス)のクオリティの高さというのは超一級品で、そこに関しては世界の中でも頭ひとつ抜けている。セットプレイのキッカーとしても同様。それから、シュートが上手いので、意外と、ゴール前に入って行って得点を取る、いわゆるセカンドストライカーとしての能力も高い。更には、試合を読む能力と高いキャプテンシーも備えているので、フィールドの中の監督としてやムードメーカーしても機能する。ただ、タイプが異なるので、澤の後継者的に、という考え方はしない方が良いと思っていて、澤の後継者は他の選手に期待したい。


阪口夢穂

2008年の北京五輪の頃の阪口というのは、フィジカル的には既に通用していたが、まだテクニックという部分には不足があって、まだプレイが荒削りだったので通用していなかったのだが、2011年のW杯の時にはテクニック面で大きく成長しており、それから2012年のロンドン五輪、2015年のW杯と時を経るにつれて、フィジカルの強さとテクニックの両方を兼ね備える選手になった。フィジカル・コンディションにパフォーマンスが左右されやすく、そのためにパフォーマンスに波がある傾向もあるが、フィジカル・コンディションが良い時のパフォーマンスは驚くぐらい高い。どちらかと言えば、守備よりも攻撃を得意とするタイプのボランチで、佐々木監督は阪口をFWとして使った事もあるが、そうしたくなるぐらい得点がある。従って、澤や宇津木とボランチでコンビを組ませると力を発揮する。


宇津木瑠美

阪口と同じような感じで成長している選手で、少し前までは、フィジカルや運動量という部分では通用しているが・・・、という感じだったのだが、更にフィジカルが強くなった、更に対人が強くなった、という事と同時に、かなり足元のテクニックというのが向上していて、それで完全に世界でも通用するような選手になった。左利きである、という事も大きなプラスだと言える。それから、ボランチ、SB、CB、という複数の守備的なポジションをこなせる、守備のユーティリティ選手である、というのも宇津木の特長で、そういう選手である宇津木の成長というのは、なでしこジャパンをかなり救っていると言える。攻撃でも良さを見せる事はあるが、どちらかと言えば、宇津木は攻撃よりも守備で良さを発揮するタイプの選手で、そういう意味では、ボランチ澤の後継者というのは宮間よりも宇津木であると思う。


澤穂希

運動量やボール捌きというのは、さすがに近年は以前と比べて落ちているが、空中戦(ヘディング)の強さ、危険察知能力、攻守におけるプレイのアグレッシブさ、というのは4年前から変わっておらず、流石だな、という感じがしている。2011年のW杯(優勝)の時も2012年の五輪(準優勝)の時も、また、2014年のアジアカップ(優勝)の時も、ボランチ澤の存在感というのは顕著だった。ボランチ澤の何が素晴らしいのかと言えば、どの部分が優れているのかと言えば、それはやはり攻撃面よりも守備面で、前述したような優勝や準優勝は、ボランチ澤の守備力が大きかった、と言っても過言ではないと思う。そのポジション(エリア)でヘディングで跳ね返せる、危険察知能力に優れる、というのは、日本の女子サッカーにとってはとても大きいし、その能力を保ち続けている、という事が素晴らしい。


鮫島彩

2011年のW杯後は、2012年のロンドン五輪では準優勝したが、怪我などもあって近賀と共になかなかパフォーマンスが上がらなかった鮫島。パフォーマンスの上がらなさは特に守備面で大きなマイナスとなっていた。それもあって、佐々木監督は、左SBには鮫島ではなく宇津木や有吉を起用したり、鮫島をSBではなくSHで起用したり、という事をしていたのだと思うのだが、今回(2015年カナダ)のW杯直前になって急激にパフォーマンスを取り戻し、大会に入ってからは完全に2011年の頃のパフォーマンスを発揮。それどころか、経験によるものなのか、それに専念しているからなのか、守備面に関しては2011年の頃以上の安定感のあるパフォーマンスを発揮。完全に左SBのポジションを取り返した。それによって、宇津木をボランチ、有吉を右SB、と固定できるようになった事は大きい。


有吉佐織

最初の頃はミスも多くて攻守にパフォーマンスが低く、最低限の基準をまだ満たせていない、鮫島や近賀の代わりとしては大きく力不足、という感じだった。その後も、少しずつは良くなって行ったが、今回(2015年カナダ)のW杯直前になっても、右SBは近賀が良いのか有吉が良いのか、その判断が難しかった。しかし、大会に入ると、急激に攻守のパフォーマンスを上げ、いったい何をつかんだのか、本人に尋ねてみたいぐらいの活躍。鮫島と近賀が怪我していたり、そのパフォーマンスが上がらなかったり、それから、他のSBの選手もイマイチ・・・、という状況において、有吉が一番マシ、という消去法的な感じでの起用が続いていたと思うのだが、怪我の功名的に、それが功を奏したのかなと思う。左SBはやや守備的、右SBはやや攻撃的、という戦い方がハマったのかもしれない。一番のサプライズ。





このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、

サッカー人気ブログランキング

にほんブログ村 サッカーブログ

サッカー FC2 Blog Ranking

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


【2015/07/05 11:45】 | なでしこジャパン | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<アメリカ戦(女子) 【 とにかく次は絶対に勝ちたい。今はそう思うだけ。 】 | ホーム | なでしこジャパン。決勝戦。アメリカ戦についての攻守のポイント。>>
コメント
鮫島は大会中に復活した。その前はさっぱりなのでなぜ選んだか疑問だった。有吉は通用するかドキドキしたが素晴らしかった。謹賀も良いプレイをしていたので休ませても良かったと思う。アメリカ戦は疲れた印象だった。今大会の最大の驚きは宇津木だった。最高のアンカーだった。澤に替わる人はでてこないと思う。日本のペレだった。澤の代わりでなく違うチームを模索していくことになると思います。
【2015/07/14 22:46】 URL | 一服 #/5UrdHk2[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/3209-611b2252
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |