EURO2016は、日本が最も学べる大会だったと思う。
個人的には、EURO2016は近年のEUROで最も面白い大会だった。2008、2012、2016、3大会連続で、ほぼ全試合を観たが、試合数が増加したのにも関わらず、今大会、EURO2016は観ていて辛くなったり眠くなったりする試合が無かったと言っても構わない。その大きな理由は3つで、1つには、特色がハッキリと出ていたチームが多かった事。そして、2つには、タレント力で劣るチームがタレント力で勝るチームにどうやって戦うのか、という試合が多く観られた事。また、3つには、途中で変化を起こしたチームが多かった事で、優勝したポルトガルがその筆頭だった。

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特色というのは、それぞれのチームの国民性の反映、という事もそうだが、それよりも、それぞれのチーム事情が明確だった、という事。特定の個の存在を活かせていたチームと活かせていなかったチーム、特定のポジションに人材不足を抱えていたチーム、タレント力はあるが組織力に問題があったチーム、組織力はあるが個の力不足があったチーム、監督の采配に問題があったチーム、トレンドに取り残されていたチーム。全ての国のチームにおいて、何がストロングポイントで何がウィークポイントであったのか、そこが明確だったので、その中でどう戦うのか、という興味を持ち続ける事ができた。

そして、参加国が増えた事で、レベルの低下、という事も懸念されていたが、日本代表がW杯のような舞台でどう戦うべきなのか、という視点で観た時には、タレント力で劣るチームがタレント力で勝るチームにどうやって戦うのか、という試合が多く観られた事は意義深かった。それは、チーム作りから、戦術やシステムという戦い方から、どういう個の力を高める必要があるのか、そして、サポーターの在り方、という事まで、参考になるような要素が多かった。また、その多くの事は、日本代表あるいは日本のサッカーでもできる事であり、EURO2016は、日本が最も学べる大会だったと思う。

また、ポルトガルもそうであるし、フランスもそうであるし、多くの国のチームには、大会中での変化、1試合ごとの変化、というものがあり、その事もまた、興味を持ち続ける事ができた理由の1つだった。成功したものもあれば、失敗したものもあるが、相手によって布陣や戦い方を変えたり、より良い布陣や戦い方を試行錯誤して模索しながら、というのは、常に探し続けるべきである、という事を再認識させられた。結局、相手もそうだが、自分たちも、大会前と大会に入ってからでは、様々な事で想定外が起きるので、そうである事を大前提にして、どのような大会にでも挑むべきであると思う。





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