評価は減点方式ではなく加点方式で。個ではなく組織は桃源郷のようなもの。いかにシンプルにできるのか。そしてそのクオリティ。
【 評価は減点方式ではなく加点方式で。 】

日本の場合は、人を評価する時、サッカーでいえば選手を評価する時、加点方式ではなく、減点方式でやっていることが、やはり多いように思う。何か見過ごせない重大な減点材料があった時、プロの選手なら、絶対決めなければならないところでシュートを外したとか、あまりにも軽率なミスで失点を招いてしまったとか、試合の流れを変えてしまう全く不必要な退場をしたとか、あまりにも技術力が低いとか、あまりにもフィジカルやメンタルが弱いとか、そのような場合には、それが減点評価の材料になるのは仕方ないというか、当然だと思うが、そうではない場合には、基本的に、選手の評価というのは、加点方式でやるべきなのではないだろうか。

つまり、よりミスをしなかった人ではなく、より勝利に貢献した人を評価する、という事。結局、減点方式の何がマイナスなのかと言えば、積極性が失われる、という事。しかし、加点方式ならば、どれだけ勝利に貢献する守備や攻撃をしたか、という事が評価の大きなポイントになるが、減点方式の場合は、どれだけミスをしないか、どれだけ無難にプレーしたか、そのようなことに成果の基準が変わってしまい、結局チャレンジしない方が良い評価を得られる場合が多い、という事になってしまう。人を評価する時に本当に大事なことは、その選手の何が勝利に貢献できるのか、その選手の何がチームにプラスになっているのか、という事であると思う。

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【 個ではなく組織は桃源郷のようなもの。 】

個ではなく組織で勝負するとは言っても、その組織には、その組織の機能性を握る核となる選手が絶対的に存在して、その選手の個が強いからこそ、周囲の個の力が相手より劣っているかもしれない選手を押し上げることができる、それが組織である思う。11人対11人、基本的には数的同数で戦うのだから、そこに1人や2人、相手を上回われる強い個がいる事が圧倒的に有利であるのは当然であるし、もし、いわゆるスター選手が不在であるのに、圧倒的に強い個が不在であるのに、強いチームがあるとしたら、それは、目には見え難くても、その11人がほんの少しづつ微妙なところで、相手よりも個の力が強いからであると思う。

長所と短所がある選手の、長所だけをなるべくピッチで発揮できるようにし、短所はなるべく出ないようにする、そのために全員で補い合う、それが組織的という事であるとは思うが、しかし、そもそも長所が無かったり、また、そもそもその長所が世界に通じるレベルの武器ではなかった場合には、現実として、強いチームになる事は難しいと言える。これは、つまらない結論かもしれない。個の力が弱いのをどうやってカバーして強い組織を作るのか、それを考えるのが知恵者だ、と思うかもしれない。しかし、残念ながらそれは桃源郷のようなもので、理想の地はあくまで理想の地であり、空想の世界にしか存在しないものだと思う。

圧倒的に強い1人か2人の個で周囲を押し上げるチームを作る。全員の個の力がほんの少しづつ相手よりも高いチームを作る。このどちらかの方法でしか、強いチームを作る方法は無いのではないだろうか。システムや戦術というのは、すぐにでも真似したり取り入れることが可能。しかし、同じシステムや戦術を使っていても、そこに差は必ず生まれる。それはなぜなのかと言えば、やはり個の差でしかない。日本が、世界にまだ誕生していない、新たな素晴らしく強い画期的なシステムなり戦術を生み出し、それがまだ世界に浸透する前に戦う事ができるならば、個の力が弱くても組織力で勝つ事ができるかもしれないが、それは無い。


【 いかにシンプルにできるのか。そしてそのクオリティ。 】

サッカーには数多くの重要な試合、特別に価値のある試合、大きなプレッシャーが重く伸し掛かる試合、それがあると思うが、そのような試合を見た後にいつも感じるのは、結局そのような試合の勝敗を分けるものは、いかにシンプルにできるのか? そして、いかにそのシンプルなプレイのクオリティが高いのか? そこにあるのではないか、という事。それは、選手個々が持っている能力や特性を、シンプルにチームとしても個としても活かしていく、発揮させていく、という事であり、大舞台に立った時こそ、複雑な事や難しい事、120%のパフォーマンスを期待する事、それを求めるのではなく、攻撃でも守備でも、とにかく心に強く唱えることは、シンプルにプレーすれば良い、シンプルにプレーするべきだ、という事。

心も頭も整理して、一点の曇りも無い状態にする事、そういう迷いの無いプレーをする事、それが重要な試合になればなるほど、プレッシャーが重く伸し掛かる試合になればなるほど、強さを発揮できる源になるのではないかと思う。そして、更にその勝敗の行方を左右してくるのは、そのシンプルなプレイのクオリティであると思う。単純に、1対1での競り合いであったり、ボール受ける動きであったり、シュートであったり、運動量であったり、トラップであったり、ロングランニングであったり、裏を狙う動きであったり、縦や斜めへ走る動きであったり、ゴールを目指す動きであったり、前を向く、前に仕掛けるプレイであったり、中盤や守備ボックスでのプレスであったり、そういうシンプルな1つ1つが重要だと思う。

または、相手の弱点を攻め、相手の強点の威力を失わせる、そして当然、自分たちの強点を発揮し、自分たちの弱点を守る。とにかく、試合の勝敗を分けるものは、当り前のことを、どれだけ当り前にできるのか? 要するに、シンプルなプレイのクオリティ、その優劣こそが、重要な試合でのプライオリティである、勝敗を決定付ける多大な要素である、という事。強いチームを見て常に何を思うのか? 良い結果を出しているチームを見て常に何を思うのか? それは、重要な試合になればなるほど、いかにシンプルにできるのか? そして、そのシンプルなプレイのクオリティが勝敗を左右している、という事であり、これは当り前の事ではあるが、絶対に失念してはならない、普遍の真理ではないかと、個人的には強く思う。





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【2015/12/09 11:50】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
面白いですね。
今回の記事は、サッカーだけではなく、いろいろなことに通じることだと思いました。
【2015/12/10 00:46】 URL | つだ #-[ 編集] | page top↑
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