脱皮を繰り返して成長する蛇のようなチームになっている。 【 ポルトガル vs ウェールズ 】
試合 :EURO2016 準決勝
開催日:2016年7月6日
結果 :ポルトガル代表勝利
スコア:「2-0」
得点者:C・ロナウド ナニ

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前半はお互いに慎重で、スコアレスで終了。しかし、後半5分にCKからC・ロナウドが得点を奪うと、続く後半8分にもC・ロナウドのアシストでナニが得点を奪い、ポルトガルが後半の立ち上がり早々に2点のリードを奪う。その後は、ヴォークスを入れて2トップにしたり、チャーチとJ・ウィリアムズを入れて「4-1-2-3」にしたり、何とかして得点を奪おうとしたウェールズだったが、結局、そのまま試合はスコア「2-0」で終了。という事で、ポルトガルが勝利を収めて決勝戦へと進出した。


【 ポルトガル 】

FW C・ロナウド ナニ
MF J・マリオ A・シウヴァ R・サンチェス
MF ダニーロ
DF ラファエル B・アルヴェス フォンテ セドリック
GK R・パトリシオ

FW C・ロナウド クアレズマ
MF A・ゴメス J・モウティーニョ J・マリオ
MF ダニーロ
DF ラファエル B・アルヴェス フォンテ セドリック
GK R・パトリシオ

負けてもおかしくない試合で引き分けたり勝ったり、そういう幸運があったり、試合を重ねる度に成長していくというのか固まっていく、そういうチームがヌルヌルと勝ち進む、というのは、やはり、あるのだなと思う。攻守にあまり機能していない状態で大会に入って、しかし、グループステージを3分けの3位で通過し、決勝トーナメントも厳しくないブロックの方に入って、クアレズマのスーパーサブ起用も然り、R・サンチェスの登場も然り、DFも毎試合のように模索しながらも良くなり、図らずも長い助走期間が取れた事によって、大会中にチームを作る事ができた、という感じがする。

戦い方も、前の5枚が流動的な仕様から入り、「4-3-3」にしてみたり、中盤の選手配置も毎試合のように模索して、しかし、「4-1-3-2」という形に定まり、流動性も控え目にして守備を安定させる方を選択し、そして、中盤において、どの選手をどの位置で使うのか、という事も決まって、今大会のポルトガルというのは、まるで、脱皮を繰り返して成長する蛇のようなチームになっている。このまま、蛇のようにヌルヌルと優勝してしまうのか、それとも、最後はゴールの前で刺されてしまうのか。決勝戦の相手がフランスであれドイツであれ、そこが、最初で最後の難関ではある。


【 ウェールズ 】

FW ロブソン=カヌ
MF キング ベイル
MF レドリー アレン
DF テイラー チェスター A・ウィリアムズ コリンズ ガンター
GK ヘネシー

FW チャーチ ヴォークス ベイル
MF キング J・ウィリアムズ
MF アレン
DF テイラー チェスター A・ウィリアムズ ガンター
GK ヘネシー

守備は大丈夫だと思ったのだが、C・ロナウドに上手く1対1に持ち込まれてしまい、という部分だったと思う。出場停止のデイヴィスに代わって出場したコリンズは、1対1でよくC・ロナウドを抑えていたのだが、途中からC・ロナウドが1対1の相手をチェスターに変えると、特に高さ、空中戦という部分で厳しくなってしまった。今大会のウェールズの守備は、相手の少しの変化に対応できない、または、対応が遅れてしまう、という事があり、しかし、ベルギー戦ではそれでも耐えたので、ポルトガル戦でも同じような感じで大丈夫だと思ったのだが、やはりC・ロナウドは格が違うのか。

攻撃については、やはりラムジーの欠場というのが大きく、レスターでのキングというのは、もう少し中盤を作るイメージがあったのだが、この試合では、どちらかと言えばゴール前に飛び込むプレイが多く、そのぶんだけベイルとアレンに負担がかかっていた。今までもベイルは中盤で攻撃の組み立て役もやっていたが、よりそうしなければならなくなり、終盤は体力的に厳しくなったし、得点を取らなければならない時に高い位置でプレイできなかった。また、中盤の底からのパス出しがアレンだけでは難しくなった時には、それをラムジーが助けていたのだが、それが無かったので厳しかった。





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