より求められる、個で「はがす」能力。
なぜ清武はセビージャで苦しんだのか。ナスリの加入と活躍が決定的なダメージになった事は確かだが、もしそれが無かったとしても、主力になれたかどうかは半々だったと思う。その理由の1つは、複数のポジションでプレイする事が強く求められるサンパオリのサッカーにおいて、戦術的な理解度が少し足りなかった、という事もあるが、もう1つあった大きな理由としては、個で「はがす」能力の足りなさがあったと思う。

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魔法のようなスルーパスも見せたし、清武のプレイはチームの攻撃のリズムを良くする事もあった。しかし、個で「はがす」能力が足りなかった事によって、攻撃では決定的な仕事をする力が欠けていたし、守備では決定的なピンチを招くボールロストも少なくなかった。もちろん、個ではなく組織で、連携で、というのは1つの理想であるが、それとは表裏一体に、そこを個で打開できれば、というのも1つの理想だと言える。

そこは二元論で語れない要素であるが、ポゼッションとカウンターの関係と同じように、高いレベルへ行けば行くほど、その両方の力が必要になってくる。ちなみに、中村俊輔も、リーガ・エスパニョーラでは、個で「はがす」能力の足りなさによって苦しみ、それが成功できなかった原因の大きな1つだったと思うし、乾がそれなりに活躍できているのは、ドリブルという武器を持ち、個で「はがす」能力が有るからだと思う。

そして、個で「はがす」能力、という観点から言えば、リーガ・エスパニョーラだけではなく、プレミアリーグやセリエやブンデスリーガでも同じ。岡崎がプレミアリーグであまり得点を取れずに苦しんでいるのは、与えられている役割も大きな理由の1つではあるが、もう1つには、決定的な場面において、個で「はがす」能力が足りないから。また、本田についても、スソとの決定的な差になっているのは、そこだと言える。

それから、香川についても、何が落ちてきたのかと言えば、やはり個で「はがす」能力。中盤でボールを持った時であれ、ゴール前やフィニッシュのところでボールを持った時であれ、2011年ぐらいをピークに、香川の個で「はがす」能力は落ちてきていると感じる。それは、トレンドがポゼッションからカウンターへと移行するにおいて、より求められるものとの乖離でもあり、その事が香川の立場をより厳しくしている。

どのような局面、どのような試合展開であっても、個で「はがす」能力の高さが示す有効性は大きく変わらない。1つ「はがす」事で、ピンチが一転してチャンスになったり、守から攻への切り替えがスムーズになったり、組織的ではなくても数的優位を作る事ができたり、相手の守備に綻びを生じさせる事ができる。もちろん、得点を取る、という事においても、それは1つの大きな要素であり、決定力もそこに依存してくる。





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