総じてテクニックの高い選手が多い印象だった。久保建英と中村敬斗を筆頭に、上月壮一郎、平川怜、福岡慎平、そして、左SBの鈴木冬一と、フランスやイングランドを相手にしても、テクニック面では同等かそれ以上だったと思う。しかし、6得点を奪った初戦のホンジュラス戦以外は、フランス戦では1得点、ニューカレドニア戦でも1得点、それから、イングランド戦では無得点と、高いテクニックが得点にはあまり繋がらなかった。
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その原因は何か? 1つには、ホンジュラスが酷すぎた、という事はあったが、ニューカレドニアも含め、ホンジュラス以外は、個としても組織としても、守備がしっかりしていた、という事はあった。しかし、その最たる原因は、やはり、フィジカル的な差の部分にあったと思う。抜け出せたと思っても追い付かれてしまう、かわせたと思っても足が伸びてきて引っ掛けられてしまう、ボールキープできてもサイドへと押し出されてしまう。
クロスを入れても球際のところで弾き返されてしまう、PA内へ入れたとしてもフィジカルの壁に立ち塞がれてシュートができない。シュートまで持ち込めたとしても、その前段階のところでパワーを使い果たしてしまって、強いシュートや精度の高いシュートができない。特にゴール前やバイタルエリア内というのは、相手が強度的にも人数的にも対応をしっかりとしてくるので、なかなかテクニックだけでは攻略できない。打ち破れない。 やはりそこでは、テクニックにプラスして、スピード、パワー、というフィジカルで、勝てなくても負けないぐらいの力が必要であり、やはりその部分が得点力(決定力)不足の最たる原因になっていたと思う。相手の守備が個としても組織としてもしっかりとしていた場合、崩しきる、という事はなかなか難しい。そうなった場合、どこかでは強引に突破する必要があり、それをテクニックだけでやろうとするのは、かなりの難しさがある。 それから、守備についても、結果的には、フランスに2失点、イングランドに無失点と、かなり健闘したと言えると思うが、内容を見てみれば、特にフランスとイングランドに対しては、大量失点だったとしても不思議ではなかったと言える。そして、その原因は何だったのかと言えば、やはり、個でぶっちぎられてしまったり、競り合いでなかなかボールを奪えない、つまりは、フィジカル的な部分での差が、大きくあったからだと言える。 もちろん、フィジカルに関しては、日本の選手が上回るのは難しいと思う。そして、連携であったり、献身性であったり、粘り強さや運動量(スタミナ)であったり、そういうもので、日本が守りきる事は可能であると思う。しかし、やはりそれにも限界はあるわけで、特にその確率を上げるためには、どうしても個のフィジカル的な部分で、少しでも対応できる力を上げる必要がある。長所を伸ばすだけでなく短所も補わないと厳しくなる。 今回の場合、高さを武器とするようなFW、圧倒的な高さや空中戦の強さで勝負するようなFWが、相手に存在していなかった事は日本に幸いしていたと思う。スピードもそうだが、やはり日本の守備は、そういうFWへの対応を苦手としている。年代的に言えば、U-17は、まだまだ長所を伸ばすべき年代ではあると思う。しかしながら、もうテクニックはかなり高い選手が多いので、それを活かすためにも、今後はフィジカルだと思う。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「参考になった」と思いましたら、 サッカー人気ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログ サッカー FC2 Blog Ranking 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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