何度も書いてきたが、アギーレやハリルホジッチというのは、意図的な、反ポゼッションサッカーをやる監督の招聘であり、堅守カウンターの戦い方を日本代表に落とし込ませるための招聘だったわけで、それから、もう1つには、W杯という舞台で力を発揮できる、つまりは、W杯で既に実績のある監督を、という事も、アギーレとハリルホジッチを招聘した理由だったはず。という事は、今回の解任というのは、その2つの招聘理由を覆した、そうしてくれと頼んでおいて、日本側が裏切った、という事になってしまう。
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短所を補おうとする事は、長所を活かそうとする事よりも、もっと時間が必要になる。しかし、長所を活かそうとするだけのサッカーでは勝てないから、あるいは、その長所をより活かすためには、短所を補う必要もあるから、難しい、という事はわかっていても、今回はそこに取り組みましょう、という事であったはず。もちろん、当然、そうであったとしても、W杯への出場権を逃してしまう、という事だけは許されないと思うから、その可能性が大きくなってしまった場合には解任する、という事だけはあったと思う。
しかし、そこは乗り越えたので、後はW杯へ向けての準備をするだけと。ところが、W杯への出場を決めてからW杯へ至るまで、その間の準備というのが、特に日本の場合には難しいところがある。主戦場がアジアからアジア外へ移った時に、個の力の足りなさが大きく露呈する。海外組の選手たちでも、世界のトップレベルからは1つ2つ個の力が落ちるし、大概の国内組の選手たちは、アジアで互角かそれ以下のレベルの個の力しかない。そうなってくると、戦い方は一択しかないのだが、日本の選手はそれが苦手である。 というジレンマに嵌まり込む難しさが日本にはある。しかし、今回の場合は、それでもブレずに堅守カウンターで、という事をコンセプトにしていたはずで、3月のマリ戦とウクライナ戦も、ハリルホジッチはそのつもりで選手をテストしていたはずだが、急転直下、日本サッカー協会がそれを裏切った。筋を通せば、選手たちが不満を抱いた場合には、今回はこういうコンセプトでW杯を戦うから、と選手たちを説得、納得させなければならないのが日本サッカー協会の立場であり、そうしなかった事は裏切りでしかない。 更に言えば、それでも不満を持つ選手たちがいたら、そういう選手たちは外しても良い、そうやって一致団結して戦えるチームにしよう、とハリルホジッチを支持するのがサッカー協会の立場であったはず。なぜならば、その理由は冒頭に書いた通り。従って、どのような言い訳をしても、日本がハリルホジッチを解任した事は、大きな裏切り行為以外の何物でもない。ロシアW杯まで二ヶ月。日本代表は目先の結果よりも大切な物を捨てた。成長よりも偽りの強さを選んだ。手柄の横取りか責任逃れか。卑怯者は去るべし。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「参考になった」と思いましたら、 人気ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログ サッカー FC2 Blog Ranking 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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いつもブログみてます。初めて書き込みさしていただきます。使われない選手が不満を溜め込むって当然で選手との確執のないチームって存在しないと思うんです。会長はそれを解任の理由に挙げてましたけど、肝心のサッカーの話をしてないって、どういう事なんだろうって思うんです。
例えば戦術に改善する様子が全くみられなかったとか、あれでは無理だって言う方がまだ納得した人いると思います。解任の理由の意味もわからない、解任する時期も最悪。何が起こってるのかって言ったらハリルが解任されて技術委員長が監督になっただけって私たちには理解が全く出来ないのです。これは何が起こってるんでしょうか? 個人的にはバルデラマのときのコロンビア代表と同じ感じがしています。パスサッカーにこだわりすぎる。どこかで本当に低迷し、W杯に出られなくならないと気づかないのでしょうか。
2日連続の糾弾記事、有難う御座います。
いつもながらの理路整然としたこちらのブログ記事を拝読して、溜飲が少し下がった気はします…が、今回のことはひとりの日本サッカーファンとして看過してはならないことだと思います。 まだ心の中では… 明日の西野監督の会見に急遽ハリルも出席。前言撤回して、ハリルにロシアW杯を任せることにした、という会見を期待しています。まだ1%でも可能性があるなら。 It's never too late. 今からでも遅くはない。 まぁ…可能性0%でしょうけど。 非常に残念ながら。 ザックの時から選手達の声を聞きすぎてるなとおもっていました。
ザックは性格上折れたのでしょうが協会がもっと監督と選手の間にたち監督の思いをちゃんと伝えるべきだったんじゃないかと思います。 今回の解任の件でも協会側があんな曖昧な会見を開いては憶測を呼ぶだけで選手たちも気の毒です。 管理人さんの意見に大賛成です。
なぜここで掌を返さなきゃいけなかったのか。 その裏にあるであろう事実を知りたいですし、そこを追求しなければ同じことを繰り返すのみだと思います。 「ポゼッションサッカーこそが日本らしさ」
「日本は準強豪国なので親善試合でも結果を出さなければならない」 一部のファンや選手、メディア、協会が創り出すこのような「空気」こそが日本サッカーの進歩を妨げているように思います。 管理人様の仰るようにサッカーは彼我のコンディションや戦術など様々なファクターが絡み合って勝敗が決まります。自分たちの良さを出そうとするよりも相手の良さを消すことに注力したほうが良いときもあります。特に日本は強豪国ではないのだから尚更です。そこが上手くいかなければイタリアやオランダでさえ苦杯を嘗めてしまうのですから。 代表はW杯本戦で結果を出すことが最大最終の目標であり、監督の評価はそこでなされるべきです。今回の解任劇でハリルジャパンを「正当に」評価・総括する機会が失われたのは残念でなりません。 しかしこれで2回連続で監督招聘に失敗したわけですが、協会はどう責任を取るのでしょうか。変化を嫌い、責任の所在をなあなあにする体質を打破してくれる国際経験豊富な世代が早く要職に就いてくれることを願うばかりです。 これはサッカー界に限らず日本が直面している問題だと思います。 最後に、いろいろ不満もありましたが火中の栗を拾って日本をW杯に導き日本サッカーの在り方に一石を投じてくれたハリルには感謝しかありません。 駄文長文失礼しました。 |
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